せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

手仕事をする理由

2013年08月12日 | インてリア

たまには自分の手を動かしてみる。

日曜日は、籠って縫い物DAY。

こどもとの約束、パジャマを作る。

型紙から起こすので、土曜日から取り組み、一日半がかり。

今は、買った方が安いくらいなので、

1)つくるなら店頭にないもの。

そして何より

2)リーズナブルに!がモットー。

涼感素材「しじら織り」風の綿100%、可愛いピンク。

840円/mの生地がセールで290円/m。2m購入。布代は600円以下。

バイヤスも綿100%。

最近はバイヤステープもポリが入っているので、こどもの肌にはあまり宜しくないので、これはやや高価。300円くらいしただろうか。国産。

裁縫は料理に似ていて、良い生地があるとイメージが湧き、更にお値段が手頃だと俄然やる気に。

生地を活かして、織り部分を伸ばしてかがっただけで、ふわふわのレース風フリル。

3)手抜きしながら、オリジナルデザイン。

私のものづくりのいつものパターン。

私が手を動かす理由は、、、

その1)=もちろん趣味。休日の過ごし方。

その2)=いつもは、人にアレコレやってもらう身。たまには苦労しないと、笑。

その3)=この世にないものが好き。実用的なものが好き。

だからでした。
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追伸:約束を守る人になって欲しいので、親もどんなに忙しくても約束を守る姿勢を見せたい!というのも目的。私の夏が終わる~。


現代の働くことの意味は?

2013年08月10日 | まちづくり

今、溢れる物質的豊かさに、心の豊かさが置き去りにされてないか?
戦後焼け野原から復活したご先祖。働けば稼げた高度成長期の親世代。

そして、今、働くことに意味が見いだせなくなってきた。
機械化で、人の手は要らない。頭脳労働の方が給料が良い。

だけどね。最後の最後は本当は人の手なんだよ。
人の手がなかったら、何も出来ない。

食べ物も、建築も、着るものだってね。
沢山稼いで、高級レストランで会食しても、その先には必ず人の手がある。

作り手のところでは、50円だったピーマンが、食べ手には500円になっている。
その間に多くのお金と化石燃料が使われる。

生産から流通を通じて、運び手、繋ぎ手、調理手に渡り、価値が化ける。
その仕組みが現代。

国産の木はそうはいかない。
そうなっていない。なぜなんだろう?

だって、身近になくても、困らないから。
本当は、水も空気も消費しているのだけど、身近過ぎて気がつかない!?。

支えてくれる家族の存在みたいなものか?

今の仕組みは、価値が対等なのか?
多くの犠牲を払って、豊かなのか?

複雑過ぎて、人への感謝が表明出来ない。
そして、相手からの感謝も見えない。



人生観=お金感?

2013年08月10日 | ワーク・ライフ・バランス

漫画家西原理恵子氏の著書「この世で一番大事なカネの話し」を読んで

「地方で終わるか!」とがむしゃらに進んで来たという共通点を見つけて喜んだ話しです。

なぜ私が、子どもの時「ロビンソン・クルーソー」を少しも面白いと思わなかった理由が分かった。

サイバラさん曰く、「冒険家なのに設定が甘すぎる!」

そうか、そうだった!

過酷な状況で大人なんか無視して、自分の知恵でなんとかする「長靴下のピッピ」の方が面白かった。

でも、彼女にはお金だけはあった。

だから、やっぱり自由を手に入れるには「カネ」なんだと、私は潜在的に思っていたのかもしれない。

西原さんは、とにかく手に職付けて稼ぐぞ~という学生時代からの売り込みが凄い。

私は売り込みはしなかったけど、図面描きのアルバイトは、2年生からやった。
貧乏学生でドラフター(製図板の良いやつ)を持たないので、学校で課題を終わらせてからそこでコッソリ描いた。機械部品ものもお金になったので描いていたら同級生が「お前、違うの描いてないか?」って、慌てて隠したけど。

家からの仕送りが少なく、(凄まじいご実家のサイバラさんより少なかったことも分かった。)とにかく時給の高いアルバイトをした。あらゆるバイトもした。という辺りが共通点2点目。

小さい頃のお金に関するせつないエピソードを覚えているところが共通点3点目。

お小遣いのなかった小学生の私は、お友達の誕生日会に持っていくプレゼントが買えないから呼ばれない。

友達と文房具店に行っても、見るだけで何も買わない。

いつも外で遊んでいた仲良し3人組だった内の二人が、今日は外に居ない。家に呼びにいっても居ない。
どうしたのかなと思ったら、二人は新しく出来たファンシーショップに行っていた。ショックだった。

どうして誘ってくれなかったのか?と聞くと、「みきえちゃんはいつも何も買わないから。」だった。
お金がないことで買えない惨めさを味あわせたくなくての友情による配慮だと思いたかった。

それから私の母への春闘?が始まった。とにかくいくらでも良いから小遣いをくれと!

