プレゼンテーション資料の作り方を書いたHow to本には、ときどき「プレゼン資料は○ポイント以上のフォントで作ること」とかと勧めています。
もちろん、見えないほど小さな文字を使うことは論外ですが、かといって現実的には、「大きな文字の簡潔なプレゼン資料」というものには、めったにお目にかかりません。
「大きな文字で」というのは、言いたいことを簡潔に表現せよとの心と考えるべきです。
(その意味では正しい勧めだと思います)
私は、文字の大きさよりも、1枚のスライドの中の「情報密度」に気をつけるべきだと思います。
情報密度 = 情報量/スペース(面積)
言わんとする中身の薄い表やグラフはスペースの無駄です。資料自体が幼稚に見えます。
かといって、小さい字でたくさん書いてあるのが良いわけでもありません。
(ポイントを掴んだシンプルな無駄のない表現がベストです)
1ページ内のレイアウト上でも、プレゼンテーション全体の各スライド間でも、情報密度に気をつけてコンテンツの量を調整しましょう。
そうするとバランスのとれたアウトプットができあがります。