不法滞在・不法就労・市民権取得 等々、「移民問題」 はアメリカにとっては大きな社会課題のひとつです。
本作品は、その「移民」が生み出す様々なケースを取り上げて、 ひとつのオムニバス的ストーリーとして組み上げた問題提起型の作 品です。
主役のハリソン・フォードもスーパーマン的な役どころではなく、 それらの課題に日々直面し心を痛めている“当事者” として登場しています。
教室での「9.11」の扱いをはじめとして、 なかなかチャレンジングなシーンが盛り込まれた興味深い作品でし た。ときにはこういったテイストの映画もいいですね。