2020年(日本では2021年)に公開されたアメリカ映画です。
ジョニー・デップの制作・主演の作品で、とてもメッセージ性の高い内容です。
実在した人物や実際に甚大な被害をもたらした公害事件をモチーフにしたものだけに、純粋ドキュメンタリーではない形で映画化するのは、大きなチャレンジだったでしょう。
もちろん、シナリオに起こすにあたっては史実とはことなる演出も加えられていますから、そのあたりの適否の評価は分かれるところだと思いますが、私の率直な感想をいえば、過度なセンセーショナルな見せ場を際立たせるのではなく、しっかりと抑制の効いた作りに徹していてよかったですね。
キャスティング面では、特にビル・ナイさん、國村隼さんの円熟の演技は印象的でした。