今回の車は 三菱 RVR です。
この車は2000年に販売を終えています。今回のモデルは2代目のRVRですが、初代のRVRが登場した時は、三菱自動車のいい時代でした。
その頃はRVブームの始まりで、遊びを楽しむ車が出はじめた頃でした。
この初代RVRの一番の強みは雪道で、4DWとスタッドレスタイヤでスキーを楽しむ方には、最高の移動手段になりました。勿論当時は三菱デリカやトヨタハイラックス、日産テラノなどの、いわゆる4WD車は有りましたが、これらは少し大きめで、RV車というよりクロカンの部類に入ってしまいます。購入する側からしたら、普段乗りにも扱いやすく、そして遊びにもいける車として、初代RVRが人気車種になりました。時代は常に流れるもので、ミニバンブームが到来してRVRの影に居たシャリオが、世間に受け入れられるようになりました。そして三菱自動車の経営難も受けて RVR は姿を消してしまいました。
今回の2代目RVRの乗り心地はいかがなものか?エンジンはシャリオグランディスと同じ2.4GDIエンジン(他にもバリエーション有り)です。このエンジンは凄くパワフルで、ストレスを感じさせない機敏な走りをします。以前シャリオグランディスの時にも書きましたが、凄く静かでいい乗り心地です。但しハイオクガソリンを入れたて完全燃焼させないと、いいコンディションは保てないとの事?状況に応じて一概に言えませんが、不完全燃焼を継続すると、エンジン内に煤(カーボン)が蓄積され、アイドリングが不安定になり、それを続けると信号待ちなどでエンジンが止まる現象が起こります。もしこうなった場合はディーラーに持ち込めば対処してもらえます。
そしてRVRの特徴として、リヤシートのスライドです。リヤシートがスライドするのは当たり前ですが、このRVRは初代RVRからの伝統で、後部座席の人が 足を思いっきり伸ばせる事です。画像にアップして置きましたが、スライドさせるとリムジン程の前席と後席との広い空間が作れます。残念ながら後部座席に座る事を忘れましたが、これなら飛行機のファーストクラス並みの寝心地でしょうね?(一度もファーストクラスに乗った事はありませんが、あくまでも想像です)
もう一度RVRの復活は無いのでしょうか?こんなスポーティーなRV車が有れば楽しいと思います。中古車市場でも年式は古い為、安く買えると思います。
今回は トヨタ ビスタアルディオ です。
この車で登場した時は、それまでのトヨタビスタの面影が全く無く、突然変異して現れました。旧タイプのロールーフの車から、居住空間重視のハイルーフのボディへの転身は、当初僕のイメージはNGでした。当時のトヨタビスタの営業マンに「なんでこうなったの?」と疑問を投げつけ程です。多分当時としては早すぎたのか、最近の車が居住空間重視になって来た為、それ程違和感無く受け入れられる様になりました。でもビスタセダンのあの形は、今でもいかがなものと思います。
乗ってはどうか?確かに凄く広くて、頭上も違和感がないです。そしてコンソールセンターに埋め込まれたメーター・・必要最低限の表示しかなく、大きくシンプルで認識しやすいです。この点も当初は少し違和感がありました。ナビ装備車もここに画面が表示され、コントロールはセンターコンソールに簡単な操作スイッチがあります。このスイッチには車輌情報の切り替えがあり、メインテナンスや燃費なども表示されます。それに僕の好みから言うと、今はどうか分かりませんが、トヨタ車のシートが少し柔らかく思えます。僕は体重75kgですが、少し沈みぎみになり長距離走行の時に、腰に違和感を感じるときがあります。これは好みですので、これが好きと言う方には いいシートと思います。オーディオもコンソール一体型なので、後付けのオーディオは無理かも?当時はそれも許せなかったような気がします。
