第11日 2011年3月6日(日)
=65番三角寺、別格13番仙龍寺、14番椿堂=
6時起床、6時45分から朝食をして、7時15分に蔦廼屋を出た。JR予讃線伊予土居駅発
7時22分発の上り電車で、7時33分に伊予三島駅に着く。
昨日のゴール、伊予寒川駅から約4㎞をカットして、今日は伊予三島駅をスタート地とする。
午後は雨の予報だが、まだ青空が見える。四国中央市役所前の、サークルKで弁当を仕入
れ、松山自動車道の南に回った。
銅山川発電所の先にある戸川公園で小休止する。公園は、銅山川からの疎水完成を記念し
て設置したもの。疎水関係者の記念碑や、四国遍路者の供養塔などがある。
上柏町の家並みを抜けて、りっぱな遍路石のところで、車道から離れる。用水沿いの遍路道
に入り、ミカン畑の間を上がる。
高度が上がり、三島の町並みの展望が広がる。
ウグイスの声を聞きながら林間を上がって、65番三角寺に着いた。
参拝を終えて納経所で、これから行く別格13番仙龍寺への遍路道のことを訪ねたら、納経
所の奥様から、「遍路道は分かりにくいから、車道を行くように」と勧められ、そうすることにす
る。
車道を1㎞ほどで、右に上がる車道へ。車のすれ違いがやっとのところもあるが、車の交通
量はほとんどない。樹林の切れ目から、遠望の得られるところがあった。
緩やかに上がり、標高480mの堀切峠を越えてからは、緩やかに下る。
三差路になっている中山口バス停で、国道319号へ。この付近から雨となり、ザックカバー
を付けてポンチョを被る。下って行くと、新宮ダムが見えてきた。
水の少ない新宮ダム際に下り、西に500m余り進む。
「四国総奥之院」の標石の横から急な石段を上がって、標高230mの山腹にある、別格霊場
13番の仙龍寺へ正午過ぎに着いた。
弘法大師が42歳の弘仁6年(815)、岩窟にこもって修行した霊跡で、厄除大師、虫除大師
として、参詣者が多いようだ。
本堂へは、靴を脱いで上がってお参りする。本尊は弘法大師なので、大師堂はない。
納経所は、「昼食時間で不在」の表示があったので、私も本堂前のベンチに戻って昼食をする。
しかし、雨で気温が下がってきて寒い。
納経所に戻り、さらに少し待って御朱印をいただく。後からご夫妻の参拝者があり、その納経
帳は、御朱印で朱に染まっていた。
ダムサイトを東へ、ダム工事で水没したことを記す「吉野小学校跡地の碑」を過ぎ、少しずつ
上がってダムサイトから離れた。
3.6進んで標高400m地点で堀切トンネルに入る。長さ1,259.5mを直線で抜けているが、
交通量はそう多くない。
トンネルを出て西に向かって下り、1.5㎞ほどの半田集落で、三角寺からの車道に合した。
近くのゆらぎ休憩所で小休止する。
棚田や集落などを見下ろしながら、東に少しずつ下る。半田集落に、ガレージがお遍路さん
休憩所になっているところがあった。
高知自動車道下を通過し、別格霊場14番の椿堂に着く。その名の通り、境内にはツバキが
多い。歩き遍路は納経料はお接待、せんべいのお接待もいただいた。
国道192号に出て県境の境目トンネルに向かうが、携帯のバッテリーが切れそうなので、急
ぎ今夜の宿、民宿岡田に連絡する。
下川口バス停の先に、新しいヘンロ小屋37号しんきん庵・法皇があったので休み、パン2切れ
と水分補給をした。
濃いガスが山肌を包む。県境まで緩やかな上りが続き、愛媛・徳島県境を貫く長さ855m
の境目トンネルを抜ける。
吐く息が白く、トンネルを出たところの温度は6度を示すが、上り道で汗ばみ寒さは感じない。
民宿岡田には18時6分に着いた。すぐに風呂に入らせてもらい、洗濯物は若おかみさんが
洗濯機に投入し、乾燥までしてもらった。
遅く着いたので、先着の瀬戸市の60代の男性遍路さんが夕食を食べ終えた頃、私も食事
の部屋へ。その方は、毎年、誕生日の2月27日に遍路に出て、10日ほどの区切り打ちをさ
れているという。
岡田の親父さんもお元気で、いつものようになごやかに、食後のひとときを過ごした。
部屋の壁面には、泊まられ遍路の方からの写真がいっぱい。前回お世話になった際にお送
りした、私の写真も貼ってあった。
【コースタイム】伊予三島駅7・35ーサークルK7・45~57ー戸川公園8・23~30ー遍路道へ
8・50ー65番三角寺9・36~10・00ー堀切峠10・50ー中山口BS11・09~15ー古野BS11・52
ー別格13番仙龍寺(昼食)12・05~13・07ー堀切トンネル入口14・11ーゆらぎ休憩所14・56~
15・05ー別格14番椿堂15・45~16・10ーヘンロ小屋37号16・50~17・00ー境目トンネル入口
17・28ー民宿岡田18・06
(天気 晴後雨、距離 31㎞、歩行地 四国中央市、徳島県三好市、歩数 53,700、
遍路地図 70ー1、70ー2、99ー1、72ー1)
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=65番三角寺、別格13番仙龍寺、14番椿堂=
