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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

如何にもスピルバーグらしいブラックユーモアに満ちた冒険活劇、『タンタンの大冒険』。

2012-01-13 23:50:36 | 新作映画
 スティーブン・スピルバーグ監督、『タンタンの大冒険』、11/17、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野での試写会にて鑑賞。2011年43本目。

 世界は謎に満ちていますが、自分にとって身近な謎の一つに試写会があります。
 一時期は地元のシネコンであるTジョイ久留米での試写会に落ち続けて、何で~~~!?って思ってました。
 これが、ジョニー・デップの最新主演作!!とか、主演俳優が舞台挨拶にやってくる!!とか、そういう試写会であればわからないでもないんですが、例えば『ワルボロ』とか、『アキハバラ@deep』とか、そんなん誰が観に行くの?と言いたくなるような作品の試写会にまで落とされていたので、こりゃ確実に自分の名前がブラックリストに載っていて、だから落とされるんだって思ってました。
 まぁでもワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野を贔屓のシネコンとするようになってからは、そう思うこともなくなりましたが(ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野での試写会の当選確率は納得できるものなので)。

 ところで、本作は試写会で鑑賞したのですが、どうせ試写会で観るのであれば、こちらではなく、ほぼ同時期に試写会が開催された『三銃士』を観たかったです。
 これは何も『タンタンの大冒険』よりも『三銃士』を観たかった、という意味でなく、『タンタンの大冒険』は前売り券を買っていたんですよね(『三銃士』の方は未購入)。
 前売り券を購入している映画の試写会に当たるのは心理的に微妙なものがあります。試写会に当たるとわかっていれば、前売り券を購入しませんからね。
 だったら、前売り券を購入した作品の試写会には応募しなければいいだろうという方もいるでしょうが、試写会の応募ボックスが置いてあれば応募したくなるのが人情ってものです(違います?)。

 前売り券を購入している作品の試写会に当たった場合の前売り券の処分の仕方にはなかなか頭を悩ませるものがあります(今回で三度目)。
 一番いいのは試写会で鑑賞して、さらにもう一度前売り券で鑑賞したくなるぐらいその作品が気に入ればいいんですけど、なかなかそういうことってありません。
 だから、人に譲ってるんですけど(もちろん無料で!)、『借りぐらしのアリエッティ』のときは、Tジョイ久留米限定の前売り券だったので、結局貰い手が見つかりませんでした。
 無駄な出費になってしまった、と思いますが、『借りぐらしのアリエッティ』をもう一回観ようという気にはどうしてもならないよなぁ。

 さて、『タンタンの大冒険』ですが、結局前売り券は人に譲ることになりました。
 つまり、二回観たい!!と思える作品ではなかった、ということです(でも譲った相手はすごく気に入ったみたいで2011年のベストワンに選んでいました。譲った甲斐があった!)。
 とはいえ、まったく面白くなかった、ということはなく、作品はスピルバーグらしいブラックなユーモアに満ちた(今どきアル中男をネタにあそこまで笑いを取る監督って他にはいないと思う。ある意味不謹慎だといえるが、それが如何にもスピルバーグらしい。)、非常によく出来たアクション活劇でした。

 でも興行収入は振るわなかったみたいですね、、、現在公開中の作品を過去形で語るのもなんですけど、これが世間的には受け入れられないのかぁと寂しい気持ちになりますね。


 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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