あるきメデス

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英国・コッツウオルド・ウェイ(南部)とその周辺4

2006-06-13 22:39:44 | 英国のウオーキング
 今日から、昨年6月の英国ウオーキングのメインコース、ナショナルトレ
イルの一つ。「コッツウオルド・ウェイ」南部のウオーキングについてのレポ
ートです。


2005年6月9日(木) 快晴後晴
 =コッツウォルド ウェイ第1日 バース~トマートン(25km)=

 コッツウオルド ウエイは、南端のバース(Bath)から北端のチッピングカム
デン(Chipping Campden)までの約162kmである。

 今回は、バースからほぼ中間のペインズウィック(Painswick)までの南半分
約85kmを3日間で歩くことにしている。

 ユースホステルで朝食をして、バスでバース駅前のバスセンターまで行く。

 駅構内の店で昼食のサンドイッチや飲物を調達し、9時、コッツウオルド
ウエイ南端からのスタートを切る。


 教会のそばのロータリーで記念撮影し、バース市の中心街を西北に向かう。

 ロイヤルクレッセント(Royal Crescent)下のマロニエの咲く公園を抜け、西側
の公園を北に出る。

 北側はゴルフ場、ゴルフ場の真ん中、太いトチやプラタナスの並木沿いが
フットパスになっている。上り坂となり、早くも汗ばんできた。

 Primrose Hillと呼ぶ台地中腹の住宅地を西に進み、教会横を下って車道を
2つ横切る。ここでは道標を見失い、コースが少し分かりにくかった。

 Westonでバース市街から続く住宅地が終わり、西北に伸びる稜線の上りと
なる。広々とした牧草地の中腹、標高121m三角点近くの木陰で最初の休憩。

 少しの上りだったが、かなり汗をかいた。振り返ると、落ち着いた彩りを
見せるWestonの家並みや、緩やかな丘陵の緑の展望が気持ちよい。


 まもなく左手の牧草地に三角点が見えた。一昨日のバース郊外にあったの
より小さめだが、それでも高さ1m以上あり、日本の三角点よりはるかに
目立つ。


 さらに緩やかな上りが続く。東側に、Upper Westonの住宅地が見下ろせる。
淡い赤紫色の屋根と白壁に統一された家並みは、周辺の緑によく溶けこんで
いる。

 218m三角点近くまで上がると、東の丘陵上に大きなモニュメントが、西側
はるかにブリストル(Bristol)の市街地が望まれる。


 30頭ほどの牛がのんびりと草を食べている。コースをふさいでいる牛も
いて、そっとそばを回って牧場を抜ける。さわやかな風が汗ばむ体に気持ち
よい。


 Prospect Stileと呼ぶ、地図上にビューポイントマークのある場所に着いた。
上ってきた南側の展望が良く、緩やかかな緑の丘陵が一望だ。反対方向から
来た2組の中年ペアと挨拶を交わす。ワンちゃんも一緒である。

 ビューポイントの東から北側一帯は標高230m前後の台地上の平坦地。
東側はバース レースコースになっており、中心に大きなアンテナ塔が見える。


 台地の西端を北へ。しばらくは一面花盛りのナノハナ畑。北西端で折り返し
東へ。やわらかで短い芝草の道となり歩きやすい。


 コース上には、ところどころにナショナルトレイルの道標が立っている。


 やわらかな芝草の道は足に優しく歩きやすい。日本国内の、固い舗装道路を
延々と歩くのとは雲泥の差である。


 30頭くらいの羊の群の中にトラクターが来て止まった。すぐに羊が寄って
行く。どうやら昼食を与えに来たのを知っているようだ。


 台地上にあるゴルフ場の横を東から北西に向かい、Hanging Hillに着く。
標高235m、今日の最高点である。北側は、はるか先まで遠望が利き、8km
ほど先を東西に走る高速道路の車が豆粒のように見える。
 
 林の中を抜けて車道に出ると、1643年の戦いの説明板がある。この辺り
が戦場だったらしい。周辺には何か所かオレンジ色の標識が立っている。


 近くには、その戦いの関係者なのか石造りのモニュメントもあった。

 少しだけ林を抜けて牧草地に出ると、刈った牧草を円筒形に束ね、黒いビニ
ールでこん包してある。サイロで保存して、冬季の飼料にするものと思われる。


 前方にゆるやかな丘陵を眺めながら黄色い花の咲く牧草地を下り、小さい
流れを横切る。〈続く〉


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