実際走って見ると、今回のビスタアルディオは1.8のDOHCエンジン(1ZZ-FE)で、ボッテリしたボディのわりには、軽快な走りでなかなかいい感じです。アクセルを踏んだだけ、前に進んでくれます。燃費表示に切り替えて見ると、10km/L~13km/L位を行ったり来たりしていました。本当に静かで扱いやすく、トランクスペースも広く、開放感に優れた車です。
時代も変われば、人の感覚んも変わります。今ではこのビスタアルディオは、違和感無く受け入れる事が出来ます。
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今回は BMW 528i です。
12年式のこのBMW、当時の車としてはスポーティと豪華さを兼ね備えた車です。インパネにウッドを使うことで豪華さをアレンジするのは、現在ではあたりまえの様になっていますが、ただ沢山組み込めばいい訳では有りません。その点この528はポイントを押さえて埋め込まれていて、落ち着いた内装の作りをしています。シートのホールド感と固さはとてもいい感じです。ハンドルのグリップ感も丁度いいかな?運転席に座った時の、ドライバーを包み込み車と一体となった感じが好きですね。ただ一つ気に入らないのが、僕の足の大きさは27cmですが、どうも左足のおさまりがよくないです。ミッションの形状で このような作りになっているとは思いますが、時々気になってしまいます。
乗ってはどうか?2.8リッター直6DOHCのエンジンはスムーズにふけ上がります。ただし1.5トンを越える車輌重量には3.0リッターのエンジンがいいですね。この次の年位から3.0リッターエンジンになりますが・・。サスペンションの固さがMスポーツらしくていいです。フワフワするわけでもなく、適度なゴツゴツ感が乗っていて心地よいです。
BMWの車種の中で、5シリーズは中途半端な位置に思っていましたが、大きくも小さくもなく、僕は一番扱いやすい車と思いました。スタイルも大きなボンネットに小さく締まったフロントマスク、ホロントからリヤへのラインも無駄が無い感じです。逆に言えばもう少し特徴が有ればいいのですが。
今回は 3代目のトヨタカルディナをご紹介します。
一見この車を見ると「何の車」と言うくらい、デザインを一身して3代目となりました。初代カルディナは、今は無きコロナのワゴンバージョンとして登場。世の中のステーションワゴンブームにのり、ユーザーのニーズに合った人気の車種になりました。2代目は初代の面影を少し残しながらも、よりスポーティになりました。以前カルディナGT-Tに乗った事が有りましたが、あの260馬力エンジンは凄いです。所詮カルディナだと思ってアクセルを踏むと、ドッカーンと加速しました。このクラスの車で、アレだけのいい走りをすると感激しますが、新車価格が装備&登録費用を入れると300万円オーバーとなると、チョッと考えてしまいます。その為中古車市場では希少価値です。
そしてこの3代目ですが、いかにも「速そー」と思えるフォルムで、美しいラインをしています。確か宣伝もそんな感じの作りだったような?この頃の車の特徴として、居住空間を重視した作りになっていて、スポーツ車とはいえ、昔の車の様に天井に頭が付いてしまっては、時代のニーズにこたえられません。このカルディナも少し天井が高くなっていますが、後方に流れる下りラインがよりシャープさをアレンジしています。
乗ってはどうか?今回の車はグレードがZで1800ccでしたが、トヨタのVVT-Iエンジンは何度も言いますが、申し分ないくらい扱いやすいエンジンです。シートのホールド感もいいですし、操作のしやすいインパネ廻り・・
トヨタ車は素晴らしいのですが、乗った感じこれと言った特徴が少ないですね。このカルディナで一つケチをつけるとすると、ボンネットの曲線とリヤの直線のバランスが少し悪いかな?これは主観ですので、人それぞれの見方があります。前方から見た時に、フロント廻りがぼてっとしているような感じを受けます。ライトの形状がもう少し小さくてもいいかも?
