ギレルモ・デル・トロ脚本、トロイ・ニクシー監督、ベイリー・マディソン主演、『ダーク・フェアリー』、1/20、Tジョイ博多にて鑑賞。2012年2本目。
去年はお化け屋敷に一回行って、そのあと肝試しにも一回参加しました。設営して下さった方には申し訳ないのですが、どちらも自分には「ふふ~ん♪」って感じの鼻歌レベルでした(肝試しの方が若干怖かったかな?)。
また残虐系ホラーとして知られる『SAW』シリーズも「あっはっは、木っ端微塵になっちゃったよ!」と笑いながら見れたりします。
そういうノリでホラー映画を観ることが果たして正しいのかどうかはさておき、ともかくホラー映画を見慣れているせいか、自分にはある程度ホラー映画に耐性があるのです。
と思ってました。
しかし、、、『ダーク・フェアリー』、めちゃめちゃ怖かったです。ほんとシャレにならんぐらい怖かった!!
上映中、何度も「うわっ!!」と叫んでシートから飛び上がりましたもん。
今年何本ホラー映画を観るかわかりませんが(今のところ予定なし)、この映画がNo.1ホラーであるのは間違いないでしょうね。
っていうか、純粋に完成度だけいっても、ホラー映画という枠組みを抜きにして、今年はこの先これ以上の作品にお目にかかれるだろうか、ってぐらいよく出来てましたよ。
本作の何が怖いか、、、洋館に潜む怪物という設定も怖いし、その怪物のヴィジュアルも怖い、展開ももちろん怖いんですが、自分は何といっても本当のことを言っても誰にも信じてもらえないというシチュエーションが怖いですね。
そういったシチュエーションはホラー映画では定番で、『キャンディマン』や『マーターズ』など無数にあるんですが、本作では主人公が年端のいかない少女っていうのが反則ですよね。
ただでさえ無力な少女が深夜、寝室で一人きりのところに異形の怪物に襲われるんですから、ドキドキ感も半端じゃないです。
こういったホラー映画ってオチのつけ方も極めて重要ですよね。
主人公が怪物を倒して終わり、という安易なハッピーエンドもいただけないし、逆に怪物が主人公を食べて終わり、というアンハッピーエンドもカタルシスが得られず感心しません。
その微妙なさじ加減が難しいと思うのですが、本作はその点も完璧で、詳しくは言えないんですけど、ものすごく嫌~な終わり方であるにも関わらず、上手いオチのつけ方だな~と感心しました。
驚くべきことに、上映終了後、映画館のロビーで「あれって○○ってことですよね?」とオチについて語り合う観客の姿がありましたよ。それも見知らぬ者同士で!!
そんなのって過去に見たことないですから、本当に驚きました。
惜しむらくは本作は上映館が少ないんですよね、、、九州でもTジョイ博多だけですし、東北に至っては上映館がゼロです。
なので、近くに上映館がないという方は、本作がDVDになるまで、本作の代わりに同じくデル・トロ提供の『永遠のこどもたち』をご覧になっては如何でしょうか。
デル・トロ提供ということの他にも、新人監督の長編第一作、洋館を舞台にしたダーク・ファンタジーなど共通項も多いですよ。
あ、そういえば、妖精たちの好物を書き忘れてましたね。
妖精たちの好物は、子供の歯と骨です。グルメですね。笑。
お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
去年はお化け屋敷に一回行って、そのあと肝試しにも一回参加しました。設営して下さった方には申し訳ないのですが、どちらも自分には「ふふ~ん♪」って感じの鼻歌レベルでした(肝試しの方が若干怖かったかな?)。
また残虐系ホラーとして知られる『SAW』シリーズも「あっはっは、木っ端微塵になっちゃったよ!」と笑いながら見れたりします。
そういうノリでホラー映画を観ることが果たして正しいのかどうかはさておき、ともかくホラー映画を見慣れているせいか、自分にはある程度ホラー映画に耐性があるのです。
と思ってました。
しかし、、、『ダーク・フェアリー』、めちゃめちゃ怖かったです。ほんとシャレにならんぐらい怖かった!!
上映中、何度も「うわっ!!」と叫んでシートから飛び上がりましたもん。
今年何本ホラー映画を観るかわかりませんが(今のところ予定なし)、この映画がNo.1ホラーであるのは間違いないでしょうね。
っていうか、純粋に完成度だけいっても、ホラー映画という枠組みを抜きにして、今年はこの先これ以上の作品にお目にかかれるだろうか、ってぐらいよく出来てましたよ。
本作の何が怖いか、、、洋館に潜む怪物という設定も怖いし、その怪物のヴィジュアルも怖い、展開ももちろん怖いんですが、自分は何といっても本当のことを言っても誰にも信じてもらえないというシチュエーションが怖いですね。
そういったシチュエーションはホラー映画では定番で、『キャンディマン』や『マーターズ』など無数にあるんですが、本作では主人公が年端のいかない少女っていうのが反則ですよね。
ただでさえ無力な少女が深夜、寝室で一人きりのところに異形の怪物に襲われるんですから、ドキドキ感も半端じゃないです。
こういったホラー映画ってオチのつけ方も極めて重要ですよね。
主人公が怪物を倒して終わり、という安易なハッピーエンドもいただけないし、逆に怪物が主人公を食べて終わり、というアンハッピーエンドもカタルシスが得られず感心しません。
その微妙なさじ加減が難しいと思うのですが、本作はその点も完璧で、詳しくは言えないんですけど、ものすごく嫌~な終わり方であるにも関わらず、上手いオチのつけ方だな~と感心しました。
驚くべきことに、上映終了後、映画館のロビーで「あれって○○ってことですよね?」とオチについて語り合う観客の姿がありましたよ。それも見知らぬ者同士で!!
そんなのって過去に見たことないですから、本当に驚きました。
惜しむらくは本作は上映館が少ないんですよね、、、九州でもTジョイ博多だけですし、東北に至っては上映館がゼロです。
なので、近くに上映館がないという方は、本作がDVDになるまで、本作の代わりに同じくデル・トロ提供の『永遠のこどもたち』をご覧になっては如何でしょうか。
デル・トロ提供ということの他にも、新人監督の長編第一作、洋館を舞台にしたダーク・ファンタジーなど共通項も多いですよ。
あ、そういえば、妖精たちの好物を書き忘れてましたね。
妖精たちの好物は、子供の歯と骨です。グルメですね。笑。
お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。