ジョン・ファブロー監督、二ール・セディ主演、『ジャングル・ブック』、8/11、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2016年27本目。
この映画とこの映画をどうして同じ時期に公開するのかな、と思うことがよくあります。
例えば今の時期でいえば『ペット』と『ルドルフとイッパイアッテナ』なんかがそうですね。
犬と猫との違いはありますが、どちらも可愛い動物たちが繰り広げる小さな町での冒険譚じゃないですか(未鑑賞ですが、たぶんそうですよね?)。
どんなに動物(映画)好きであっても『ペット』を観に行ってさらに『ルドルフとイッパイアッテナ』を観に行こうという人ってあまりいないと思うんですけどね。
配給会社の人は客層がかぶるとか考えなかったのかな?それとも同系統の作品を公開すると相乗効果が生まれると考えた?
自分だったら最低でも公開時期は一ヶ月はずらすところですけどね。
同じようなことは『ターザン:REBORN』と『ジャングル・ブック』でも思いました。
大人と子供の違いはありますが、どちらも主人公が上半身裸でジャングルの中を縦横無尽に駆け回るお話ですからね。
被るものがあると思うんですけど、そう思うのは自分だけですかね?
というか、ここだけの話、自分は小さい頃、ターザンの子供の頃を描いたお話が『ジャングル・ブック』なのだとばかり思ってましたよ。
だってどちらも主人公が上半身裸でジャングルの中を縦横無尽に駆け回るお話だったので…。
でもそういう勘違いをしていたのって自分だけですかねぇ。
そういった勘違いをしていたのが自分だけなのかどうかはともかく、作品の方向性の違いはあるにせよ、客層がかぶる恐れのあるこの二作品は自分だったらやっぱり公開時期はずらしますけどね。
先に公開するのは『ジャングル・ブック』で、その一ヶ月に『ターザン:REBORN』を公開する。
そしたらきっとそれこそ相乗効果が生まれたと思うんですけど、、、甘いかな?
与太話が過ぎましたね。
話を『ジャングル・ブック』に絞ると、この『ジャングル・ブック』、実に世界で9億ドルの大ヒットをただき出したのだそうです。
そして話題となっているのが、主人公のモーグリ以外すべての動物がCGで描かれていることではないでしょうか。
ついにここまで来たか、という感慨があります。
3年ほど前に公開された『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』という映画に登場する虎がやはりCGで描かれ、本物と見まがう出来で話題になりましたが、この『ジャングル・ブック』はそのすべてにおいてスケールが上回りますね。
ここまで来るといっそのことなぜモーグリはCGで描かれなかったのか、そちらの方が気になるぐらいです。
そういった感じでともかく映像的にはここまで来たか、と思わせるすごさがあります。
しかし、映像的にすごいからといってお話が面白いかというと必ずしもそういうわけではなくて、『ジャングル・ブック』、正直自分はそこまで楽しめなかったです。
どこが楽しめなかったかというと、、、まず、モーグリはオオカミに育てられたんですよね。そしてモーグリの見守り役に黒ヒョウがいる。モーグリをつけ狙う仇に虎がいて、またモーグリには熊の友達もいる。その他ジャングルにはオラウータンやチンパンジー、ゾウ、ヤマアラシといった動物たちがいます。
ここで一つの疑問が生じます。
このジャングルって地球のどこにあるの???
重箱の隅をつつくような行為だとは充分承知していますが、それでもこのジャングルの設定の適当さは気になりましたよ。
それに加えてオオカミや黒ヒョウは何を食べて生きているのか、それもまた気になりました。
このジャングルは動物たちの理想郷だから、食物連鎖のような問題は起きないのだ、と作り手は言いたいのだとは思いますが、同じく動物たちの理想郷を描いた『ズートピア』においては、その問題について逃げずに一定の答えを出していたので、鑑賞中疑問に思うようなこともなかったです。
そんなわけで映像的にはすごいがお話的にはイマイチだと思いました。
まぁ可愛い動物たちを見て癒されたいと思う人は観に行っても損はないと思いますが、個人的には猫カフェや犬カフェに行った方がよほど癒されるような気がします。
でもこの映画が世界的に大ヒットしたということはそう考える人の方が少数派ということなんでしょうけれど。
お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
この映画とこの映画をどうして同じ時期に公開するのかな、と思うことがよくあります。
例えば今の時期でいえば『ペット』と『ルドルフとイッパイアッテナ』なんかがそうですね。
犬と猫との違いはありますが、どちらも可愛い動物たちが繰り広げる小さな町での冒険譚じゃないですか(未鑑賞ですが、たぶんそうですよね?)。
どんなに動物(映画)好きであっても『ペット』を観に行ってさらに『ルドルフとイッパイアッテナ』を観に行こうという人ってあまりいないと思うんですけどね。
配給会社の人は客層がかぶるとか考えなかったのかな?それとも同系統の作品を公開すると相乗効果が生まれると考えた?
