あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

カントリウオーク見沼(さいたま市)

2008-02-14 19:26:58 | カントリーウオーク
 昨日は北風が冷たく寒い1日でしたが、今日は風
も治まり、埼玉県内はは穏やかな日和となりました。

 今日のレポートは、15年前から埼玉県内を中心に
カントリーウオークしているグループの、15周年記念
例会の模様です。

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 2008年2月11日(祝・月)

 立春が過ぎても厳しい寒さが続くこの冬だが、この
日は好天で風も無く、絶好のウオーク日和となった。



 集合は、いつもより1時間早い9時に、さいたま市
立浦和博物館前。JR北浦和、さいたま新都心、東
浦和駅からのバスなどで集まったのは18人。

 出発前に博物館を観覧し、記念の昼食パーティの
みに参加の2人に見送られ、9時9分に出発した。
 
 さいたま市立病院前を東に抜け、見沼代用水西縁
(みぬまだいようすいにしべり)に下る。

 
 北面の土手には、9日の降雪が残っていた。

 桜並木の続く左岸の遊歩道を700mあまり進み、
樹木畑の広がる見沼田んぼを北に向かう。


 中間を貫く芝川の橋を渡って片柳一丁目の台地へ
上がり、まず熊野神社へ。

 杉やカシなどに囲まれた境内の日陰にも、雪が残
っている。正面の石段下には、真っ直ぐに伸びた太
いクスノキが立つていた。

 樹木畑と斜面林の間を西に向かう。車も通らず昔
ながらのカーブのままの古い道で、緑もいっぱい。


 「山」集落に入り、杉木立に囲まれた山邑(やまむ
ら)神社前を通過する。

 このような名前の神社は初めてだ。

 もとは養鶏場だったという想い出の丘霊園のトイ
レを借り、樹木畑や屋敷林など、さいたま市内とは
思えぬ静かな里道を進む。


 ちょっとした林間を上がって御蔵集落の旧家、尾
島家を訪ねた。

 広い屋敷の中に、さいたま市天然記念物のクマガ
イソウとイカリソウの自生地がある。

 竹林のクマガイソウは約3000株あり、県内最大
の自生群落だという。開花は4月中旬から5月上旬
ころになる。


 御蔵の、屋敷林を背にした民家や、10㎝前後に
伸びた麦畑、枯れ枝の樹木畑などの間を進み、カシ
に囲まれた愛宕神社前に出る。

 神社には算額が奉納されているというが、社殿内
で見えなかった。

 県道65号を横断し、近くの中山神社へ裏手から
入った。旧中川村の鎮守で、大宮の氷川神社と浦和・
三室の氷川神社の中間にあり、中氷川神社ともいわ
れている。

 本殿の背後にあり、覆い屋に保護された旧社殿は、
板葺(いたぶき)きで前方の屋根が長い二間社と呼ぶ
造り。

 桃山期のものと考えられ、旧大宮市文化財に指定
されていた。

 境内はうっそうとした森に囲まれ、西に延びる長い
参道は300m以上あり、鳥居までの間を第二産業
道路が抜けていた。

 さらに西へ進み、中川集落の円蔵院に入る。遠く
からも目につくのが境内の中心にある大イチョウ。

 高さ23m、幹回り4.7mあり、大きく枯れ枝を広
げていた。

 ここは、猛暑だった14年前の7月3日の例会で、
イチョウの木陰で暑さを避けて昼食をした想い出の
場所。その時には気づかなかったが、地蔵堂前に
はりっぱなシダレヒガンザクラもある。

 境内の樹木はよく手入れされ、紅梅の1本が見ご
ろになっていた。

 台地を下り、再び見沼田んぼへ。この辺りには、
名前の通りの水田が残り、その向こうに首都高さい
たま線の高架と、さいたま新都心の高層ビルが近づ
いてきた。

 田んぼを南に進み、首都高が並行する芝川の左
岸堤防へ。流れは汚れているが、コガモ、オオバン、
ヨシガモなどの姿が見えた。

 上山口新田まで進み、芝川の西側にあるさいたま
市下水処理センターに入る。

 広い構内の一角に、ビオトープになっていて池に
沿って遊歩道で巡れる自然庭園と、みぬま見聞館と
呼ぶ建物がある。

 見聞館2階の展示室には、見沼の自然を紹介した
パネルなどがあり、自然庭園が一望できる。


 見沼代用水西縁のあさひ橋際に出て、用水沿いを
南に進む。


 JRさいたま新都心駅に向かう道筋にあるイタリア
料理店「イルクオーレ」に12時半に着いた。

 直行で参加の5人を加え、奥の部屋を借り切って
のパーティが始まった。

 おいしいイタリア料理のコースを味わいながら話が
はずむ。

 半ばからは、一人ひとりが15年の思い出や感想
などを述べる。15時に宴は終了した。


 店の横の広場で寄せ書きと記念撮影をして散会する。

(参加 18人、距離 10㎞、地図 浦和、歩行地 
 さいたま市)
コメント (2)
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