6時起床、6時45分から朝食をして、7時15分に蔦廼屋を出た。JR予讃線伊予土居駅発
7時22分発の上り電車で、7時33分に伊予三島駅に着く。
昨日のゴール、伊予寒川駅から約4㎞をカットして、今日は伊予三島駅をスタート地とする。
午後は雨の予報だが、まだ青空が見える。四国中央市役所前の、サークルKで弁当を仕入
れ、松山自動車道の南に回った。
銅山川発電所の先にある戸川公園で小休止する。公園は、銅山川からの疎水完成を記念し
て設置したもの。疎水関係者の記念碑や、四国遍路者の供養塔などがある。
上柏町の家並みを抜けて、りっぱな遍路石のところで、車道から離れる。用水沿いの遍路道
に入り、ミカン畑の間を上がる。
高度が上がり、三島の町並みの展望が広がる。
ウグイスの声を聞きながら林間を上がって、65番三角寺に着いた。
参拝を終えて納経所で、これから行く別格13番仙龍寺への遍路道のことを訪ねたら、納経
所の奥様から、「遍路道は分かりにくいから、車道を行くように」と勧められ、そうすることにす
る。
車道を1㎞ほどで、右に上がる車道へ。車のすれ違いがやっとのところもあるが、車の交通
量はほとんどない。樹林の切れ目から、遠望の得られるところがあった。
緩やかに上がり、標高480mの堀切峠を越えてからは、緩やかに下る。
三差路になっている中山口バス停で、国道319号へ。この付近から雨となり、ザックカバー
を付けてポンチョを被る。下って行くと、新宮ダムが見えてきた。
水の少ない新宮ダム際に下り、西に500m余り進む。
「四国総奥之院」の標石の横から急な石段を上がって、標高230mの山腹にある、別格霊場
13番の仙龍寺へ正午過ぎに着いた。
弘法大師が42歳の弘仁6年(815)、岩窟にこもって修行した霊跡で、厄除大師、虫除大師
として、参詣者が多いようだ。
本堂へは、靴を脱いで上がってお参りする。本尊は弘法大師なので、大師堂はない。
納経所は、「昼食時間で不在」の表示があったので、私も本堂前のベンチに戻って昼食をする。
しかし、雨で気温が下がってきて寒い。
納経所に戻り、さらに少し待って御朱印をいただく。後からご夫妻の参拝者があり、その納経
帳は、御朱印で朱に染まっていた。
ダムサイトを東へ、ダム工事で水没したことを記す「吉野小学校跡地の碑」を過ぎ、少しずつ
上がってダムサイトから離れた。
3.6進んで標高400m地点で堀切トンネルに入る。長さ1,259.5mを直線で抜けているが、
交通量はそう多くない。
トンネルを出て西に向かって下り、1.5㎞ほどの半田集落で、三角寺からの車道に合した。
近くのゆらぎ休憩所で小休止する。
棚田や集落などを見下ろしながら、東に少しずつ下る。半田集落に、ガレージがお遍路さん
休憩所になっているところがあった。
高知自動車道下を通過し、別格霊場14番の椿堂に着く。その名の通り、境内にはツバキが
多い。歩き遍路は納経料はお接待、せんべいのお接待もいただいた。
国道192号に出て県境の境目トンネルに向かうが、携帯のバッテリーが切れそうなので、急
ぎ今夜の宿、民宿岡田に連絡する。
下川口バス停の先に、新しいヘンロ小屋37号しんきん庵・法皇があったので休み、パン2切れ
と水分補給をした。
濃いガスが山肌を包む。県境まで緩やかな上りが続き、愛媛・徳島県境を貫く長さ855m
の境目トンネルを抜ける。
吐く息が白く、トンネルを出たところの温度は6度を示すが、上り道で汗ばみ寒さは感じない。
民宿岡田には18時6分に着いた。すぐに風呂に入らせてもらい、洗濯物は若おかみさんが
洗濯機に投入し、乾燥までしてもらった。
遅く着いたので、先着の瀬戸市の60代の男性遍路さんが夕食を食べ終えた頃、私も食事
の部屋へ。その方は、毎年、誕生日の2月27日に遍路に出て、10日ほどの区切り打ちをさ
れているという。
岡田の親父さんもお元気で、いつものようになごやかに、食後のひとときを過ごした。
部屋の壁面には、泊まられ遍路の方からの写真がいっぱい。前回お世話になった際にお送
りした、私の写真も貼ってあった。
【コースタイム】伊予三島駅7・35ーサークルK7・45~57ー戸川公園8・23~30ー遍路道へ
8・50ー65番三角寺9・36~10・00ー堀切峠10・50ー中山口BS11・09~15ー古野BS11・52
ー別格13番仙龍寺(昼食)12・05~13・07ー堀切トンネル入口14・11ーゆらぎ休憩所14・56~
15・05ー別格14番椿堂15・45~16・10ーヘンロ小屋37号16・50~17・00ー境目トンネル入口
17・28ー民宿岡田18・06
(天気 晴後雨、距離 31㎞、歩行地 四国中央市、徳島県三好市、歩数 53,700、
遍路地図 70ー1、70ー2、99ー1、72ー1)
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