今日から、昨年6月の英国ウオーキングのメインコース、ナショナルトレ
イルの一つ。「コッツウオルド・ウェイ」南部のウオーキングについてのレポ
ートです。
2005年6月9日(木) 快晴後晴
=コッツウォルド ウェイ第1日 バース~トマートン(25km)=
コッツウオルド ウエイは、南端のバース(Bath)から北端のチッピングカム
デン(Chipping Campden)までの約162kmである。
今回は、バースからほぼ中間のペインズウィック(Painswick)までの南半分
約85kmを3日間で歩くことにしている。
ユースホステルで朝食をして、バスでバース駅前のバスセンターまで行く。
駅構内の店で昼食のサンドイッチや飲物を調達し、9時、コッツウオルド
ウエイ南端からのスタートを切る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/56/5de56eae8ecbf14658b1952055e84f24.jpg)
教会のそばのロータリーで記念撮影し、バース市の中心街を西北に向かう。
ロイヤルクレッセント(Royal Crescent)下のマロニエの咲く公園を抜け、西側
の公園を北に出る。
北側はゴルフ場、ゴルフ場の真ん中、太いトチやプラタナスの並木沿いが
フットパスになっている。上り坂となり、早くも汗ばんできた。
Primrose Hillと呼ぶ台地中腹の住宅地を西に進み、教会横を下って車道を
2つ横切る。ここでは道標を見失い、コースが少し分かりにくかった。
Westonでバース市街から続く住宅地が終わり、西北に伸びる稜線の上りと
なる。広々とした牧草地の中腹、標高121m三角点近くの木陰で最初の休憩。
少しの上りだったが、かなり汗をかいた。振り返ると、落ち着いた彩りを
見せるWestonの家並みや、緩やかな丘陵の緑の展望が気持ちよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/a3/21ddf971452a1aa6a74ad7819a45defa.jpg)
まもなく左手の牧草地に三角点が見えた。一昨日のバース郊外にあったの
より小さめだが、それでも高さ1m以上あり、日本の三角点よりはるかに
目立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/1d/fb7d36c972942dfa38bc951b96abec12.jpg)
さらに緩やかな上りが続く。東側に、Upper Westonの住宅地が見下ろせる。
淡い赤紫色の屋根と白壁に統一された家並みは、周辺の緑によく溶けこんで
いる。
218m三角点近くまで上がると、東の丘陵上に大きなモニュメントが、西側
はるかにブリストル(Bristol)の市街地が望まれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/1e/968c05509c82c79072069b5b193ea473.jpg)
30頭ほどの牛がのんびりと草を食べている。コースをふさいでいる牛も
いて、そっとそばを回って牧場を抜ける。さわやかな風が汗ばむ体に気持ち
よい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/ce/35f76cad0d225dad93fe1625bcff9e80.jpg)
Prospect Stileと呼ぶ、地図上にビューポイントマークのある場所に着いた。
上ってきた南側の展望が良く、緩やかかな緑の丘陵が一望だ。反対方向から
来た2組の中年ペアと挨拶を交わす。ワンちゃんも一緒である。
ビューポイントの東から北側一帯は標高230m前後の台地上の平坦地。
東側はバース レースコースになっており、中心に大きなアンテナ塔が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/e3/fd1746ea5c4d1a6f641a281c4ae02d79.jpg)
台地の西端を北へ。しばらくは一面花盛りのナノハナ畑。北西端で折り返し
東へ。やわらかで短い芝草の道となり歩きやすい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/4a/975fc004c9cb4199c29f6be8a7b41138.jpg)
コース上には、ところどころにナショナルトレイルの道標が立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/6f/654732e152ff7f74d4106612941fd8b7.jpg)
やわらかな芝草の道は足に優しく歩きやすい。日本国内の、固い舗装道路を
延々と歩くのとは雲泥の差である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/39/163b9a86284d8c3769a37fd8fa7dfbd5.jpg)
30頭くらいの羊の群の中にトラクターが来て止まった。すぐに羊が寄って
行く。どうやら昼食を与えに来たのを知っているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/f0/fc958b4192a4343df9d0fa4dd47a9ad7.jpg)
台地上にあるゴルフ場の横を東から北西に向かい、Hanging Hillに着く。
標高235m、今日の最高点である。北側は、はるか先まで遠望が利き、8km
ほど先を東西に走る高速道路の車が豆粒のように見える。
林の中を抜けて車道に出ると、1643年の戦いの説明板がある。この辺り
が戦場だったらしい。周辺には何か所かオレンジ色の標識が立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/cc/14ecabfb627ac7bb6c6bd3d071ecada1.jpg)
近くには、その戦いの関係者なのか石造りのモニュメントもあった。
少しだけ林を抜けて牧草地に出ると、刈った牧草を円筒形に束ね、黒いビニ
ールでこん包してある。サイロで保存して、冬季の飼料にするものと思われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/eb/499db568373ecf080c40b8307c174bec.jpg)
前方にゆるやかな丘陵を眺めながら黄色い花の咲く牧草地を下り、小さい
流れを横切る。〈続く〉