今回は初めて登場の軽自動車です。
最近の軽自動車は、昔と違い「ただ走ればいい」というものから、チャンとした乗車の位置を確立しています。その為に装備を充実させると、それなりのいいお値段になります。
さて今回の スズキ Kei ですが、普通の軽自動車よりも車体が高いです。同じスズキのワゴンRも車体(高さ)が高いですが、乗った感じは全く違います。その理由は、座席が高い位置に設計されています。その為目線が、普通乗車と同じくらいで、軽自動車を運転している事を忘れてしまいます。どの軽自動車を運転していても感じますが、車輪幅は狭い為、路面の凹凸が合わなくて、左右の揺れが微妙に起こります。足回りの構造も、普通乗用車のようには良く出来ていません。その為たまに軽自動車を運転すると、クビが痛くなる事が多々ありました。しかしこのスズキKeiはそれの症状が無かったです。
何故かと考えてみると、一つに足回りの良さですね。コーナーで加速しても、しっかりと安定して車体を支えていました。田舎道を走っていましたが、扁平率80のタイヤを装着している為、路面の振動もそれ程気にならないし、結構静かでした。
その2に、シートの形状ですね。このスズキKeiのシートは軽自動車にしては、脇腹をしっかりサポートしてくれます。その為に横揺れの時も、運転者に無駄な力をかけないで、楽に運転できます。
軽自動車のエンジンは660と決まっているので、ターボなどが付かない限り、それ程パワーは変わりませんが、今回のスズキKeiの3気搭DOHCエンジンは、普通車に負けない走りをします。その上エンジン音が静かなのには、驚きです。確かに外にいると、あの安っぽい軽いエンジン音は聞こえますが、運転しているとあまり気になりません。設計図を見ていませんが、アルトやワゴンRなどと違いシートの位置が高い為、エンジン位置より運転者の位置が高い位置にある為ではないかと、素人的に考えてしまいます。後は強化ボディのせいも考えられますね?
それに車体が高いことで乗り降りも楽ですし、運転席&助手席にポケット類も沢山あり使い勝手のいい車です。
このスズキKeiは、普通乗車感覚で乗れる軽自動車です。
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今回の車は、これぞトヨタの異端児と思わせるスタイルの WiLL VS です。
これは異業種合同プロジェクトWiLLブランドの車版で、確かそのほかにも有名会社の商品のWiLLブランドが数品有りました。だからトヨタ車のイメージから、かけ離れたスタイルになっても仕方ないですね。
このWiLLには3車種あり、最初に登場したWiLL Vi、2番目にこのWiLL VS、最後にWiLL サイファというおもしろい車が登場しました。多分今後乗ることがないと思うので、その他2台のインプレッションも載せます。
まずは WiLL Vi は女性向けのスタイルで、チョッとノスタリジックでリヤガラスのカットが独特な雰囲気をかもし出してくれます。ただしこのオシャレな車にも欠点が・・?1.3Lのエンジンは非力ながら充分走りますのでこれは良し!運転していても楽しくなる車です。欠点は後部座席です。リヤガラスをアレだけ前方にカットすると、ドアの小ささで分かると思いますが、ホントに狭いです。僕の身長が180cmありますが、リヤシートに座ると頭が天井に付いてしまいます。足元も前のシートを少し出してくれないと座れません(僕の足は27cm) だからこの後部座席は子供専用ですね。
次に WiLL サイファ ですがこれはスタイル的に好き好きですね。独特なフロントライトの形状、独特なインパネの形状、そしてこの車の売りのトヨタの情報ネットワークサービス「G-BOOK」の車載端末を搭載と、多分コンセプトとして未来的な作りにしたかったのでは?でも何故かあまり売れなかったイメージがあります。乗った感じは、今で言うパッソ1.3のような感じです。
さて本題の WiLL VS ですが、見た感じ「なんだこの車」と思いました。確かにスタイリッシュなのですが、これこそ好き嫌いがはっきり出てしまいます。いかついフロントとリヤの形状、特にリヤのライトなんか こちらが怒られているように感じます。まあWiLL3車種の中では僕は一番好きです。 乗った感じは1.8LのVVT-iエンジン 充分な走りを味わえます。トヨタ車なのでメカニズムは問題ないですね。燃費もまあまあ良くて、満タン近く入れて300Km走りましたが、燃料計は半分以上残っていました。ただデザイン重視のこの車、リヤの視界が狭いです。後部座席の左右の窓も小さいので、リヤに座ると少し圧迫感があるかも?それと前席シートの形状が大きめに作られているので、前からリヤシートの物を取る時に少し不便かな?独特な形状のメーターとATシフトレバー、まるで宇宙船を操縦しているような感じです。なるほどだからシートがこんな形になっているんだ・・今気が付きました。
