せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

新月、春分と続きます。この春は、新しいことにチャレンジしよう!

2015年03月21日 | 事前相談・事前調査


みなさま
季節の変わり目、お変わりありませんか?

昨晩は新月でした。
日本では見られませんが、皆既月食の日でもありました。

本日は春分の日。
まだ、冷え込むこともありますが、ぐんぐんと春めいて来ましたね。

新月時には、人はパワーアップするようです。
新しいことにチャレンジする。目標を立てるには向いている日です。

せっかくの地球上での季節の変化を、取り入れたいですね!

私はというと、新プロジェクトの計画に着手しました。

ご相談を受けてから、あれこれと情報収集しながら、
数日を過ぎて行きましたが、
もろもろとその条件が揃い始めました。


建築の諸条件には、

・敷地の特性・・用途地域や道路状況などの周辺環境
・地盤の状況・・地盤が良いのかどうか
・建物への法律の縛り・・建築基準方や諸関係の法律の整理

建てる建物の用途により、関わる法律がそれぞれ違います。
調べることは、いろいろとあるのです。

といっても、先にご契約いただいた図面作成や
工事現場の監理が第一優先ですから

新しいプロジェクトの検討は、どうしてもそれらの仕事の合間になりがち。
高い、集中力が求められます。

日頃は漠然とコンセプトを練りながら、過ごしつつも
描きだす時は、一気に手を動かします。

今回は、写真撮影や地盤の周辺データの収集など、遠方にいる私に変わり
信頼できる仲間に協力頂きながら進めています。

ボリュームチェックの図(建築可能な範囲)は、仲間が計算してくれた図です。
感謝、感謝ですね!

出てきたものを見ると、、正直に頭の痛い部分も(良い条件ばかりとは限らない)

それらの条件をご予算と照らし合せて、

ご要望の建築ができるのか、、、
どのような知恵が必要なのか、、、

例えば、地盤がよろしくなければ、改良を考えると
軽量化で木造の方が適しているのか、などの判断が求められ
脳みそに汗をかいているところです。

その中に、ワクワクする部分
私のコンセプトが盛り込めるのかも。

実は、_お声掛けいただいた時のテーマがとても気にいっています。
ぜひとも関わりたいプロジェクトです。

うまくまとまりますように!
いやいやまとめて参ります!

啓蟄満月を過ぎて、活動的に、そして感謝の日。

2015年03月13日 | ワーク・ライフ・バランス


旧暦新年を過ぎ、暖かくなるとともに
社会の動きも活発になってきましたね。

先週6日の啓蟄満月の週は、ありがたいことに、
毎日のように新規お仕事のご依頼、ご相談を頂きました。

ここに感謝申し上げます。

これまで少しブログでも紹介してきたように、満月の夜は感謝の日!と決めています。
先週末には、感謝の気持ちを祈りました。

お世話になりながら、連絡が出来ていない方や
私の活動に様々関わっていただく方に、
少しも心落ち着けて想い馳せる時間を持たないと
自分自身がおごりそうで怖いからです。

忙しいことを言い訳に、横柄になっていないか?
何か大事なことを忘れてはいないか?
振り返りながら、また新たな気持ちで過ごすためです。

年度末の慌ただしさと、温度差の激しい時節柄、
みなさま体調管理は大丈夫でしょうか?

熊本では火曜日に雪が降る程冷え込み、水曜日は曇り、
木曜の今日は晴れて暖かく、、、、まさに三寒四温の気候。

今週は、母の手術もあり、家族への気配りもいつも通り+αが求められ、
様々な活動の追い込みもあり、精神的にもちょっと焦り気味。

それでも、身体的になんとか持つのも、早寝早起きと感謝の気持ち。
もう、これしかありません!笑。

そのような中、仕事の依頼は、長期的なもの、短期決戦的なもの、小さな依頼から、規模の大きいものまでいただいております。
進行中も含めて、規模やご予算に関わらず、依頼順に設計監理させていただきます。
皆さまには、その点をご理解いただければ助かります。

また、地域活動、学校活動も仕事と同列に大事な活動です。
それらも誠心誠意努めています。
そんなのほっといて早く図面仕上げて〜の声が聞こえてきそうですが、、、、。
(よく、パートナーには叱られます、涙)

何事も無駄のない人生。
それぞれでの学びや気づきが、必ず設計に生かされます。
どうか、そんなマイペースさも見守っていただければ幸いです。

感謝のはずが、、、お願いに近くなってきましたね。
いけません。

それでは、どうぞ みなさま
春のうららかさは、もうすぐ。

冬からの脱皮と思い、元気いっぱいで、自身の身体もいたわりながら
この時期を乗り切りましょう!!

四季がある日本の風土にも、感謝を込めて。

川崎市T邸新築工事の中間検査が無事に終了しました。

2015年03月12日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事


おかげさまで、川崎市T邸新築工事の中間検査が無事に終了しました。
今回、川崎市の検査タイミングは屋根工事完了時。

実際の確認ポイントは、構造の金物検査でもあるので、
構造設計担当にも検査の立会いをお願いしました。

HPにも記事写真をアップしました。
http://www.mk-ds.jp/newworks/2015/03/t.html

現場の大工さん、監督さん、そして立ちあっていただいた関係者のみなさま
誠にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

現在、毎週の定例会議には、熊本よりFacetimeで参加中です。
ipad をパートナーに持ってもらい、撮影しながら現場を確認。

重要ポイントも、そこにいるかのように監理させていただいております。

釘の音も、構造の様子もよくわかるのですが、、、唯一感じないのが
木の匂い。
あ〜、早く現場に行きたいものです。

大工さんには、設計図では表現しきれないところや細かいところ、
本当によく、フォロー頂いています。

どんどん、進んでいます。ありがたいです。

またパートナーには、現場から質問が出た部分の回答を
相談しながら現場に伝えてもらっています。助かります。

これからも事故なく、順調に進みますように!

このような遠方からのわがままスタイル!?で、
仕事をさせていただくことに感謝して。

国際女性の日に、先輩方に感謝し、今後の女性の活躍を願う。

2015年03月08日 | ワーク・ライフ・バランス
3月8日は、『国際女性の日』でした。

国連により1975年に定められたそうです。私自身が知つたのは実は今年に入つてから。
お恥ずかしい話です。

わざわざ、日を定めなくてはならないというのは、
裏返せば、それまでの偏見や差別、社会コミュニティからの女性の排除や
女性の権利のない時代があつたということ。

建築業界も、まだまだ男性の数が多い社会。社会人なりたては珍しがられました。

学生時代は大学では1割ほどの女子学生。
「クラスに女性がいると男性が勉強せんようになる」と
某教授から言われのない言いがかりをつけられても、「ふん」と頑張る女子たち。

昨今、女性でもきちんと社会的に認めてもらえるのも、先輩方の踏ん張りのおかげ。

私の師匠は『自分の設計なのに、女性が来ると汚れるから、現場に来るな』と言われた時代。
そこを切り開き、女性でも責任ある立場で、建築をつくれることを
示してくれた並々ならぬ努力。

そういったことを、しみじみとありがたく感じながら、
そして、これからの後輩たちも続いて欲しいと願う日でもあります。

私はといえば、日曜日というのに、、、出かけもせず、
引きこもりがちにPTA活動の広報新聞づくりをまとめる一日となりました、笑。

ワーキングマザーの日曜日といえば、、掃除洗濯と家事も慌ただしい一日ですよね。

天気に恵まれたので、布団を干し、シーツを洗い、掃除機をかけ、
食事を準備し、その合間にパソコン作業。

あ〜、本当ならお弁当を持ち、梅でも見に行きたいなぁというところ、
いえいえ、がんばろうと、責任を果たすべく、コツコツの作業デーでした。

このやる気が出るのも、超ハイスピードで
校閲下さつた学校の教頭先生のおかげなのです。

女性の教頭先生で、とても真面目でしっかり者、なのに
さりげなくおちゃめな方で、共同作業をとても楽しくさせてもらっています。

女性の活躍がここでも、、、本当に嬉しくなります。

仕事だけではなく、学校の部活動や、地域での活動、PTAの活動でも
お母さん方の責任を果たしながら、活動をエンジョイする力はさすがです。

ええ、もちろん。
お父さん方のがんばりや支えもあります、感謝しています。

国際的に活躍することだけでなく、地に足つけた地域での活動への参加、
目の前のことをしっかりと行うことも、女性の活躍と考えます。

一人一人の小さな活躍が、全体の大きな活躍になると信じて。
世界中の女性にエールを贈ります!!



建築と器の関係

2015年03月07日 | 季節感のある暮らし


器との出会いは、一期一会。
焼き窯を訪れるのは、本当に楽しい。

建築のものづくりもそうだけれど、器も一つとして同じものがない。
形が似ていても、デザインは近くても、、、

その時の焼き具合で、微妙に変わるなんとも言えない味わい。
焼き釜を訪ねた時に、ハツとする出会いがあると、気に入つてオーダーもします。

先日訪れた御船窯で驚いたのは、いろいろな作風があること。

↑野菜柄が可愛らしい

これまで訪ねた窯は、それぞれの器が持つ特徴に、統一感を感じて来ました。

何が本軸なのかなぁ、、、、と不思議に思い、尋ねたら、
実は3人の作家さんの窯だつたのです。なるほど〜、それでいろいろと焼き方があるのね。

熊本では白が美しい天草陶器が有名です。熊本に戻り天草の窯元は訪ねました。

今回の熊本の御船窯は、実は知りませんでした。
地元より遠方からの来訪者が多いくらいだそうです。

山の上にひっそりと、遠方は五木村から移築された古民家の中で、出会いを待つ器たち。
目移りしてしまいました。

いつも必ず一品は買うのですが、今回はまた訪れる予感があり、、、
(実はとても好みのものがありました、うふふ。全部欲しいくらい。
懐が暖かくなってからでしょうか、笑)

前置きが長くなりました。
建築で使う器と言えば、そう手洗鉢。今回は、柄物。白、焼締め、青瓷と種類が豊富で
排水口の金物をつければ、どれもすぐに使えそうです。
ゴメンなさい。お料理の発想ではなくて。。。



ご相談したところ、深さを調整したり、大きさも自由に制作頂けるとのこと。
掃除がしやすいようにシリコンコーティングをして納品されるそうです。
事例も幾つかみせて頂きました。

窯元のご主人とは、柄か?色か?という話になり、、、
建築は地(背景)と考える私としては、遊び心で柄もありかなぁ、
いややはり、シンプルが良いかなぁ、とワクワクしてしまいます。

お皿はお料理により、出番のある時とない時がありますが、手洗鉢は毎日使うもの。
少しの予算アップでお気に入りの雰囲気を実現できるので、オススメアイテムです。

設計例はこちら、建主さまのご親戚が自らつくられたもの。
愛らしい柄が、ヒノキの床と漆喰壁に映えます。



落として割る心配もなし。芸術を生活の中に取り入れるチャンスでもあります。
以外と簡単にできるプチリフォームにも。

写真アップした器が気になる方は、ぜひ熊本の御船窯をお尋ねくださいね。(事前連絡がベター)
作家さんの詳しい情報は、熊本伝統工芸館のHP情報をどうぞ。
http://kumamoto-kougeikan.jp/kougei/cn7/cn36/pg412.html

御船窯の方には、写真撮影を許可いただき、ありがとうございました!