自分だったら最低でも公開時期は一ヶ月はずらすところですけどね。
同じようなことは『ターザン:REBORN』と『ジャングル・ブック』でも思いました。
大人と子供の違いはありますが、どちらも主人公が上半身裸でジャングルの中を縦横無尽に駆け回るお話ですからね。
被るものがあると思うんですけど、そう思うのは自分だけですかね?
というか、ここだけの話、自分は小さい頃、ターザンの子供の頃を描いたお話が『ジャングル・ブック』なのだとばかり思ってましたよ。
だってどちらも主人公が上半身裸でジャングルの中を縦横無尽に駆け回るお話だったので…。
でもそういう勘違いをしていたのって自分だけですかねぇ。
そういった勘違いをしていたのが自分だけなのかどうかはともかく、作品の方向性の違いはあるにせよ、客層がかぶる恐れのあるこの二作品は自分だったらやっぱり公開時期はずらしますけどね。
先に公開するのは『ジャングル・ブック』で、その一ヶ月に『ターザン:REBORN』を公開する。
そしたらきっとそれこそ相乗効果が生まれたと思うんですけど、、、甘いかな?
与太話が過ぎましたね。
話を『ジャングル・ブック』に絞ると、この『ジャングル・ブック』、実に世界で9億ドルの大ヒットをただき出したのだそうです。
そして話題となっているのが、主人公のモーグリ以外すべての動物がCGで描かれていることではないでしょうか。
ついにここまで来たか、という感慨があります。
3年ほど前に公開された『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』という映画に登場する虎がやはりCGで描かれ、本物と見まがう出来で話題になりましたが、この『ジャングル・ブック』はそのすべてにおいてスケールが上回りますね。
ここまで来るといっそのことなぜモーグリはCGで描かれなかったのか、そちらの方が気になるぐらいです。
そういった感じでともかく映像的にはここまで来たか、と思わせるすごさがあります。
しかし、映像的にすごいからといってお話が面白いかというと必ずしもそういうわけではなくて、『ジャングル・ブック』、正直自分はそこまで楽しめなかったです。
どこが楽しめなかったかというと、、、まず、モーグリはオオカミに育てられたんですよね。そしてモーグリの見守り役に黒ヒョウがいる。モーグリをつけ狙う仇に虎がいて、またモーグリには熊の友達もいる。その他ジャングルにはオラウータンやチンパンジー、ゾウ、ヤマアラシといった動物たちがいます。
ここで一つの疑問が生じます。
このジャングルって地球のどこにあるの???
重箱の隅をつつくような行為だとは充分承知していますが、それでもこのジャングルの設定の適当さは気になりましたよ。
それに加えてオオカミや黒ヒョウは何を食べて生きているのか、それもまた気になりました。
このジャングルは動物たちの理想郷だから、食物連鎖のような問題は起きないのだ、と作り手は言いたいのだとは思いますが、同じく動物たちの理想郷を描いた『ズートピア』においては、その問題について逃げずに一定の答えを出していたので、鑑賞中疑問に思うようなこともなかったです。
そんなわけで映像的にはすごいがお話的にはイマイチだと思いました。
まぁ可愛い動物たちを見て癒されたいと思う人は観に行っても損はないと思いますが、個人的には猫カフェや犬カフェに行った方がよほど癒されるような気がします。
でもこの映画が世界的に大ヒットしたということはそう考える人の方が少数派ということなんでしょうけれど。
お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。