あるきメデス

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カタツムリ歩行同窓会で府中本町駅周辺を歩く(東京・府中)(前半)

2019-11-18 22:14:05 | カタツムリ歩行
 2019年11月17日(日)

 好天となった今日は、カタツムリ歩行の第7回同窓会に参加した。集合はJR武蔵野線
・南武線の府中本町(ふちゅうほんまち)駅である。

 今回の担当のKさんから地図をもらい、皆さんよりひと足早く9時50分に駅を出た。

 駅の東側、広い空き地に「国司館(こくしのたち)地区と家康御殿(いえやすごてん)
史跡広場」の説明板があった。

 ここは、約1300年前に武蔵国府の国司館があったところ。さらに約430年ほど前
には徳川家康の府中御殿も置かれていて、府中市の歴史を象徴する国の史跡だという。

 広場の中央に国司館の10分の1復元模型があり、東側には2.4mの柱が立ち並び、
国司館の建物を復元していた。


 東側の道路の大きなウメモドキの街路樹が、たくさんの実を枝いっぱいにつけている。


 その道路を北へ、右手に大國魂(おおくにたま)神社の鳥居を見ながら進む。通りには、
地元府中市を本拠地とするサッカーJリーグ1部のチーム、FC東京の旗がある。
    


 次の五差路を西に少しで、大ケヤキやサクラの葉が色づく天台宗善明寺(ぜんみょうじ)
へ。

 山門を入ると、境内の樹木はよく手入れされていて気持ち良い。
     



     




 正面が本堂、右手前には朱塗り柱の金仏殿、山門近くには豊玉荼枳尼尊天を祭る小さい
お堂がある。


     

 ちなみに、金仏殿の正面には阿弥陀如来座像と脇侍の阿弥陀如来立像が安置されている
よう。

 いずれも全国でも珍しい鉄製鋳造の仏像で、国の重要文化財に指定されており、特に阿
弥陀如来坐像は像高195㎝あり、国内の鉄仏中で最大の像だという。。


 山門を出て、JR南武線の線路沿いの清水下小路(しみずしたこみち)を進む。線路の
向こうの建物の上に冠雪した富士山が望まれ、近くのツタモミジがよい彩り。
         

 南北に真っ直ぐに走る下河原原(しもがわら)緑道まで進む。緑道を北に少しの番場公
園交差点で左折し、旧甲州街道を西へ。

 木造の古い民家があり、すぐ先を南に入ると足利尊氏の開基という曹洞宗高安寺(こう
あんじ)である。

 室町幕府により武蔵国安国寺として位置づけられ、江戸時代初期までは臨済宗の寺院だ
ったとか。広い境内のたたずまいが、その歴史を感じさせてくれる。


 まずは赤い幟(のぼり)の林立する突き当たりの観音堂に参拝する。多摩川三十三観音
霊場の第三十三番、結願(けちがん)の札所である。

     
 少し戻り、東向きに堂々と構え立つ山門を入る。


     
 境内にはタラヨウ、コウヤマキ↑、クスノキ↓などの大木があり、いずれも「府中の名
木百選」に選定されていた。
         

 旧甲州街道に出ると、高安寺側に標高56.7mの水準点が目に入る。
  


 次の十字路を南に入り、JR南武線の分倍河原(ぶばいがわら)駅東側の踏切を渡り、
駅に向かって右折する。


 駅の南側は片町公園で、その一角に新田義貞(にったよしさだ)公の像があった。
     
 元弘3(1333)年、上州で兵を挙げた新田義貞は、ここ分倍河原で北条泰家率いる
幕府軍を撃破し、一気に鎌倉に攻め込んだゆかりの地。騎馬像は、文化勲章受章者の富永
直樹氏の作という。

 JRと交差する京王線分倍河原駅の高架下を西に抜ける。少し先で北側の住宅地を迂回
し、府中市史跡の高倉塚古墳の北側に出る。

 古墳時代後期の古墳で、6世紀前半の土器が出土したとか。この辺りに広がる高倉古墳
群の中で中心に位置し、墳丘が現存している数少ない古墳だという。

 すぐ先で分梅通りに出て、南へ緩やかに下る。坂の途中、左手の光明院の山門を入るが、
本堂は2階建てコンクリート造り。


     
 1階中央部の不動尊像と山門際の弁在天像だけが目についた。
        

 南側の交差点を東へ、鎌倉街道を少しの分量橋まで進み、南に伸びる雑田掘緑道へ。

少し先で東南に向かうが、京王線の線路手前で行き止まりのようなので緑道に分かれて南
下し、中央自動車道の高架下を抜けて新田川緑道に回った。

     
 すぐに京王線の下をトンネルで抜け、東南に向かって進む。緑道沿いは樹木が豊富で、
ところどころに色づいた葉も見える。
         


 下河原通りを横切り、間もなくホタル飼育場横を通過する。


 その先は流れが広がり二つの池が続き、モミジやサクラ、ケヤキなどの葉や、ピラカン
サの実などで彩りも豊富となる。


     





         
 池の先は幾分植え込みが少なくなるが、咲き残るケイトウがあり、さらに進むと南側に
は、ひこばえで黄緑色の田んぼが現れた。


 間もなく北からの下河原緑道と交差し、その緑道に入る。すぐ南側がゴールの郷土の森
公園だが、左カーブした緑道を少し先まで進んで入口が無いので折り返す。


 郷土の森博物館本館の北側を進み、ゴールの郷土の森公園の芝生広場には11時53分
に着いた。緑豊富な木々や、市民などの憩う広場を眺めながら昼食にする。



 食事を終えて、南側の修景池へ。大賀ハスなど何種ものハスが栽培されていて、池の西
側には「緑光燦舞」と呼ぶ変わった彫刻がある。



 道路の西側にある観光物産館に入り、地元産のハヤトウリを購入する。



 さらに北側、博物館前の広場で開催中の「第30回府中市農業まつり」会場にも回り、
「野菜でできた宝船」や農産物、飲食物などのテント、鉢植えの盆栽など眺める。









 12時50分過ぎ、昼食場所に戻って全員で記念撮影とミーティングをして、13時頃
散会となる。〈続く〉





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