雨あがりのペイブメント

雨あがりのペイブメントに映る景色が好きです。四季折々に感じたことを、ジャンルにとらわれずに記録します。

さよならだけが人生か

2017-07-26 17:30:00 | つれづれに……

さよならだけが人生か

     
 
月に叢雲(むらくも) 花に風
  とかくこの世はままならぬ
   誰が言った言葉でしょうか。ままならない人生の例えとして、名月を鑑賞しようとすれば
    風に流された雲がせっかくの機会を台無しにしてしまう。
    花に誘われ酒宴をあげようとすれば、春風が吹きみるみる花を散らしてしまう。
    ままならない物の代表として、とても分かりやすい。

   「ままならないなぁー」と嘆く人生はやがて「諦観」というあきらめに変わってしまう。
         少なくとも、若い時には私はそう思っていた。

    さよならだけが人生だ
 
            ということになるのかも知れない。これは、井伏鱒二が『勧酒』という漢詩を訳したフレーズだ。
        以下訳文を掲載します。
    この杯を受けてくれ
    どうぞ並々つがしておくれ 
    花に嵐の例えもあるさ
   「さよなら」だけが人生さ 

           別れに当たって、どうぞ私の杯を受けてほしい。
    そして、このなみなみとついだ杯を
一気に飲干してほしい。
    長い人生の内には、思い通りにいかないことや、辛いこと哀しいことがあるでしょう。

    人生は生きていくうえでのしがらみを一つ一つ乗り越えていけばいい。
    人生に別離はつきものだよ。
    さあーこのひとときを呑もうではないか。
    このひとときを大切にしようではないか。

     別れの数だけ、出会いの数もあるのだから…  

    諦観でもなければ、哀しいわけでもない。
    人生の定離を「別れの酒」に託して歌っている。

    
思い通りにいかないのが人生だ。
     それ故 生きづらさを感じる人もいるだろう。

           よく考えてみれば、思い通りにいかないことの方が多いのかもしれない。

     金持ちになれというのではない。
           努力がきちんと報われる社会でありたい。

    でも、どんなに努力したって報われないことだってある。
     それでも、
    「さよならだけが人生」ではない。

     若くして逝ってしまった小林麻央さんだったけれど
     充実した人生を歩んだはずだ。

    思い通りにはいかなかった人生だけど
    みんなに感動を与え、闘病している人々に勇気を与え
    二人の子どもたちに夢を託し、
    夫・海老蔵さんに、とっておきの言葉を残し
    子どもたちと三人に「生きる希望」を残してくれた。

    「さよならだけが人生」ではないことを、麻央さんは身をもって示してくれた。

    ありがとう、麻央さん。
                   (つれづれに……心もよう№63)  (2017.07.26記)

 

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無責任な集合住宅建設

2017-07-20 08:30:00 | 昨日の風 今日の風

 無責任な集合住宅建設
    ゴミ集積所を持たないアパート マンションは
                           トイレなきマンションと同じだ!! 

    私の済む地域は、幼稚園・保育園をはじめ小学、中学高校など、半径500メートル以内にすべてそろっている。加えてコンビニ三件、スーパー二件、タクシー会社一件を有している。医療関係では、精神科、内科、耳鼻科、小児科を併設する病院一件、産婦人科、小児科の専門医各一件、内科医1件が散在する。特別養護老人ホーム二件などが散在し、いずれも徒歩でいける距離にある。
小さな駅だが、駅もあり、ひと駅乗れば3線が乗り入れる駅に到着できる。
閑静な住宅街にこれだけの生活環境の整った地域は街の中でこの地域しかない。

 20年前から区画整理が行われ、こうした環境は「売り」の材料として大きなポイントを稼ぐ。10年前ぐらいから小規模の集合住宅が、空地になっている土地をターゲットに増え続けている。
今や昔から住んでいる地域住民よりも、アパート、マンション等の住民が多くなってきている。このこと自体は問題ではないのだが、集合住宅建設会社の中には、専用のゴミ集積所を設置しないで建て逃げしてしまうケースも少なくない。
 ゴミ集積所を持たない住民は、近辺の集積所に無断で家庭内のゴミを捨てることになる。ところが、自治会の集積所は自治会のメンバーが集積所の清掃や除草をし、年会費2000円で運営されている。
集合住宅の入居者は自治会にも入らず、地域行事にも参加しない。
従って集合住宅管理者は、自分の敷地内に集積所を設置し許可を得る場合が多いが、
事故設置を怠り、困った入居者は人目を避けるように、夜おそくあるいは早朝に自治会の集積所に無断で置く者が多く、自治会とトラブルになる。違法投棄も目立ち、カラスや野犬が食い散らかす例も少なくない。

 再三の注意に関わらず善後策を取らない管理者には実名を公表し
建築業者及び管理者の責任を追及し、「逃げたもの勝ち」という悪習を断ち切りたい。
誤解を避けるために、蛇足ながら言わせてもらうと、入居者に責任はない。

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生きる希望

2017-07-18 21:07:26 | つれづれに……

  落ちる夕日の優しさが

 母のふところのようにやわらかく優しい

 ふる里のようになつかしい夕暮れの景色を

 西の空に描いてくれるから

 
明日も生きていこうと

 小さな希望がわいてくる。



 キラキラ輝いて

 水平線を金色に染め

 あるいは、

 山あいの狭間から稜線を光の矢を放ちながら

 昇って来る朝の光は

 やがて、

 私のベットの東側の小さな窓に差し込んでくる

 この光があるから

 今日も一日

 生きられる。

    
 6/23以後、体調を崩し なんの前振れもなくブログをお休みしました。
      6月初めごろから、腰痛が悪化し、パソコンに向かうことができなくなりました。
      加えて、7月10日頃から、腹痛に襲われ水様便に悩まされ、
      食事を受け付けなくなってしまいました。

      診断の結果は、4月から2カ月妻が遠くの病院に入院し、
      一人暮らしの慣れない自炊暮らしが始まりました。
      徐々に暑さが増す中、畑の除草に追われ、孫たちの保育園送迎をこなし、
      週に3~4回、高速に乗って片道90分の道のりを病院に通いまいした。

      6月の初めに妻は退院し、術後の予後もよく、
      週に一度の通院はあるものの生活も徐々に以前の生活に戻りつつあり、
      ほっと一息、という頃に私が倒れた。

      どうやら、ここ数カ月の無理がたたり、
      「ストレスによる体調不良」という診断で幕が下りそうです。
      念のため今週胃カメラの予約を入れました。

      貴重な良い体験ができたと、プラス思考に考えています。
      今日から、ぼちぼち不定期ですがブログ再会です。
      どうぞよろしくお願いします。

              (つれづれに……心もよう№62)

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