その後、おやつを家で食べなかったら50円。ということになった。

誕生日にはケーキを食べられるだけ幸せ~が、お友達がプレゼントをもらうということが分かり、
何をもらったか?という会話でまた話せなかったことから、何でも良いからくれ!という要求を通した。

もちろん、お金で解決しなかったからこそ、得られたものも大きい。その話しはまた次回。

両親の苦労も見てましたから、お金、お金、お金~の話題が家庭からなくならないことも。

そんな私が、なぜ、森林通貨(地域通貨)?

う~ん、自分でも変。

そんなに稼いでいる訳ではないけれど、お金で買えないものは、もはやこの世にないけど、

お金で産み出せないものは、沢山あることに気がついたからだよね、きっと、多分。


先人の魂が宿る

2013年08月06日 | ものづくり

今日は、先人達の魂を鎮める日でもある。

いや、命の尊さや平和を私たちが感謝する日だ。

ブログのカテゴリーに「森林通貨」が追加されていることに気がついた読者の方もおられよう。

今日は、そのワンシート企画書をUPします。
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これを読んだ方から、「建築をやめたの?」という声がかかった。

いえいえ、遠回りでも「木の建築×豊かな暮らし」の提案をするために、ライトワークの活動を決めただけ。

「あまりにも壮大過ぎて付いていけない」正直なご意見をどうもありがとう!

難しい方を選択するのが、どうも好きらしい。

原稿通貨に変わる仕組みがなければ林業の再生は遠い。そう思っているからだ。

森のことは分からない。木のことも詳しくは知らない。

だから、恋いこがれるのだ。好奇心は尽きない。

今、森と樹と建築(暮らし)を繋がなければ、日本の未来がない。

私は心底そう思っている。

当たり前すぎる空気と水は、明日にでもなくなるかもしれないのだ!

既に、予兆は始まっている。

「全国統一化!?、無理ね。」林業再生をビジョンに掲げた政治家候補者にも言われた。

「無理」、「だめ」、「時間がない、お金がない」

この言葉はどうも嫌い。知恵がないとバラしてるみたいだから。

でも、言われると奮い立つ大バカものでもある。

建築のものづくりの試煉に直面し相談した専門家に言われた。

「この状況は、僕には暗い未来しか見えない。やめた方が良い。」

だから、誓った。「私は明るい未来を描きます。」と。そして、乗り越えた。

ありがとうを伝えよう。私を奮い立たせてくれて!

恥ずかしがっては居られない。だから今日、ここに私の取り組みを紹介します。

2013年ドリプラの世界大会に応募。一次審査通過
http://www.drepla.com/magazine/articles/000611.shtml

合宿でご一緒した共に学ぶ仲間を紹介します。皆素敵な方達です。
http://www.drepla.com/drepla2013/presenter.shtml

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↑福島での合宿当日サポートして下さった方々。感謝!

教えて!手伝う!面白そう!こうしたら?
ポジティブなご意見を募集中。

****

明日は、新月。劇的な出会いがもたらされるという獅子座の新月。

新しいことへの取り組みは、いつも新月から。

先人の魂に祈ろう。誓おう。

そして、森に尋ねよう。

何の資本もない私に取り組ませてもらえるか?

私が関わって良いのか?

明日は、いつもの山神社に出向きます。


夏休みどう過ごすか?

2013年08月06日 | ワーク・ライフ・バランス

今年の夏は、子どもを預ける先を確保していない。
それなのに、活動が目白押しである。

1)保育園の吸音環境研究→明治大学と熊本大学の先生方他と。

2)発達障害の生活環境整備研究会

3)地域需要創造型起業・創業の補助金申請

月末にはユーザーへのプレゼも待っている。

おいおい、大丈夫か~。(←自分突っ込み)

更に、夢の実現に向けて、ドリプラにも応募。(詳しくは次ブログ)

なぜ、そこまで?

人生の折り返し地点に来て、自分分析したところ、私の特徴はアイデァの芽が次々と産まれるところ。産まれなくなったら人生おしまいと思っている。

これまで、この芽は湧いては消えていっていたのだが、実行しないでいると、どうもそれが自分らしさを失うと気がついてしまった。

問題は一つ。身体は一つしかないこと、笑。

そこで、様々な方と繋がる必要があるということ。

実行する人と組む必要があるということ。

一緒に楽しく産みの苦しみを味わって行動したいと思ってもらえるように、ドリプラの相互支援会で人間性、企画性、事業化を学んでいる。

こどもとは、、、

朝は、山の子ども達とラジオ体操に始まり、
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朝学習に付き合い、「読書ノート」(←お母さんからのコメント付きのこどもとの交換日記風)をつくり、
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学校行事(料理教室)で地元みかんを使ったみかん寿司つくりにも参加。パジャマも作る約束をしてしまった。(←これはマイミシンがある横浜での予定)。

地元野菜(ピーマンこれで50円分、安すぎないか!)での料理の日々。
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親子には充実し過ぎ、豊かすぎる熊本ライフである。