以前から気になっていた作品のひとつでした。
観終わっての感想は「思っていたのとはちょっと違った」 という感覚ですね。
やはり一番引っかかったのは “犯人の自白拒否の内容と動機” です。ここに納得感がないんです。 マスコミが殺到して当人に大きな迷惑がかかるというのはそのとお りだと思いますが、 全体のプロットの中でのバランスという点では、 何か違和感が残ります。
部分的にはさすがといったシーンもあったのですが、 ラスト近くの法廷が舞台となったあたりから登場人物の心理描写に も不自然さが目立ち始めました。
正直なところ、私としては “かなり消化不良” 的な作品でしたね。