わが家の近くにある神社の、ソメイヨシノが散り始めました。
さいたま市役所へ、saikoroのNさんが出展しているという写真展を見に行き
ました。近くの玉蔵院のしだれ桜も、もうほとんど散っていました。
今日は、一昨年秋歩いた関東山の辺の道の3日目のレポートです。
04年10月15日(金) JR常磐線 静駅~内原駅
台風22号のあと、ぐずついた天気が8日ぶりに上がった快晴の朝、水郡線静
駅に降りる。真っ青な空がすがすがしい。
前回、薄暗くなってから寄った静神社に、もう一度参拝することにした。途中の
畑にはソバの花が咲き、サツマイモの収穫中。
改めて静神社に参拝。本殿下に瓜連町(うりづらまち)天然記念物のヒノキが
ある。高さ30mで、県内一の巨木と記されていたが、台風の被害か、10m余り
で折れていた。
南側にある静留池の東から山すそを進み、玉栗坂を越える。古徳上から古徳中
へ、かやぶきの家やりっぱな長屋門の民家などが残っている。
集落の先に古徳沼があった。関東最大の白鳥越冬地で、最近は200羽を越える
という。いまは対岸の森が影を映し、静かなたたずまいを見せる。
「ふれあいの杜公園」や、二つの池の間の先に、町史跡「宥尊の墓」の説明板が
ある。場所は私の進もうとしている93.1m三角点の近くらしい。
杉やヒノキの薄暗い林間を上がると、携帯電話のアンテナ塔があったが、三角点
も墓も見つからない。あきらめて反対側の車道に下り、瓜連町から那珂町に入る
(現在は両町が合併して那珂市に)。
ブラックバスを釣っている洞前溜池の南側から、田んぼのあぜ道を進んで内郷
集落へ。ひこばえの伸びた田んぼに吹く、爽やかな風が気持ちよい。
内郷集落の南端から茨城県植物園に入った。12haあるという園内、芝生の緩
斜面を中心に、植物造形園、岩石園、落葉植物園、温室などが遊歩道で結ばれて
いる。
植物園は有料だが、北側には面積64.7haという広大な県民の森もある。暑い
日差しを避けて、色づき始めた桜の木陰で昼食にした。
植物園を出て、林業試験場沿いに進むと那珂総合公園。テニスコート、野球場、
室内体育館、歴史民俗資料館などがあるが、寄らずに通過した。
公園の南側は、那珂西部工業団地になっているが、まだ工場の建物は少ない。
田んぼや畑などが続く草の道を進み、大規模な鶏舎の先で水戸市内に入った。
南台集落を抜けた坂の途中、コンクリート製の円筒の縁から遊水があふれて
いる。飲用できるようなので飲んでみた。さほど冷たくはないがうまかった。
下国井町の園田幼稚園入口に、高さ20m近い大きな柳が立っていた。樹齢
170年で、明治22年(1889)に、ここに出来た学校に移植されたという。
常磐自動車道をくぐり、那珂川の国田大橋を渡る。流れの両岸は、ススキや
セイタカアワダチソウで埋め尽くされていた。
飯富町の真佛寺に寄る。句佛上人お手植えのイチョウというのがあり、足の
踏み場もないほどギンナンが落ちていた。
田野川を渡り、はさ掛けの残る谷地田の間を進み、ひんやりする林間を抜けて
田野町の台地に上がる。
点在する農家と畑の間を進み、広大な水戸市営浜見台霊園を抜ける。浄水場横
から西側の丘陵に上がると、南側に水戸市街地の展望が広がる。
原集落を過ぎ、杉や広葉樹林を抜けて田園地帯に下り、水戸市から内原町へ。
さえぎるもののない畑作地帯を、落日間近い夕日に向かって進む。
田島に入ると日が落ち、冷えてきた。車の多い県道52号を進むうちに、暗く
なってきた。中原で国道50号に入り、すっかり暗くなった17時41分、常磐
線内原駅に着いた。
(距離 26㎞、地図(1/2.5万) 常陸大宮、石塚、水戸、笠間、歩行地
瓜連町、那珂町(両町は現在、那珂市)、水戸市、内原町(現在は水戸市))
