たい焼きを探しに、静岡県静岡市に来ました。静岡市は3つの区に分かれています。JR静岡駅から南側(海側)が駿河区。静岡駅から北側(山側)が葵区になります。そしてもう一つが、静岡市の東にある清水区です。元々は清水市でしたが、静岡市が政令指定都市になる際、旧清水市が静岡市に入り、静岡市清水区になりました。その清水区に、今回のたい焼き屋さんがあります。
静岡市を走る鉄道に、JR東海道本線と私鉄の静岡鉄道(通称:静鉄)があります。その2つの路線が、並走する場所があります。静鉄の駅でいうと、狐ヶ崎駅と入江岡駅の間です。今回訪問するたい焼き屋さんは、この狐ヶ崎駅と桜橋駅の中ほどにあります。
僕は静鉄に乗り、狐ヶ崎駅で下車しました。駅から通りに出ると、そこは東海道!でも東海道といっても、現在はその向こうに、4車線の道路(静岡草薙清水線)があるので、交通量は少ないです。その東海道を東に歩いてみましたが、地元民の生活道路といった様子です。ただ感じるのは、ゆるやかに曲がる道が、昔の街道っぽい?東海道19番目の江尻宿から、京に向かう旅人が、この道を歩いていたんですね。
そうこうしていると、踏切が目の前に現れました。踏切を渡らず右の路地に入り、次に左に曲がると、線路沿いの道に出ます。そしてアンダーパスがある所を右に曲がると、今回のたい焼き屋さんがあります。
お店の名前は、ひだまりあんさんです。
お店の外観は、よくあるたい焼き屋さんとはちょっと違い、郊外のスイーツ店のようなたたずまいです。中に入ると数卓のテーブル席があり、明るい喫茶店のような雰囲気です。
早速たい焼きを注文することにしました。たい焼きのメニューを見て、定番のつぶあんを食べようと思いましたが、そこにお茶のたい焼きを発見。せっかく静岡に来て、お茶のたい焼きがあるのなら、是非食べてみたくなりました。そしてもう一つ目に飛び込んで来たのが、限定販売のカラフルな生クリームたいやきです。これはもう食べたいですよね。ということで、2種類のたい焼きを注文しました。
出来上がるまで、少し時間がかかるということなので、席に座り待つことにしました。メニューには、飲み物と一緒にたい焼きを注文できる、イートインメニューのたいやきセットがありました。
大きなガラス窓から、日差しがいっぱい入り、ゆっくりとした時間を過ごしている感じが良いですね。
最初に運ばれて来たのが、限定の生クリームたいやきです。
お~カラフルで豪華!こんなたい焼き初めてです。
包み紙を開けると、そこにはいつも目にするたい焼き。
早くしないと生クリームが融けてしまうので、撮影してすぐ食べる事に。
さて、ど~やって食べよ~かな? まずは上に乗ている苺からですね。
小さくカットされた苺は生のまま凍っていて、ふんわりとした生クリームと硬い苺のギャップが新食感。口の中で融けだした苺は、甘い生クリームの中で、ジュワ~と甘酸っぱさを放出しはじめました。たとえば苺のケーキを食べたとしても、この感じは味わえないでしょう。生クリームの下の部分、つまりたい焼きの下半分くらいの部分に、スポンジケーキ?のような、やわらかい生地が置かれていました。これがある事で、食べると時に生クリームが融けても、下に落ちないように配慮されています。たい焼きの生地がパリッとしている分、生クリームの土台になっている部分がふんわりしているので、ケーキを食べているようなおいしさです。
続いて茶たいやきが運ばれて来ました。茶たいやきはつぶあんと茶あんの2種類あり、僕は茶あんにしました。茶たいやきを見て、はじめてわかったのが、ひだまりあんさんのたい焼きは、笑っていたんですね。最初に食べた生むリームたいやきは、たい焼きの顔を見る余裕がなかったので、気が付きませんでした。
茶たいやきの羽根の部分を処理した後、たい焼きの頭をがぶり。表面がパリッとして、中は緑色のやわらかい生地。その生地に包まれて、お茶あんがたっぷり入っています。生地はうっすらお茶の味がします。中に入っている緑色のあんは、少しの苦みと深みのあるお茶の味です。そんな中に、ちゃんとあんの甘さも感じます。こんなにお茶の味を楽しめる、おいしいたい焼きです。
ゆっくりとくつろいだ空間で、たい焼きをじっくり味わえました。
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