最近聴き始めたpodcast番組に著者の東京大学史料編纂所教授本郷和人さんがゲストで登場していて、歴史の捉え方をはじめ様々な歴史学習の意味についてお話しされていました。
なかなか興味深い内容だったので、その番組でも紹介されていた本書を読んでみようと手に取ってみたという次第です。
さて、読んでみた感想です。正直、期待していたものとはかなり違っていました。
私の場合、ほとんどの本は、図書館の蔵書リストから検索したものを予約して受け取るので、手にするまでは実物は全く見ていません。実際パラパラとでも見ていれば、この本は借りなかったでしょう。
もちろん、記述内容に非があるわけではありません。記述イメージが想像していたものと大きく異なっていたということです。
つくりとしては、古墳時代の卑弥呼にはじまり昭和期に至るまでの歴史に名を残した様々なジャンルの人物を38人とりあげて、それらの人物の功績や人となり、隠れた逸話を2~4ページで簡単に紹介するといった構成で、それはそれで始めて知るような興味深いエピソードも数々あったのですが、ただ、如何せん情報密度が薄すぎます。
まあ、これはこれとして、本郷和人さんによる他の著作にもトライしてみましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます