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つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

さんらんたる芸術のなかに われ座す ぜいたくに 強烈に 執拗に 深刻に    村山槐多

2020年11月14日 | 日記・エッセイ・コラム
画家の詩を二篇と詩人の絵を二作品、ご覧いただきました。みなさまはどのようなご感想をお持ちになられたでしょうか?明治、大正時代の芸術において、詩という文学と絵画という美術は大変な接近を果たしました。それまで、物語、漢詩、俳句、和歌などのジャンルしか持たなかった日本の文学界は西洋化とともに詩に出会い、多くの表現を生み出しました。そして、その表現はそれまでの日本の画壇が大切にしてきた題材や構図などの古典 . . . 本文を読む
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詩と絵④

2020年11月13日 | 日記・エッセイ・コラム
とおいところゆうがたのひさしの そらを みあげるとくものすにカと ならんで ほしが かかっているああほしがカと まぎれるほどのこんなに とおい ところでわたしたちは いきているカやクモやその ほかのかぞえきれないほどのいきものたちと いっしょにまどみちお絵 1961年 鳥のくる池 . . . 本文を読む
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詩と絵③

2020年11月13日 | 日記・エッセイ・コラム
宮沢賢治わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です(あらゆる透明な幽霊の複合体)風景やみんなといつしょにせはしくせはしく明滅しながらいかにもたしかにともりつづける因果交流電燈のひとつの青い照明です絵 時代不詳 日輪と山 . . . 本文を読む
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詩と絵②

2020年11月11日 | 日記・エッセイ・コラム
なんとなくわびしき日かなこの屋並独り身のわびしき日かな今日去りぬ君が来てくれというのでもなくさびしく人を恋うる日もある誰を?それがわからない一杯の酒「一杯の酒」と詩が結ばれると、、そうですね、、画家山口薫の詩です。そしてここに添えられていた作品は「サラサラ粉雪ふる」 描かれているのは甲斐犬のクマちゃんでしょうか。 . . . 本文を読む
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詩と絵①

2020年11月11日 | 日記・エッセイ・コラム
「天に続く道」絵筆をかついでとぼとぼと荒野の中をさまよへば初めて知った野中に天に続いた道がある自分の心に独りごといひながら私は天に続いた道を行くこれは、大変有名な松本竣介の詩です。そしてこの図録にはこの詩に「郊外」という作品が掲載されています。 . . . 本文を読む
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