今回の車はパープル?黒?でしたが、僕のお勧めはシルバーのボディにインチアップのアルミを履くとカッコがいいと思います。
今回は トヨタタウンエースノア をご紹介します。
この車、現在発売されている「ノア」と、昭和の時代から永きに愛された1BOXカー タウンエース/ライトエースの、次の世代への転換期の車です。旧タウンエース/ライトエースは当時としては、人数が沢山乗れるレジャー向けの車でした。構造上エンジンがシートの下のあり、運転席が前に突き出した今では懐かしい車でした。しかしこの構造だと、事故を起こした時の、前席の方の致命傷が大きく「ボンネットタイプの車でないと危険」と海外からの指摘が有ったらしいです? そして出来たのが、ボンネットフードが付いたタウンエースノア/ライトエースノアが形を変えて登場したのです。しかし最初見た時に、まるで商用車みたいで僕は好きになれませんでした。むしろ日産せレナの方が乗用車用として、良いと思っていました。 しかし時代のニーズとは残酷で、せレナはセンターコンソールタイプで、エンジンがシートのしたに置かれたタイプの車でした。そうなると運転者に圧迫感を与え、室内空間が狭く感じてしまいます。それにエンジン音が多少室内に入り込み快適感が失われます。その点タウンエースノア/ライトエースノアは、シフトレバーをコラムシフトにして、フロアをフラットにし、室内を行き来できるようになりました。作りがどうであれ、使いがっての良い車には、それを求めているユーザーが出てくるのです。
乗った感じは、この車のエンジンは 3Sの2000ccでした。軽々とふけ上がり、機敏に走ってくれます。但し以前 3Sエンジンのタウンエースノアで、高速道路を走った時に、平らな道では追い越す時も何にもストレスを感じなかったのですが、長い上り坂になると、アクセルを踏んでもなかなか求めている加速をしてくれませんでした。このエンジンの特徴なのか、高回転はいいのですが下の力が物足りないです。
中古車市場では結構安くなっています。仕事やレジャー、沢山の人の移動など使いやすい車です。
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今回は 三菱のシャリオグランディス を紹介します。
以外にこの車、中古車市場では密かな人気です。その理由として思うのが・・・
1番目に価格が安い?それだけなら他にも沢山あります。この車の定員はグレードによりますが、3列シートで6,7人乗れます。11年式ですが価格が40万円(車輌本体価格)前後としたら、お買い得と感じるかも?
2番目として三菱独自のエンジン GDIエンジンです。このエンジンは日本で最初に発売された筒内直接噴射エンジンです。詳しい構造は難しくて説明できませんが、一度排出されたガスをもう一度エンジンに取り込み再燃焼させる仕組みだったような・・・でもこれをはじめて聞かされた時に、三菱自動車は凄い技術を持っていると思いました・・・しかし後日談としてこのGDIエンジンの発売は、見切り発進だったと聞きます。
トヨタで言うところの D4エンジンと似ています。両社のエンジンはメンテナンスが必要で、古くなるとアイドリングが不安定になる場合があります。仕組み的に簡単に言えば排ガスの再利用なので、エンジン内にカスがたまりそれで不安定になるり、時には信号待ちでプスっと止まる事も有ります。これはディーラーに持って行けば対処してくれます。でもこのガサリン高騰には大変助かっているエンジンです。2.4LGDIエンジンでリッター9~10kmくらい走るのでは?(走行状況によります)
乗った感じは、2.4リッターエンジンはパワフルで凄く乗りやです。シートの位置が高いので、視界がいいです。意外に三菱社のシートが固いところが僕は好きです。それとは逆に、トヨタ社は沈み込むソファーの感じで時々腰が痛くなる時が有ります。
しかしリコール隠しなどの経営面での悪化、会社不信などあり、一時三菱自動車は中古車市場の嫌われ者になり、価格の下落に伴い売れなくなりました。しかし最近は新しく新車を続々と発表して、新しい三菱自動車に生まれ変わった事を証明してくれています。
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今回は トヨタbB の試乗です。 このbBという車、トヨタ車のいままでの車種構成とは一風変わった異端児的な登場をしました。TVコマーシャルではじめた見た時に、決してスポーティでなく、フロントガラスも含め、フロント部分、リヤ部分やサイドパネるなど90度に近い角度に造られていて、何処見てもオシャレなラインが無いです。子供の頃描いた絵に、こんな感じの車をよく描いていました。それが現実に走っていると懐かしさが感じられます。
