この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

最近見た地上波放映映画三本。

2020-02-10 23:23:10 | 旧作映画
 最近見た地上波放映映画三本の簡単なレビューです。

 まずは『十二人の死にたい子どもたち」
 もうね、何て言うかツッコミどころ満載の映画でしたよ。
 自殺志願のティーンエイジャーが12人集まって、安楽死するかどうかを決める、その最中にあんなことやこんなことが起きる、というお話なのですが、集まった12人が揃いも揃ってイケメンや美少女ばっかり!!
 自殺志願者が12人集まれば、一人ぐらいは美少女がいたっていいと思うけど、12人全員がイケメンか美少女ってどういうこと?って言いたくなります。
 っていうか、12人にはそれぞれ死ぬ理由が用意されてはいるのですが、一人も容姿のことで悩んでいる奴がいない、っていう時点でこの作品にリアリティはないと言っていいですよね。
 あと、この病院はいつから廃院になったんだよとか、死んでる人間と植物状態の人間の違いはさすがにわかるだろとか、まだまだツッコミたいことは多々あるのですが、ともかく自殺について考えるきっかけとしてこの作品はアリだと思います。

 続いて『翔んで埼玉』
 ぶっちゃけ言って、映画館で(金を払って)観なくてよかった!と心底思いました。
 一から十まですべてシャレで出来ている映画があってもいいとは思いますが、そういう作品が日本アカデミー賞にノミネートされるのはどうか、と思いますね。
 もしこの作品が日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞したら、2019年に公開された映画の中でもっとも優れた作品が『翔んで埼玉』になっちゃうわけだけど、それでいいの、業界の人?
 
 最後にもう一本、『クレイジーズ』
 こういうマジもんのホラー映画が深夜とはいえ地上波で放映されること自体個人的に嬉しいことですし、新型コロナウイルスが世間を騒がしているこの時期、あえてパンデミック系のホラーを放送する、テレビ局の心意気がスゲーな!と思わずにはいられません。
 今回紹介する三作品の中では一番面白かったです。
 深夜放送もなかなか侮れないですね。

 以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする