あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

桂離宮の参観

2006-04-16 19:35:47 | 京都を歩く
 京都の3日目は、新年早々に申し込んでおいた桂離宮の参観です。この日も
1日となりました。

06年4月11日(火)
 大宮駅からの阪急電車を桂駅で降りる。桂離宮までは住宅地をおよそ15分ほど。
9時からの参観の参加者は30人ほどだった。

 宮内庁の係員の案内で1時間ほどかけて園内を一周する。距離は約1㎞とのこと。

 桂離宮は、後陽成(ごようぜい)天皇の弟、八条宮の初代智仁(としひと)親王に
より、宮家の別荘として元和元年(1615)頃に山荘の造営を始め、2代智親(とし
ただ)親王が妻の実家・加賀前田藩の財政的支援を得て、寛文2年(1662)頃
までにほぼ今日の姿に整えられた。

 明治14年(1881)、11代で宮家が途絶え、2年後に宮内省の所管となり桂離宮
と称されることになった。創建以来火災にあうことがなかったので、ほとんど完全に
創建当時の姿を今日に伝えているという。総面積は約6万9千㎡とのこと。

 中央に複雑に入り組んだ池があり、5つの中島に土橋、板橋、石橋を配し、書院
や茶室、灯籠や手水鉢を要所に配した回遊式庭園と、数寄屋風の純日本風建築物
で構成されている。

 以下は、それら庭園の主要部のみで許可された、写真の説明を主とする。


 池の中央部東側にある松琴亭(しょうきんてい)から雨に濡れる池

 松琴亭から見る対岸の古書院(こしょいん)。古書院は中書院、楽器の間、新
御殿と雁行状に連なっている中で、一番広い。

 松琴亭からの池

 池の南西端にある笑意軒(しょういけん)の扁額

 池の南側、中の島にある園林堂(えんりんどう)と土橋。園林堂は、本瓦葺き
宝形造(ほうぎょうづくり)の持仏堂。

 笑意軒、池のほとりに船着き場がある。

 西側の古書院から見る松琴亭。松琴亭は、離宮でただ一つの草庵茶室。

 古書院のそばにある月波亭の天井

 期待していた桜はほとんどなかったが、松やツツジ、モミジなどの樹木や石
灯籠、入り組んだ池と中島、それらを結ぶ橋、多少歩きにくいが趣ある石だたみ
など、雨に濡れてしっとりした日本庭園の美をいっぱい鑑賞した。


 このあと桂駅に戻り、阪急電車で3つ先の長岡天神駅に向かう。(続く)




 

 

  

 

 

 
 

 
 
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