話に聞いた所、トヨタ社の若い開発者達が、生み出した車らしいです。もし永年車を造って来た人場合、次はこんなラインを入れてとか、もう少しデザインを未来的にしようとか雑念がわいてきます。しかしこのbBを見る限り、なんの無駄なラインも無く、全く雑念を感じないです。でもこれが若い人の感覚で、実際に発売されると即世の中に受け入れられました。
乗って見ると、室内の天井も高く乗りやすいです。ただフロントガラスが立っている分、視界の高さが狭いような感じがします。値段設定のせいか、ダッシュボードやドアの内張りに、プラスティックが多く使われています。トヨタ定番の1.5LのVVT-Iエンジンはどの車にう関してもそうですが、結構扱いやすいエンジンです。リヤのトランクスペースが若干狭いので沢山の荷物は無理ですね。
そう考えると、この車のコンセプトは家族で旅行ではなく、仲のいい友達同士で遊びに行く車といっていいでしょう。 モデルチェンジをしましたが、斬新なデザインになりすぎて、性格が良かった子供が不良になってしまったような車になりました。もしこれが今の若者に受けるのなら、ニーズの幅が狭くなってしまうと思います。
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今回はメルセデス・ベンツ S500 12年式のW220のタイプです。 さすが当時1500万円位の車ですね、ドアを開けた時からして違いますね?どう違うかって・・それを言葉で言うのは難しいです。オイオイそれではインプレッションにならないぞー ドアを片手で開けますよね当たり前ですが、その時に手に伝わる重さが何か違います。普段車に乗る時に緊張しませんが、シートに座った瞬間に肩に力が入ります。そしてエンジンキーをまわし、メーターに灯りが入ると、心の底で「オー」と言った感じがします。
乗った感じは、やはり静かでスムーズな走り出し、国産の上級車プラスαのように思えます。意外に扱いやすくて、5m越えのロングボディも感じさせないですね。ドイツ車特有の、アクセルを踏んだ分だけの加速感は、2t近くの重量をも感じさせません。 この5リッターV8エンジンはシングルカムを採用しています。その為か前モデルW140のV8DOHCエンジンに比べて、出だしが少し軽くなった感じがします。確かに走りが軽くはなりましたが、W140に比べて何処と無く重厚感が感じられなくなったのは僕だけでしょうか。
この車ならお金はかかりますが、長年乗っても良いですね。
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今回はスポーツワゴンの名を世間に浸透させた スバルレガシィGT-B です。
三代目となるこのレガシィは、かなりの熟成度が感じられます。基本的なエンジンは変わっていませんが、それに付随するコンピューターなど時代に合った作りになって来ていると思います。確か初代のレガシィターボはかなり燃費が悪く、古くなるとオイル洩れの車が多くて、エンジンをかけて走りだすとオイル臭さが漂って来ました。しかし二代目の後期辺りから、随分と燃費も向上して来て、富士重工の技術に感謝したいです。
この日本で唯一の水平対向4気搭エンジン、世の中の車は随分と静かになったのに、このエンジン特有のドロドロ音が何処か心地よく感じます。その上ツインターボが装着されていて、各メーカーの280馬力競争時代を思い出させてくれます。 乗った感じは、結構室内の作りは重厚感を感じさせます。何故だろうと思いながら運転をしていると、ダッシュボードやドアの内張りにレザー?(ビニールレザーかも)がふんだんに使われていて、それが高級感を出している事に気が付きました。このところの車は、高級車は別格として、内装にレザー模様のプラスチックを使っていて、豪華さが無くなって来ています。まあ時代の流れがそうなのか、販売価格からして致し方ないのかも知れません。確かに最新のレガシィの20RスペックBでも267万円します。
やはりこのエンジンには5速マニュアルがいいです。意外に扱いやすく、下からのトルクとそれに重なるようにツインタービンが回りだします。そうなると水平対向エンジンのあのドロドロ音がスピードにかき消され、心地良い室内空間が僕を包んでくれます。何か詩人のような言い回しですが、この感覚は知っている人にはたまらないと思います。昔のシングルターボのレガシィは加速時に、ひと息置いてから加速することが見受けられました。しかしツインターボになってそれが無くなり、自然な加速が得られるようになりました。
最近富士重工の経営難で、トヨタ自動車の支援を受けることになりましたが、このレガシィの水平対向のEJ20エンジンは、永遠に受け継いでいって欲しいです。余談ですが、新型インプレッサのテールの形状が、ハリアーのテールに似ているような?
