あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

インドネシア ジャワ島とバリ島を巡る6日間の旅④

2014-02-03 22:19:34 | 東南アジア旅行
 2014年1月24日(金) 曇一時雨後晴

 == バリ島 2つの寺院巡りとケチャックダンス鑑賞 ==

 連泊のホテルで6時30分に起床、7時10分頃からレストランでバイキング朝食をす
る。ツアー用の観光バスに乗り、8時30分にホテル パトラ ジャサ バリ リゾート ビラ
を出発する。

 ホテルのあるクタの町並みから近い市街地に、こんな彫刻があった。


 バスは、午前中の観光地、島の東部のアグン(Agung)山の南西にあるブサキ(Besakih)
寺院に向かう。


 海の向こうに豊富なマングローブの森を眺めながら東北に進んで、9時8分に問屋街に
ある民芸品店に着いた。ここはすべて卸値で買えるので、値段の交渉は不要という。


    

 店には木彫り製品、皿、シルバー製品、キンタマーニコーヒー、チョコレート、菓子、
酒、シャツなど豊富な品揃えだったが、店内は撮影禁止なので中庭の一隅を…。
        

 10時ちょうどに店を後にする。


 町を抜けると水田地帯となり、植えて間もない田、収穫後の田、刈り入れの近い田んぼ
などが次々に目に入る。





 沿道の民家には内寺が目につき、町の交差点にはヒンドゥー信仰のシンボル的な石像な
どが立っている。
        

 バスの中では現地ガイドさんが、インドネシアの概要などを話してくれたので、重複も
あるがそれらの幾つかを紹介する。

 インドネシア全土では80%がイスラム教だが、バリ島では95%がヒンドゥー教徒。
1番大きな島はスマトラ島で象も住み、次がジャワ島、3番目はカリマンタン(ボルネオ)
島、4番はセレベス島、5番目はパプアニューギニア島(西部のみ)。

 主な人種としては、チリチリ毛のミクロネシア人、背が高く天然パーマのポリネシア人、
バリ島やジャワ島に多いメラネシア人。

 バリ島の首都はデンパサール市で、島には8つの県、57の郡に1,676の村がある。
国の共通語はインドネシア語で、バリではバリ語とインドネシア語が使われている。

 それらの話を聞きながらバスは少しずつ高度を上げ、アグン山の南西斜面、標高900
mにあるバリ・ヒンドゥー教の総本山、ブサキ寺院の駐車場に11時20分に着いた。


 駐車場の周辺には土産物店が並び、各々にトイレ表示があるが有料で、トイレチップは
2,000ルピア(約20円)。2つの店のトイレに分かれて入り用を済ます。


 駐車場から寺までは、緩やかな坂道を15分ほど歩いて上るという。左側に土産物店の
並ぶ道を進んで、寺院下の広場まで上がると、幾つもの塔の並び立つ寺院が一望できる。



 ここから先は聖地なので、半ズボンでは入れないという。


 ブサキ寺院は、大小30余りの寺院の総称で、破壊神シヴァを祭るプナタラン・アグン
寺院を中心に、創造神ブラフマを祭るキドゥラン・クレテッ寺院、繁栄神ヴィシュヌを祭
るバトゥ・マデ寺院など、ヒンドゥーの三大神を中心に様々な神々を祭る寺が並び立って
いる。



 雲が厚く低くなり、ポチポチと雨が落ちてきた。寺院下の広場で説明を聞いてから、斜
面に並び立つ寺に向かって階段を上がって行く。


 ここではガイドさんも、ヒンドゥーの衣装で説明しなくてはならないのだとか。
    


 中ほどの寺院では祭礼の最中で中には入れず、柵の外からその様子を眺める。




 最上部付近まで上がった頃には、雨が本降りになってきた。バリ島では10月~3月が
雨季で、1月の月間平均降水量は345mmと1年で1番多いとか。でも1日中降ること
はなく、20分ほどのスコールで止むという。
    



 寺院の観覧をひととおり終えたので、急いでバスに向かって下って行く。雨水が道路上
を流れ下り、上がってきた車に水をはねられたりして、靴も靴下も濡れてしまった。


 バスに戻った頃には雨は弱まり、間もなく止んだ。12時40分にブサキ寺院の駐車場
を出発する。

 空港やホテルのあるクタ方面に向かって戻り、13時5分に途中の「Puri Boga」という
レストランで昼食となる。
    
 また雨が降ってきたので、急いで建物に入った。


 食事はバイキング形式、料理の傍らには可愛い人形が並んでいた。



 レストランの周辺は、深い森と緩やかな斜面のライステラスに囲まれた好展望地だが、
雲が低く立ちこめていて遠望は得られない。




 でも、ライステラスは昨日の場所より自然が豊富で、しっとりした雨の景観もまたなか
なか見応えがある。


 食後、思いがけないサービスがあった。果物の王様、ドリアンを味合わせてくれるとい
う。殻を割った中身を皆に少しずつ分けてくれたが、種の回りについた白い実は甘くねっ
とりしていて、気になるという匂いもさほどには感じず、さすが果物の王様と言われる美
味しい味わいだった。

 雨模様の中、14時にレストランを出発する。(続く)




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