今年の大型連休、関東は5日頃まで好天に恵まれそうです。
今日の外出先は、都内・目黒区と品川区にまたがる林試(りんし)の森で行わ
れたコンサートと、渋谷区の代官山にある奈良県代官山iスタジオです。この2つ
を結んで、JR山手線目黒駅から渋谷駅へと歩きました。
12時過ぎ目黒駅に下車、西口から林試の森に向かいます。権之助坂を下る
目黒通りの南側の急坂を下り、目黒雅叙園の先で目黒川を渡りました。流れに
沿った桜はすっかり新緑の装いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/db/9301b5a9cb00ab2bd051832f67a528b1.jpg)
広い通りの角に、「レトロの店」と書いた飲食店があり、通に面した壁面は
レトロな看板で埋め尽くされていました。
目黒不動入口交差点で山手通を越え、目黒不動尊入口を過ぎるとすぐ近くに、
都立林試の森公園があります。
林試の森公園は、明治33年(1900)に国の施設・目黒試験苗補として
スタートし、その後林業試験場だったところを整備して、平成元年(1989)に
生まれた公園です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/06/65cb6eb743993dfee865bbd88cb7ad1b.jpg)
一周2.3kmあるという園内は、林業試験場時代の名残の豊富な樹木に覆わ
れ、幹回りが3mを越える樹木も多く見られます。
公園の一角にある出会いの広場で、13時から15時まで「林試の森のコンサ
ート」が開かれました。この催しのことは、三味線奏者・月岡祐紀子さんのWeb
で知り、やって来たのです。
月岡さんは、1976年目黒区生まれ、幼い頃から民謡を学び、ごぜ三味線の
貴重な継承者にもなり、大学卒業の年に、三味線の奉納演奏をしながら歩いて
の四国遍路をしました。翌年も2度目の遍路をしてその体験をもとに「遍路組曲」
を作曲し、文春新書で「平成娘巡礼記」を著しています。
私は、一昨年3月、四国遍路の途次、愛媛県内海村(現、愛南町)で「トレッキ
ング・ザ空海」という催しに参加し、峠の上の野外コンサートで月岡さんの遍路
組曲を聴き、遍路中で一番の思い出になりました。
以後、月岡ファンになり、昨年夏の大阪と国分寺での演奏会に続き今回、3度
目のコンサートに出かけたのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/86/59644fcba5f9d31a2f9bd33fcf19a0ea.jpg)
品川区八潮のメンバーによる八潮太鼓のあと、月岡さんをリーダーとする
女楽遊楽所という若い女性7名の和楽器グループが、中国現代曲「斎馬」、中国
民謡「太湖舟」、弘田龍太郎の童謡メドレー、涙そうそうの演奏を行いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/13/ae866d9e2f729426348b291936038547.jpg)
月岡さんは来月、高野山上の宿坊での演奏会に行く際、弘法大師が通った町
石道(ちょういしみち)を歩いて上ることを、ご本人のWebと「冬青(そよご)風」
のブログ(本ブログのブックマーク)で知ったので、私が昨年3月に同じ道のりを
歩いた際のレポートを、少しでも参考になればと、演奏会後にお渡ししました。
演奏会は続いていましたがコンサート会場を離れて林試の森を一周、公園を出
て近くの目黒不動にお参りしました。目黒不動は天台宗滝泉寺の通称で、1月2日
の七福神めぐりのウオークで初めて来たのですが、それから4か月余りでの再訪
なので、本殿の参拝だけにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/a4/6fd4fe40258f8175493fd6c0ab70dab3.jpg)
裏手に出て、小公園との間の細道を東に進むと滝泉寺の墓地で、その一角に
青木昆陽の墓がありました。
昆陽は江戸中期の儒者で、幕臣大岡忠相の知遇を得て書物奉行となりました。
また、救荒作物として甘藷の栽培を奨励したために「甘藷先生」と呼ばれ、この
墓碑も「甘藷先生墓」となっています。
山手通を越えて目黒川沿いに出て、新目黒橋から川沿いの遊歩道に入りました。
目黒美術館の辺り、1か月前はソメイヨシノが花盛りだったのでしょうが、今は
葉桜のトンネルです。木の下のツツジも咲き始めています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/2c/705ef60f345d8ec37c1d167a1c5c3728.jpg)
遊歩道を進んで駒沢通りに入り、次の目的地は代官山交番の近くにある「奈良
県代官山iスタジオ」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/c1/10cfb6883358ee6d7a91b20af7c1c81b.jpg)
ここは、奈良県の歴史、文化、観光、産業などを紹介する施設です。イベント
スペースで開催中の、アマチュアカメラマン楠田光信氏の「奈良を想う」~大和路
の伊勢本街道~写真展を観覧しました。
大和路の伊勢本街道の素朴な田園風景や、人々の素顔の生活、伝統行事など
を紹介しており、5月8日(月)まで開催中です(無料)。
館内には、奈良県各地の観光パンフレットコーナーもありますので、ご入用の方
は一度訪ねてみてください。東急東横線代官山駅から西に50mです。
若い女性でにぎわう代官山界隈から、緑が豊富な猿楽町の住宅街を北に抜け、
渋谷駅に16時ちょうどに着きました。 (歩行距離 7km)
今日の外出先は、都内・目黒区と品川区にまたがる林試(りんし)の森で行わ
れたコンサートと、渋谷区の代官山にある奈良県代官山iスタジオです。この2つ
を結んで、JR山手線目黒駅から渋谷駅へと歩きました。
12時過ぎ目黒駅に下車、西口から林試の森に向かいます。権之助坂を下る
目黒通りの南側の急坂を下り、目黒雅叙園の先で目黒川を渡りました。流れに
沿った桜はすっかり新緑の装いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/db/9301b5a9cb00ab2bd051832f67a528b1.jpg)
広い通りの角に、「レトロの店」と書いた飲食店があり、通に面した壁面は
レトロな看板で埋め尽くされていました。
目黒不動入口交差点で山手通を越え、目黒不動尊入口を過ぎるとすぐ近くに、
都立林試の森公園があります。
林試の森公園は、明治33年(1900)に国の施設・目黒試験苗補として
スタートし、その後林業試験場だったところを整備して、平成元年(1989)に
生まれた公園です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/06/65cb6eb743993dfee865bbd88cb7ad1b.jpg)
一周2.3kmあるという園内は、林業試験場時代の名残の豊富な樹木に覆わ
れ、幹回りが3mを越える樹木も多く見られます。
公園の一角にある出会いの広場で、13時から15時まで「林試の森のコンサ
ート」が開かれました。この催しのことは、三味線奏者・月岡祐紀子さんのWeb
で知り、やって来たのです。
月岡さんは、1976年目黒区生まれ、幼い頃から民謡を学び、ごぜ三味線の
貴重な継承者にもなり、大学卒業の年に、三味線の奉納演奏をしながら歩いて
の四国遍路をしました。翌年も2度目の遍路をしてその体験をもとに「遍路組曲」
を作曲し、文春新書で「平成娘巡礼記」を著しています。
私は、一昨年3月、四国遍路の途次、愛媛県内海村(現、愛南町)で「トレッキ
ング・ザ空海」という催しに参加し、峠の上の野外コンサートで月岡さんの遍路
組曲を聴き、遍路中で一番の思い出になりました。
以後、月岡ファンになり、昨年夏の大阪と国分寺での演奏会に続き今回、3度
目のコンサートに出かけたのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/86/59644fcba5f9d31a2f9bd33fcf19a0ea.jpg)
品川区八潮のメンバーによる八潮太鼓のあと、月岡さんをリーダーとする
女楽遊楽所という若い女性7名の和楽器グループが、中国現代曲「斎馬」、中国
民謡「太湖舟」、弘田龍太郎の童謡メドレー、涙そうそうの演奏を行いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/13/ae866d9e2f729426348b291936038547.jpg)
月岡さんは来月、高野山上の宿坊での演奏会に行く際、弘法大師が通った町
石道(ちょういしみち)を歩いて上ることを、ご本人のWebと「冬青(そよご)風」
のブログ(本ブログのブックマーク)で知ったので、私が昨年3月に同じ道のりを
歩いた際のレポートを、少しでも参考になればと、演奏会後にお渡ししました。
演奏会は続いていましたがコンサート会場を離れて林試の森を一周、公園を出
て近くの目黒不動にお参りしました。目黒不動は天台宗滝泉寺の通称で、1月2日
の七福神めぐりのウオークで初めて来たのですが、それから4か月余りでの再訪
なので、本殿の参拝だけにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/a4/6fd4fe40258f8175493fd6c0ab70dab3.jpg)
裏手に出て、小公園との間の細道を東に進むと滝泉寺の墓地で、その一角に
青木昆陽の墓がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/83/53f336088f41e63bb71a635c85644d19.jpg)
昆陽は江戸中期の儒者で、幕臣大岡忠相の知遇を得て書物奉行となりました。
また、救荒作物として甘藷の栽培を奨励したために「甘藷先生」と呼ばれ、この
墓碑も「甘藷先生墓」となっています。
山手通を越えて目黒川沿いに出て、新目黒橋から川沿いの遊歩道に入りました。
目黒美術館の辺り、1か月前はソメイヨシノが花盛りだったのでしょうが、今は
葉桜のトンネルです。木の下のツツジも咲き始めています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/2c/705ef60f345d8ec37c1d167a1c5c3728.jpg)
遊歩道を進んで駒沢通りに入り、次の目的地は代官山交番の近くにある「奈良
県代官山iスタジオ」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/c1/10cfb6883358ee6d7a91b20af7c1c81b.jpg)
ここは、奈良県の歴史、文化、観光、産業などを紹介する施設です。イベント
スペースで開催中の、アマチュアカメラマン楠田光信氏の「奈良を想う」~大和路
の伊勢本街道~写真展を観覧しました。
大和路の伊勢本街道の素朴な田園風景や、人々の素顔の生活、伝統行事など
を紹介しており、5月8日(月)まで開催中です(無料)。
館内には、奈良県各地の観光パンフレットコーナーもありますので、ご入用の方
は一度訪ねてみてください。東急東横線代官山駅から西に50mです。
若い女性でにぎわう代官山界隈から、緑が豊富な猿楽町の住宅街を北に抜け、
渋谷駅に16時ちょうどに着きました。 (歩行距離 7km)