せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

ありがたや。緊急事態宣言解除後の現場監理

2020年06月08日 | くまもと型復興住宅03



先週は、久しぶりのフライトでした。

熊本空港は、改修工事中で、到着ロビーの位置も変わり
待合や店舗も仮説営業となっており、むしろ人の行き来が減って
工事しやすくなっているのでは?と思うほどでした。

フライトの便数は減っているので、
帰りは、ほぼ満席でした。
宣言解除で、物事が動き始めたのを感じます。

現場では、建主さん、工務店さん、大工さんと、
本当によくお世話になりました。

ランチは、建主さまより手料理の差し入れがあり、感激。
美味しくいただきました。ありがとうございます。

とっても久しぶりに、行きつけのお店で食事ができたり
友人に会えたりと、(一応、席をずらして会話しました)

熊本のおおらかさと、自然にも包まれて、
慌ただしい中にも、癒し旅となりました。

コロナ対策に関しては、緊張感を持って対処しなくてはと
肝に銘じながらも、

やはり経済を動かしていくには、人々の動きも必要と
肌で感じました。

現場では、みなさん明るく、
一生懸命に取り組んでくださっている様子に、感激でした。



これまで、リモート動画や写真で拝見してきた
景色が、リアルに感じられるというのは、

それだけでこんなにも感動ものなのかと、
まだ出来上がっていないのに、涙ぐみそうでした。

建主さまの感動は
ひとしおだろうなと、改めて思います。

耐風圧基準をあげた関係で、
2階の屋根は金属にして、荷重を減らしました。

結果、1階の瓦屋根との違いが、
どうだろうか。と思っていました。



妻面から見ても
棟の納めの違いは、さほど気にならないでしょうか。

「全部、瓦が良い」というお声も
ご家族にはあったそうなのですが

この辺りの選択は、見た目重視から
機能重視の当事務所の設計手法です。

最終的には、建主さまも、納得くださいました。

仕上げ材の色をいろいろと検討する中、
玄関の石張りは、洗い出しに変更することに。



面積がそう大きくないので、
その方が良くないか?との現場からの提案です。
ありがたいです。

外観の色については、HPにアップしてます。

監理の大変さはありますが、
これからも、皆で共同で創り上げていくことが、
楽しみです。