熊本地震 災害関連死
(熊本地震№4)
熊本地震 6月14日で2カ月を経過した。
地震の被害状況は次のようです。
人の被害 死 者 ……………………………… 49人
関連死疑い ………………………… 20人
安否不明 …………………………… 1人
避難者 ……………………………… 6431人
住宅の被害 全壊・半壊・一部破損 ……… 14万3975棟
(13日午後4時半現在)
熊本県によると、13日現在20市町村に145カ所の避難所が開設され、
6431が避難を余儀なくされています。
「建物の中は怖い」「避難所では子どもが寝られない」「天井がまた落ちそうで怖くて眠れない」
等の理由で車中泊の人が未だに、575人もいるようです。
6月12日の朝日新聞は、災害関連死について詳しく報道しています。
災害関連死20人のうち6人が車中泊をしていたようです。
また、20人中18人が65歳以上で、その平均年齢は77.8歳です。
このことは、住み慣れたコミュニティや家を離れ、慣れない環境の避難生活に
高齢者がいかに順応するのが難しいかを物語っています。
災害関連死は災害による体調悪化が原因とする死で、法的定義はありません。
遺族の申請を受けて市町村が認定し、生計を支えていた人は500万円、それ以外の
人は250万円の弔慰金が支払われます。
熊本災害を詠う
〇 熊本の大玉すいか並びたり数多の困難乗り越えて堂々 …… (奈良市 山添聖子)
〇 三つ四つ避難に去りて灯(ともしび)の失せたる家の輪郭が濃し …… (熊本市 神田武尚)
〇 大地震に揺り落とされしつばめの巣子つばめ三羽息絶えており …… (熊本市 近藤光弘)
〇 暗きランプに手帳を寄せてメモを書き避難所の一日終わらせんとす …… (熊本市 高添美津雄)