いつも聴いている大竹まことさんのpodcast番組に大沢在昌さんがゲスト出演していて最新作を紹介していました。
大沢さんの代表的な作品である “新宿鮫シリーズ” はほとんど読んでいるのですが、この “魔女シリーズ” は初めてでした。お話を聞いていてその主人公の設定にちょっと興味を持ったので、先日まずは第1作目「魔女の笑窪」を読んでみました。
読んでみた印象は正直なところ “並” だったのですが、ストーリーにも連続性があるということで、第2作目にも手を出してみたという次第です。
小説なのでネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、1作目よりも主人公をはじめ登場人物が活き活きしているように感じました。
その分、人物の相関関係や組織が少々込み入っていてまどろっこしいところもありましたが、ラストに向かってのアップテンポな展開はスリリングでしたね。一昔前の “ハードボイルド” 路線の作品です。
1作目は沈鬱なトーンで今一つ響かなかったのですが、この感じなら、とりあえず第3作も読んでみようと思います。