この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

清水の竹灯り。

2012-01-09 16:20:00 | 旅行
 ここだけの話ですが、って断ることでもないのですが、自分は佐賀県民の鳥栖市民です。
 が、自分を含め、鳥栖市民は往々にして、千葉の浦安に住んでいる人たちが自分たちは東京都民だと思い込んでいるのと同様(思い込んでなかったらゴメンなさい!)、どちらかというと自分たちは福岡県民だと思い込んでいる節があります。ぶっちゃけ佐賀県民たる自覚がない。

 これは、地図を見ればわかりますが、鳥栖市が、久留米、小郡、筑紫野と、三方を福岡県に囲まれているというのと、佐賀県の県庁所在地である佐賀市に行くことが滅多にないこと(自分に関していえば、福岡市には一ヶ月に一度以上の頻度で出かけています)などの理由が挙げられます。

 しかし、せっかく佐賀県に住んでいて、佐賀のことを何も知らないというのは勿体ないと思い、去年の11月、小城まで「清水の竹灯り」を観に行きました。

 小城と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
 というか、小城という地名から何か思い出せることがありますか?と聞いた方が正しいかもしれませんね。笑。

 自分は小城羊羹ぐらいしか思い浮かびませんね。あとは、映画『ソフトボーイ』の舞台になったこと、ぐらいかな(『ソフトボーイ』は案外面白いですよ。ラストは「やられた!」と思いました。)。
 まぁでも実際行ってみたら何かあるだろう、と行く前は思ってました。

 お昼ぐらいに家を出て、2時過ぎには小城に着きました。さすが同じ佐賀県内、近いです。
 最初の目的地は『ソフトボーイ』のロケ地にもなった須賀神社。


   


 当然、階段を駆け上がってから、、、嘘です、登り切ってから、「エイドリア~~~~ン!!」と叫びましたよ。

 次に行ったのが須賀神社のそばにある村岡屋の本店。
 全国的にメジャーなのかどうかは知りませんが、小城では一番の老舗の羊羹屋です。

 ここでは店内に置いてある商品のほとんどが試食できます。しかもお茶まで出してくれる。
 ほとんどの、と書きましたが、さすがに最上級の羊羹の試食は出来ませんでした。

 
   


 お値段、一本(でいいのかな、羊羹の数え方?)¥5000也。
 一本、¥5000って!!!!
 お店のおねーさんに、「一本¥5000の羊羹と一本¥1000の羊羹は何が違うのですか?」と尋ねたら、おねーさんはぎこちない笑みを浮かべ、「材料が違います」と答えました。
 わかるわ、それぐらい!!!一本¥5000の羊羹と一本¥1000の羊羹の材料が同じだったら、それこそ驚くわ!!!
 自分が聞きたいのは、味とか食感とかそういった、食べた上での感想だよ!!
 と言おうとして、バイトのねーちゃんが一本¥5000の羊羹を口に出来るわけないな、ってことに気づいて、それ以上尋ねるのは止めました。
 いつか宝くじで一等が当たったら、一本¥5000の羊羹を食してみたいものです。

 以上で小城レポートは終了です。
 いや~、行く前は行ったら何かあるだろ~と思っていたのですが、行っても何もなかったですわ、小城。
 小城市内を観光するだけなら1時間かかんないですね、たぶん。

 この時点でまだ4時にもなってなくて、清水の竹灯りが始まるまでまだだいぶ時間があって、予定外で小城温泉にも行ったんですけど、この温泉がまたひどくて、、、たぶん今まで入浴した温泉施設の中で一番お粗末だった、と思います。

 この日はお袋を連れて小城に来てたんですけど、須賀神社近くの道の駅の駐車場に車を停めて、二人とも無言。車内がめっちゃ重苦しかったです。

 で、少し早いけど、この日の夕食を取ることにしていた、清水の滝近くにある鯉料理屋に移動しました。こちら
 ここの料理が素晴らしく美味しかった!!


   


 鯉料理を始めとして川魚全般を、都会に住む人は生臭いからと嫌う人も多いですけど、自分に言わせれば、それは泥をしっかり吐かせてないからですよ。
 自分は鯉の洗い(要は鯉の刺身です)はフグの刺身にも負けないぐらいの美味だと思います(ま、フグの刺身はあんまり食べたことないけど。特に天然は。)。
 お袋と二人、お腹が満腹になるまで食べました。

 そしてお店の方の厚意に甘え、車をお店の駐車場に停めたまま、清水の竹灯りを観に行きました。
 これはすごく助かりました。イベント会場の駐車場は少し離れたところにあったので。

 竹灯りと聞いて、皆さんはどんなものをイメージしますか?
 自分も実際行ってみるまでは全然知らなくて、、、これが清水の竹灯りです。


   


   


   

 
 見渡す限り一面に、竹筒に蝋燭を立てた竹灯籠が灯されているんです。その数1万本。写真では伝わらないと思いますが、(電燈ではなく蝋燭なので)風で炎が揺らめく様はまさに幻想的の一言でした。
 
 竹灯りのイベントは大分の臼杵が発祥と聞きますが、家から2時間かからないところでもやっていたのはありがたいですね。
 旅行前半の重苦しい空気はどこへやら、お袋と「また来年も来たいね」と帰りの車中で話しました。
 お近くに住んでいる方、、、というか、福岡県に住んでらっしゃる方、高速道を使えばそんなに時間はかからないと思いますので、来年は清水の竹灯りを見に来ては如何でしょうか。
 

 
コメント (14)
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