さいたま市役所へ、saikoroのNさんが出展しているという写真展を見に行き
ました。近くの玉蔵院のしだれ桜も、もうほとんど散っていました。
今日は、一昨年秋歩いた関東山の辺の道の3日目のレポートです。
04年10月15日(金) JR常磐線 静駅~内原駅
台風22号のあと、ぐずついた天気が8日ぶりに上がった快晴の朝、水郡線静
駅に降りる。真っ青な空がすがすがしい。
前回、薄暗くなってから寄った静神社に、もう一度参拝することにした。途中の
畑にはソバの花が咲き、サツマイモの収穫中。
改めて静神社に参拝。本殿下に瓜連町(うりづらまち)天然記念物のヒノキが
ある。高さ30mで、県内一の巨木と記されていたが、台風の被害か、10m余り
で折れていた。
南側にある静留池の東から山すそを進み、玉栗坂を越える。古徳上から古徳中
へ、かやぶきの家やりっぱな長屋門の民家などが残っている。
集落の先に古徳沼があった。関東最大の白鳥越冬地で、最近は200羽を越える
という。いまは対岸の森が影を映し、静かなたたずまいを見せる。
「ふれあいの杜公園」や、二つの池の間の先に、町史跡「宥尊の墓」の説明板が
ある。場所は私の進もうとしている93.1m三角点の近くらしい。
杉やヒノキの薄暗い林間を上がると、携帯電話のアンテナ塔があったが、三角点
も墓も見つからない。あきらめて反対側の車道に下り、瓜連町から那珂町に入る
(現在は両町が合併して那珂市に)。
ブラックバスを釣っている洞前溜池の南側から、田んぼのあぜ道を進んで内郷
集落へ。ひこばえの伸びた田んぼに吹く、爽やかな風が気持ちよい。
内郷集落の南端から茨城県植物園に入った。12haあるという園内、芝生の緩
斜面を中心に、植物造形園、岩石園、落葉植物園、温室などが遊歩道で結ばれて
いる。
植物園は有料だが、北側には面積64.7haという広大な県民の森もある。暑い
日差しを避けて、色づき始めた桜の木陰で昼食にした。
植物園を出て、林業試験場沿いに進むと那珂総合公園。テニスコート、野球場、
室内体育館、歴史民俗資料館などがあるが、寄らずに通過した。
公園の南側は、那珂西部工業団地になっているが、まだ工場の建物は少ない。
田んぼや畑などが続く草の道を進み、大規模な鶏舎の先で水戸市内に入った。
南台集落を抜けた坂の途中、コンクリート製の円筒の縁から遊水があふれて
いる。飲用できるようなので飲んでみた。さほど冷たくはないがうまかった。
下国井町の園田幼稚園入口に、高さ20m近い大きな柳が立っていた。樹齢
170年で、明治22年(1889)に、ここに出来た学校に移植されたという。
常磐自動車道をくぐり、那珂川の国田大橋を渡る。流れの両岸は、ススキや
セイタカアワダチソウで埋め尽くされていた。
飯富町の真佛寺に寄る。句佛上人お手植えのイチョウというのがあり、足の
踏み場もないほどギンナンが落ちていた。
田野川を渡り、はさ掛けの残る谷地田の間を進み、ひんやりする林間を抜けて
田野町の台地に上がる。
点在する農家と畑の間を進み、広大な水戸市営浜見台霊園を抜ける。浄水場横
から西側の丘陵に上がると、南側に水戸市街地の展望が広がる。
原集落を過ぎ、杉や広葉樹林を抜けて田園地帯に下り、水戸市から内原町へ。
さえぎるもののない畑作地帯を、落日間近い夕日に向かって進む。
田島に入ると日が落ち、冷えてきた。車の多い県道52号を進むうちに、暗く
なってきた。中原で国道50号に入り、すっかり暗くなった17時41分、常磐
線内原駅に着いた。
(距離 26㎞、地図(1/2.5万) 常陸大宮、石塚、水戸、笠間、歩行地
瓜連町、那珂町(両町は現在、那珂市)、水戸市、内原町(現在は水戸市))