異端児ほど力を発揮することを知るべきです！

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【贈る言葉】

新規事業は、ナンバーワンばかりではうまくいかないことを経験として痛切に感じていた。

　　　　　　　　　～河原成昭～

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【本文】

■異端児ほど力を発揮することを知るべきです！■

新浪社長はローソンが１００円均一の「ローソンストア」を立ち上げるに当たって当時上級執行役員補佐という立場にあった河原氏にメンバーの選出を任せた。

このような新規事業の立ち上げに当たっては、どこの会社も各部門のナンバーワンクラスの社員をかき集めてプロジェクトチームを編成するのが普通だ。

ところが河原氏はリストの中に異端児と思しき社員を多数ちりばめていたのだ。

リスト表を見て新浪社長の顔が突然曇ったそうだ。

恐らく「ひどいメンバーを集めたものだ」と思ったからだろう。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

しかし、異端児を多数ちりばめたチームが大きな力を発揮することになるのに時間はかからなかった。

次々ユニークな企画が飛び出し、それを具現化するためのアイディアも次々飛び出した。

新浪社長から出された「ダメ出し」をみんなでカイゼンし、異端児の方が力を発揮することを証明して見せたのである。

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時には「協調性」の発揮も大事になります！

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【贈る言葉】

優れたリーダーであるためには力が必要だが、その力を得るには協調が必要である。

　　　　　　　　　～ナポレオン・ヒル～

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【本文】

■時には「協調性」の発揮も大事になります！■

「協調性」とは、性格や意見の異なるもの同士がお互いに譲り合って調和を図ることだ。

英語にTrade-offという単語があって本来の意味は「物々交換」とか「取引」と言う意味だが、品質管理の用語の中には「歩み寄り」と出ている場合がある。

つまり、日本語の「協調性」に近い。

力のないリーダーは、上から与えられた権力を傘に着てメンバーを束ねて目的達成に向かわせようとするが、大概うまくいかない。

メンバーから出されたさまざまな意見にも耳を傾け、企画のどこかにその意見の一部を盛り込むことが必要だ。

メンバーも出した意見がみんな通るとは思っていないだろう。

出した意見の一部でも何らかの形で盛り込まれれば多くの場合納得してくれる。

ただ納得するだけではなく、実行の段階でのパッションとモチベーションが違ってくる。

協調しすぎるとノンポリになってしまい、よくない。

時には「協調性」の発揮も大事だと覚えておくとよい。


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