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BMW323という車・・街で結構見かけます。外車でありながら、もう日本車のように乗られています。場所によっては教習所車で使われている所も有ります。 確かにこの3シリーズはあのバブル期は「六本木のカローラ」などと言われた時も有りました。当時は大衆車扱いでしたからね。しかしそんな景気のいい時代も過ぎて、時代が流れ今は格差社会と言われています。現在街で見かける3シリーズには、以外に女性ドライバーが多いように見えます。30代くらいの奥様達と思われますが、マンションブームで夫婦で購入して、それに見合った車を買うとなると、それなりにいい車を欲しくなります。そこで3シリーズが候補にあげられることでしょう。これなら家族で出かけるに良し、お買い物に行くにもそれなりに見栄が晴れるかな?そんな勝手な想像をして見ました。
このBMW323を乗ってはどうか?普通に良いです。6気筒の充分なエンジンパワーとスポーティなハンドリング、アクセルを踏んだ分だけチャンと加速してくれますし、ハンドルをきった分だけスーと反応してくれます。昔のBMWと違うのは、エンジン音が静かになった感じがしました。あの六本木のカローラ時代は、エンジンのうなり音がやけに耳につき、壊れそうなイメージでしたが、最近のBMWは多少はその名残は有るにせよ、だいぶ静かになりました。まあ4気筒と6気筒のさは有るとは思いますが、そんな所が乗っている人に安心感を与えてくれます。
ただ最近の日本車と違うのは、居住空間が昔の車と変わっていないことです。日本車はミニバンタイプが多くなったせいもあり、足元が広かったり、後ろの席が苦痛なしに座れるとか、圧迫感がなくなりました。このBMW3シリーズは丸みが出来た分多少天井が高くなり180cmの身長の僕でもぶつかりませんが、センターコンソールが張り出していたり、ダッシュボードが突き出ていたりして少し窮屈な感じがします。以外にそのフィット感が好きという方もいると思います。
昔に比べて故障は少なくなったと思いますが、トラブルが無ければいい車です。欲を言えば、もう少し外車に乗っているというインパクトが欲しいです。そして回転系の下にあるBMW定番の燃費メーター?常に目が行ってしまうのは僕だけでしょうか?
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今回は マツダ MPV をご紹介します。
まずは初代MPVのお話から。初代MPVはアメリカのミニバンを意識して作られた車でした。車体の作りも日本的ではなく頑丈で大きく、チョッと日本人好みではなかったかも?日本車には珍しいフロントフェンダーからラジオのオートアンテナが出ていました。 では二代目はというと、日本のミニバンブームにのり日本人好みに仕上がっています。この二代目MPVはミニバンの中でも大きい部類に入ります。その分室内は広くゆったりとした作りになっていて、家族やグループでの移動は結構楽に思えます。確か両サイドスライドドアを採用したのも早かったような?
