この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

こだわりの多いお蕎麦屋さん。

2016-08-02 21:42:51 | グルメ・おやつ
 日曜日、滝登りを終えた自分たちはちょっと、いや、かなり遅めの昼食を取ることにしました。
 本当だったら温泉に浸かって疲れを癒し、そのあと食事、というコースを取りたかったのですが(会場となった鳴神の丘運動公園のすぐそばに温泉がある)、ゴールした時点ですでに15:00を過ぎていたのでそのような選択は出来なかったのです。

 お昼はまささんの希望で観音の滝の入口にある《観音茶屋 夢屋》というお蕎麦屋さんで頂くことにしました。
 このお蕎麦屋さん、元サーファー(現役?)というワイルドな大木さんという方が営まれるのですが、驚いたことに注文を受けてから蕎麦を打つんですよ。注文を受けてから湯掻くんじゃないんです。打つんです。蕎麦粉から。これにはマジで驚きました。


   

 こんな蕎麦は滅多に食えるもんじゃないけんねー、と自信満々な大木さん。かなりのこだわりがあるようです。
 こりゃかなり待たなくちゃいけないなと思った頃、「お待たせー」と蕎麦が出来上がりました。あれ、案外待たなかったな。これなら蕎麦粉から打ってもいいのかも。


   

 大木さん渾身の十割蕎麦。十割蕎麦っていうのは蕎麦粉100%の蕎麦のことです。蕎麦が蕎麦粉100%で出来ているのは当たり前のようですが、市販の蕎麦はだいたいつなぎで小麦粉が使われているものなのです。

 その蕎麦を一口すすって自分はハッとしました。
 すごく、、、普通の蕎麦だ…。
 これだけこだわって作られている蕎麦なので、ものすごく美味しいに違いないと自分の中でハードルを上げていたのですが、実際食べてみるとごく普通の蕎麦でした。

 思うに、蕎麦にしろ、素麺にしろ、茹でた後、水にさらして、さらに氷水で締めて、そうして麺がシャンと締まるものじゃないですか。
 たぶんその最後の過程を省いているんじゃないか、そう思えました。

 そうはいってもお店のテラスからの眺めはまさに絶景で、大木さんのキャラも面白かったので、また七山に来ることがあったら行ってもいいかな、とは思いました。


   

 熊本の五木村を思い起こさせる絶景でした。
コメント (2)
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