あるきメデス

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国際ウオーキングトレイル実踏・10年かけて石廊崎にゴール(第1日)

2012-12-02 12:54:18 | 国際ウオーキングトレイル実踏
 ブログ不具合中のレポートを、10月上旬から順次アップする予定でしたが、最近
歩いた国際ウオーキングトレイル実踏を、割り込んで先に報告します。 

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 「やまさん」こと山浦正昭さんが、10年前の2003年6月に、日本海側の新潟
県上越市にある鳥ヶ首岬をスタートして、毎年春秋に2~4日ずつ歩き継いできた、
日本海から太平洋へと本州中心部を横断する「国際ウオーキングトレイル実踏」も、
最終行程を迎えた。

 4年目の春、信州・松本駅から2日間を除いて歩き継いできたた私も、伊豆半島の
先端、石廊崎(いろうざき)のゴールを目指して今回も参加した。

 2012年11月20日(火)  == 南伊豆町子浦から吉田へ ==

 
 伊豆急下田駅から11時55分発の東海バスに乗り、妻良(めら)港の北端にある
終点の子浦(こうら)まで行く。記念撮影をして12時50分にスタートした。今回
のメンバーは、初参加の3人を含む9人である。


 浜沿いの子浦の家並みを抜けて国道136号に上がり、南に向かう。南伊豆では珍し
い砂浜を見下ろしながら高度を上げ、以後の海岸は断崖絶壁の続く道のりとなる。好天
だが西風が冷たく、帽子が吹き飛ばされそう。


 白崎トンネルを抜けると、次の漁港、妻良港の防波堤が見えてきた。さらに海岸線を
眺めながら国道を進んで、田面(たづら)トンネルと東條トンネルを抜ける。



 子浦より家並みの多い妻良漁港沿いに下り、家並みの間を進む。



 三島神社↑の先から少しずつ高度を上げ、家並みの尽きるあたりで国道に分かれて、
標高50m前後の高見を走る南伊豆歩道に入った。


 妻良から、次の集落で今日のゴールの吉田までは約4㎞である。


 少し進むと妻良港の向こうに、前回近くを通過した波勝崎(はがちざき)方面の展望
が開けてきた。手前の小さい岬は、斜めに走る地層がはっきりと認識できる。紺碧の海
は白く波立ち、風の強いことが知れる。

 左カーブ点から夫婦岬(めおとみさき)に向かっての歩道が延びているので回ってみ
た。

 行き止まりのピークに、何の碑か分からぬ石碑があったが、周辺は常緑広葉樹が伸び、
その石碑の台石に上がらないと海の展望は得られない。


 妻良から1㎞余りで簡易舗装が終わり、林間を抜ける土の道となる。








 木の段やロープの張られたところもあり、かなりの急斜面を下って急峻な断崖上に出
た。北側に急傾斜の大岩が立っている。



 風化して崩れそうな、大岩の横に付けられた木の段を再び上る。




 時折樹間から見える波立つ海を眺め、急斜面を下ったり上がったりが続き気が抜けな
い。







 斜面をトラバースしたり倒木をまたいだりして、標高238mピーク近くの左カーブ
点にあった木のベンチのところで休憩する。吉田までは1.1㎞の標柱がある。


 北に向きを変えて林間を下って行くと、吉田集落が見えてきた。車道に出て、南伊豆
歩道の看板でこの先のコースを確認して、わずかな家並みを進む。


 谷が開けた浜に近い平地には、一面にアロエ畑が広がっていた。こんなにたくさんの
アロエは見たことがない。


 その向こうの二階建ての大きな家が今日の宿、吉田亭。15時55分に着いた。


 距離は7㎞ほどだが、予想外に急斜面のアップダウンが続き、南伊豆歩道といっても、
ちょっとした山登りの感じだった。

 ザックを玄関において、夕暮れ前に「吉田の浜」と呼ぶ海辺まで行ってみる。石のゴ
ロゴロした浜で、相変わらず海は白波を立てており風が冷たい。


 浜辺には黄色いイソギクがたくさん咲いていた。


 夕食にはエビやサザエ、マグロの刺身、タイの煮付けなど、新鮮な海の幸がいっぱい。

 夕食後、やまさんから全行程の経過や見どころ、宿のことなどの話があり、ほかの参
加者からも、各々の参加行程の感想などが述べられた。

【コースタイム】子浦バス停終点12:50ー白崎トンネル南13:05ー妻良13:17ー南伊豆
 歩道入口13:24ー夫婦岬13:43ー簡易舗装終了13:52ー南谷川分岐(ベンチ)14:21
 ー238m点近くのカーブ点14:58~15:15ー吉田亭15:55

(天気 晴、距離 7㎞、地図(1/2.5万) 伊豆松崎、石廊崎、歩行地 静岡県
 南伊豆町、歩数 11,900、上り 約570m、下り 約560m) 



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