この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

姪っ子のなるみがやってくる。

2016-08-03 22:33:50 | 日常
 二週間ほど前のことだったかな、姪っ子のなるみから「お盆休みにどこかに遊びに連れて行って欲しい」と電話で頼まれました。
 毎年うちは8月12日に法事をやっています。
 なので当然遊びに連れて行くのは12日の前後のことなのだろうと思い、いつ来るのか具体的な日にちがわかったら連絡して、とそのときは言いました。
 で、なるみから連絡がありました。今週末の土曜日、6日に来るのだそうです。
 「ホワット!?」って言いそうになりました。
 法事が12日なのに何ゆえ1週間近く前から来るのか?今どきの女子高生の考えていることはよくわかりません。
 まぁ「来たい」というものに「来るな」とは言いませんけどね。
 そんなわけでお袋と二人で行こうと思っていた6日の花火大会はお袋となるみと自分の3人で行くことに、また翌7日、一人で観に行こうと思っていた『シン・ゴジラ』はなるみと二人で観に行くことになりました(←観に行く映画を姪っ子の趣味に合わせない。笑。)。

 ただ、6日から来るというなるみに2つだけ条件を出しました。
 一つはこちらに来たらお袋(なるみにしたら「ばぁば」)の手伝いをすること、もう一つは自分がプレゼントした本を一冊読んでくること。
 自分は毎年、なるみたちにお年玉をあげる際、条件を付けるようにしています。
 条件をつけてお年玉をあげるなんてせこい!と思われる方もいるかもしれませんが、実際はその逆。条件を付けずにお年玉の平均額をそのままあげる方がよっぽど楽でいいですが、それはちょっと嫌なのです。
 で、ある年の条件が、自分があげた本を一冊でも多く読むこと、でした。
 その本というのは、ミヒャエル・エンデの『モモ』や『はてしない物語』、それに自分が大好きなプロイスラーの『クラバート』でした。
 なるみが果たして何冊読んできたのかというと、、、0冊ですよ、0冊。
 読んだ本の冊数によってお年玉の額を決めると事前に言っていて一冊も読んでこなかったのですからお年玉は0円でいいだろうと本気で思いましたよ。
 しかもさらに許しがたいのは読んでもいないくせに読んだふりをしようとしたことですね。
 そんなことで本気で大人を騙せると思ったのか、なるみよ。
 ただ、お年玉が0円というのは可哀そうすぎるとお袋に窘められて、その年も結局はいくらか渡しましたが。

 そんななるみにお盆休みに相手をして欲しけりゃ『クラバート』を読んでこい!と言いました。
 こういうふうに無理矢理子どもに何かを強いることに嫌悪感を抱く人もいるでしょうが、自分としては当然のことをしているつもりです。
 こうでもしないとなるみはひたすらラノベと漫画しか読まないでしょうからね。ラノベと漫画が悪いってわけではないけど、ラノベと漫画しか読まないのはよくないと自分は考えます。
 なるみが『クラバート』を読んでどんな感想を持つのか、今から聞くのが楽しみです。
コメント (4)
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