乗った感じは V6 2.5L DOHC のエンジンパワーは充分で、思いボディを軽く走らせてくれます。年式、グレードによっては2.0Lと2.3L直4DOHCや3.0V6DOHCもしくはV6SOHC(12年式)など選べます。直4DOHCは燃費はいいと思いますが、人数が多くなるとエンジンの負担が大きくなり逆に燃費悪化の原因になります。今回のV6 2.5Lエンジンの場合、高速100km/h走行時エンジン回転が2400回転と以外に高く、少し燃費が悪いかもと感じました。燃費で言うと同じ速度で2000回転以下だとベストですね。多分3.0Lエンジンの方が回転数は低いと思いますが、排気量が大きいのでどうでしょう?
運転は結構乗りやすく操作しやすいです。ただ備え付けのドリンクホルダーの深さが無い為、ペットボトルがカーブで曲がるたびに転がってしまいました。太いカンジュースはいいと思いますが小さいのはチョッと不安です。この車は標準タイヤを装着していますが、ボディが大きい為か足回りのサスペンションが原因なのか、路面の状況により左右の揺れが少し気になりました。空気圧はそれ程低下しては無かったですが・・・・?
多分値段的にも他社の同クラスよりはいくらか安いと思います。車の大きさも乗っているとあまり感じません(個人により感覚は違うと思います)結構扱いやすい車でした。
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今回の車は トヨタカローラスパシオ 平成10年式 です。
この車も古くなりましたね。発売された時は3列シートブームの始まりで、一つ上の車種にイプサムが有ります。このカローラスパシオにも3列シートを装備したグレードが有ります。今回の車は2列シートの5人乗りでしたが、以前3列シートの7人乗りのスパシオを見た時に・・3列目のシートは子供でも狭いのではと感じました。実際に座ってはいませんが、私の場合足元に足が入らないと思いました。ホントに補助シート扱いですね?
この当時の車は方向性が定まらない物が多く、社会的にも景気が悪く購買意欲が湧かない時期でした。多分100円ショップがブームになった頃ですか?それまでの日本には3列シートの車は認知されなく、コレも景気の影響なのかと思えます。
試乗した感じは、まだまだ元気な1.6Lのエンジンで、ひと昔前のトヨタのエンジンは健在です。いまの低燃費車とは違いますが、当時としては燃費の良い車でした。名前がカローラですからね。車内も広く、シンプルで扱いやすい車です。やはりひと昔前の車なので、加速する時のエンジン音が室内に聞こえます。それでもさすがトヨタ車、新車価格が低価格の車種でも内装のつくりがしっかりしています。
コレが古くても愛されるトヨタの理由なのかも知れませんね。
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トヨタシエンタという車・・使い勝手はいい、乗りやすい、燃費もいい さすがトヨタの車といいたいです。それでは文句のつける所がないかと言えば、そうでもないです。 リヤのデザインは凄くいい感じで、すっきりしたパネルにリヤガラスに沿って付けられたテールレンズとそのカッティング、意外にスポーティを感じさせます。しかしその反面インパクトの無いフロント周り・・・?なっていっていいのか・・もったいないような?良くいえば人当たりのいい車とでもいいましょうか。
こう言う表現すると怒る方もいると思いますが、皆さんが一度は経験した事があると思います。男性も女性も街を歩いていて、後ろ姿を見て「おっいい感じ」と思い、追い越した瞬間「なんだ」と思ったことは無いですか。失礼かも知れませんが、良くある事と思います。このシエンタもそんな感じをもちました。
実際に乗ってはどうか。1.5LのVVT-Iエンジンは静かでいい走りをしてくれます。なので文句の付け様が無いです。しかし運転している時に感じたのが、ダッシュボードとハンドルの隙間がやけに狭いことです。数々の日本車に乗って来ましたが、こんな違和感を抱いた車ははじめてです。手が大きい私ですが、遊園地のゴーカートに乗っている感覚でした。
トヨタの車の面白い所は、他のメーカーがアナログ的?1~10の数字を並べた時に1、2、3と言った車を出してくるのに、トヨタはデジタル的に1の次は1.3だったり、4の次は4.6だったり小刻みにユーザーに幅広い選択をさせます。このシエンタと言う車は何処のポジションなのかよく分かりません。
是非機会が有りましたら体験してみてください。
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