その夜、ベラミ山荘で行われた世にも奇妙なイベントとは《新感覚怪談会 若松奇談》です。
自分は映画館にちょくちょくホラー映画を観に行ってはいるのですが、怪談会なるものには参加したことがなかったので、これは大人の階段を上るいい機会だと思ってこのイベントに参加することにしました。
夕方6時過ぎ、ベラミ山荘広間にて怪談会は始まりました。
この日の演者は夜魔猫亭GINさんと雲谷斎さん。
存じ上げなかったのですが、ご両人とも西日本でも有名な怪談の語り部なのだそうです。
ちなみに「雲谷斎」は「うんたにさい」と読むのではありません。そこをそう読ませるのであれば、「谷」ではなくて、「黒」で充分だと思うんだけど。「谷」にした何か理由があったのかな。
自分はテレビの怖い話の特集を見ていて「そりゃないだろ!」と突っ込むことがよくあります。
例えば「これは私の弟が友人から聞いた本当の話です」みたいな始まり方をする怖い話ってありますよね。自分はその始まり方をする時点で「そりゃないよ」と思うのです。
なぜかというとこの話が本当であるためには、「私」と「私の弟」と「弟の友人」がすべて正直者でなければなりません。3人いたら一人ぐらいは嘘つきがいるものですよね。
仮に3人とも正直者だったとしましょう。
でも例え3人とも正直者だったとしても、自分の身に起きたことを他人に正確に伝えることって案外難しいことなのです。専門的な訓練を受けているならともかく、一般の人であればせいぜい70%伝えるぐらいが精一杯といったところでしょう。
真実が70%の情報をさらに別の人に伝えようとしたら今度は70の二乗で真実が49%になります。
そんな感じで「私」が誰かに「弟の友人」から聞いた話を伝えようとしたら、真実はせいぜい1/3なんですよ。伝聞っていうのはそんなものなのです。
にもかかわらず、「これは本当のお話です」などというのはおこがましい。
けれどお二方の語る怪談にはそういったレベルの低いツッコミが出来るような隙はなかったです。
そのことだけでもとても感心しましたね。
もう一つ感心したのがその話術。短い話だと10分、長い話だと30分近く、澱むことなく滔々と語られるんですよ。これって誰でも出来るってことではないですよね。
純粋に怖かったかというと正直なところ、それほどではなかったかな。
でもそれは仕方ないと思います。
だって、いくら怪談会とはいえ、そんなに身の毛もよだつ話って出来ないものですよね。怪談初心者がいるのかもしれないのですから。
きっちりとオチがつく、娯楽性のある話に流れるのは必然と言っていいですよね。
怪談会は一度15分程度の休憩を挟んで実に3時間半、夜中の9時半までありました。そんな長さは感じなかったですよ。途中うつらうつらしちゃいましたが(昼間散々歩き疲れていたのでそれは勘弁してください)。
すべての演目が終了した後、プレゼント抽選会がありました。
これがもう、ビックリするぐらいの大盤振る舞いでしたよ。
自分は缶バッジや絵はがき、お札などをもらいました。
プレゼントだけで参加費の¥2000は元が取れた、って感じでした。
抽選会が終わり、解散と相成りました。
実は、先ほどそれほど怖くなかった、みたいなことを言いましたが、怪談会の終盤、気分が猛烈に悪くなったんですよね。やべぇ、こりゃ何かに憑りつかれたか!と思ったのですが、幸い、単なる熱中症だったみたいです。笑。
まぁ幽霊が本当にいるわけがないですよ。
あれ、、、今カーテンが不自然に揺れたけど、どうし
自分は映画館にちょくちょくホラー映画を観に行ってはいるのですが、怪談会なるものには参加したことがなかったので、これは大人の階段を上るいい機会だと思ってこのイベントに参加することにしました。
夕方6時過ぎ、ベラミ山荘広間にて怪談会は始まりました。
この日の演者は夜魔猫亭GINさんと雲谷斎さん。
存じ上げなかったのですが、ご両人とも西日本でも有名な怪談の語り部なのだそうです。
ちなみに「雲谷斎」は「うんたにさい」と読むのではありません。そこをそう読ませるのであれば、「谷」ではなくて、「黒」で充分だと思うんだけど。「谷」にした何か理由があったのかな。
自分はテレビの怖い話の特集を見ていて「そりゃないだろ!」と突っ込むことがよくあります。
例えば「これは私の弟が友人から聞いた本当の話です」みたいな始まり方をする怖い話ってありますよね。自分はその始まり方をする時点で「そりゃないよ」と思うのです。
なぜかというとこの話が本当であるためには、「私」と「私の弟」と「弟の友人」がすべて正直者でなければなりません。3人いたら一人ぐらいは嘘つきがいるものですよね。
仮に3人とも正直者だったとしましょう。
でも例え3人とも正直者だったとしても、自分の身に起きたことを他人に正確に伝えることって案外難しいことなのです。専門的な訓練を受けているならともかく、一般の人であればせいぜい70%伝えるぐらいが精一杯といったところでしょう。
真実が70%の情報をさらに別の人に伝えようとしたら今度は70の二乗で真実が49%になります。
そんな感じで「私」が誰かに「弟の友人」から聞いた話を伝えようとしたら、真実はせいぜい1/3なんですよ。伝聞っていうのはそんなものなのです。
にもかかわらず、「これは本当のお話です」などというのはおこがましい。
けれどお二方の語る怪談にはそういったレベルの低いツッコミが出来るような隙はなかったです。
そのことだけでもとても感心しましたね。
もう一つ感心したのがその話術。短い話だと10分、長い話だと30分近く、澱むことなく滔々と語られるんですよ。これって誰でも出来るってことではないですよね。
純粋に怖かったかというと正直なところ、それほどではなかったかな。
でもそれは仕方ないと思います。
だって、いくら怪談会とはいえ、そんなに身の毛もよだつ話って出来ないものですよね。怪談初心者がいるのかもしれないのですから。
きっちりとオチがつく、娯楽性のある話に流れるのは必然と言っていいですよね。
怪談会は一度15分程度の休憩を挟んで実に3時間半、夜中の9時半までありました。そんな長さは感じなかったですよ。途中うつらうつらしちゃいましたが(昼間散々歩き疲れていたのでそれは勘弁してください)。
すべての演目が終了した後、プレゼント抽選会がありました。
これがもう、ビックリするぐらいの大盤振る舞いでしたよ。
自分は缶バッジや絵はがき、お札などをもらいました。
プレゼントだけで参加費の¥2000は元が取れた、って感じでした。
抽選会が終わり、解散と相成りました。
実は、先ほどそれほど怖くなかった、みたいなことを言いましたが、怪談会の終盤、気分が猛烈に悪くなったんですよね。やべぇ、こりゃ何かに憑りつかれたか!と思ったのですが、幸い、単なる熱中症だったみたいです。笑。
まぁ幽霊が本当にいるわけがないですよ。
あれ、、、今カーテンが不自然に揺れたけど、どうし