イルの一つ。「コッツウオルド・ウェイ」南部のウオーキングについてのレポ
ートです。
2005年6月9日(木) 快晴後晴
=コッツウォルド ウェイ第1日 バース~トマートン(25km)=
コッツウオルド ウエイは、南端のバース(Bath)から北端のチッピングカム
デン(Chipping Campden)までの約162kmである。
今回は、バースからほぼ中間のペインズウィック(Painswick)までの南半分
約85kmを3日間で歩くことにしている。
ユースホステルで朝食をして、バスでバース駅前のバスセンターまで行く。
駅構内の店で昼食のサンドイッチや飲物を調達し、9時、コッツウオルド
ウエイ南端からのスタートを切る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/56/5de56eae8ecbf14658b1952055e84f24.jpg)
教会のそばのロータリーで記念撮影し、バース市の中心街を西北に向かう。
ロイヤルクレッセント(Royal Crescent)下のマロニエの咲く公園を抜け、西側
の公園を北に出る。
北側はゴルフ場、ゴルフ場の真ん中、太いトチやプラタナスの並木沿いが
フットパスになっている。上り坂となり、早くも汗ばんできた。
Primrose Hillと呼ぶ台地中腹の住宅地を西に進み、教会横を下って車道を
2つ横切る。ここでは道標を見失い、コースが少し分かりにくかった。
Westonでバース市街から続く住宅地が終わり、西北に伸びる稜線の上りと
なる。広々とした牧草地の中腹、標高121m三角点近くの木陰で最初の休憩。
少しの上りだったが、かなり汗をかいた。振り返ると、落ち着いた彩りを
見せるWestonの家並みや、緩やかな丘陵の緑の展望が気持ちよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/a3/21ddf971452a1aa6a74ad7819a45defa.jpg)
まもなく左手の牧草地に三角点が見えた。一昨日のバース郊外にあったの
より小さめだが、それでも高さ1m以上あり、日本の三角点よりはるかに
目立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/1d/fb7d36c972942dfa38bc951b96abec12.jpg)
さらに緩やかな上りが続く。東側に、Upper Westonの住宅地が見下ろせる。
淡い赤紫色の屋根と白壁に統一された家並みは、周辺の緑によく溶けこんで
いる。
218m三角点近くまで上がると、東の丘陵上に大きなモニュメントが、西側
はるかにブリストル(Bristol)の市街地が望まれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/1e/968c05509c82c79072069b5b193ea473.jpg)
30頭ほどの牛がのんびりと草を食べている。コースをふさいでいる牛も
いて、そっとそばを回って牧場を抜ける。さわやかな風が汗ばむ体に気持ち
よい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/ce/35f76cad0d225dad93fe1625bcff9e80.jpg)
Prospect Stileと呼ぶ、地図上にビューポイントマークのある場所に着いた。
上ってきた南側の展望が良く、緩やかかな緑の丘陵が一望だ。反対方向から
来た2組の中年ペアと挨拶を交わす。ワンちゃんも一緒である。
ビューポイントの東から北側一帯は標高230m前後の台地上の平坦地。
東側はバース レースコースになっており、中心に大きなアンテナ塔が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/e3/fd1746ea5c4d1a6f641a281c4ae02d79.jpg)
台地の西端を北へ。しばらくは一面花盛りのナノハナ畑。北西端で折り返し
東へ。やわらかで短い芝草の道となり歩きやすい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/4a/975fc004c9cb4199c29f6be8a7b41138.jpg)
コース上には、ところどころにナショナルトレイルの道標が立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/6f/654732e152ff7f74d4106612941fd8b7.jpg)
やわらかな芝草の道は足に優しく歩きやすい。日本国内の、固い舗装道路を
延々と歩くのとは雲泥の差である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/39/163b9a86284d8c3769a37fd8fa7dfbd5.jpg)
30頭くらいの羊の群の中にトラクターが来て止まった。すぐに羊が寄って
行く。どうやら昼食を与えに来たのを知っているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/f0/fc958b4192a4343df9d0fa4dd47a9ad7.jpg)
台地上にあるゴルフ場の横を東から北西に向かい、Hanging Hillに着く。
標高235m、今日の最高点である。北側は、はるか先まで遠望が利き、8km
ほど先を東西に走る高速道路の車が豆粒のように見える。
林の中を抜けて車道に出ると、1643年の戦いの説明板がある。この辺り
が戦場だったらしい。周辺には何か所かオレンジ色の標識が立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/cc/14ecabfb627ac7bb6c6bd3d071ecada1.jpg)
近くには、その戦いの関係者なのか石造りのモニュメントもあった。
少しだけ林を抜けて牧草地に出ると、刈った牧草を円筒形に束ね、黒いビニ
ールでこん包してある。サイロで保存して、冬季の飼料にするものと思われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/eb/499db568373ecf080c40b8307c174bec.jpg)
前方にゆるやかな丘陵を眺めながら黄色い花の咲く牧草地を下り、小さい
流れを横切る。〈続く〉
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