この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ミステリーとしてそこそこ楽しめる『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』。

2020-02-02 18:33:18 | 新作映画
 ライアン・ジョンソン監督、ダニエル・クレイグ主演、『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』、2/1、ユナイテッド・シネマキャナル13にて鑑賞。2020年7本目。


 2月1日は映画サービスデー!!
 ということで映画を観に行きました。
 さて何を観るか、、、考えた末に上映開始時間のタイミングもよく、ネットでの評価も高い『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』を観に行くことにしました。
 ミステリーとしてそこそこ楽しめました。

 ミステリーとしてそこそこ楽しめたということはミステリーとして手放しで絶賛は出来なかったということですが、それはなぜかというと観ていて所々「ん?」と首をひねりたくなるシーンがあったからです。
 例えば、、、防犯カメラの記録媒体がVHSテープなんですよ。
 自分はそのシーンを観て、記録媒体がVHSテープってことはこのお話は時代設定が20年か30年前ってことなんだなと思いました。
 が、違うんですよ。
 登場人物は当たり前にスマホを使っているので時代設定は現代なんです。
 現代なのに記録媒体がVHSテープ?
 絶対にない、とまでは言いませんが、フツーはない、ですよね。
 そしてそのテープは証拠品として押収されるのですが、警官二人が同行しているにも関わらず、探偵助手を務めることになった看護婦の女性が預かるんです。
 絶対にない、とまでは言いませんが、、、いや、ないでしょ、絶対。笑。
 そんなふうに観ていてすごく引っかかる個所があって、純粋にミステリーとして楽しむことは出来ませんでした。

 とはいえ、本作は原作のない、オリジナルの脚本なんですよね。
 例え手放しで絶賛は出来ずとも、オリジナルの脚本でここまで上質のミステリー作品であれば、それは評価してよいと思います。

 それに自分の好みだったのは本作が人生の逆転劇だということですね。
 ろくに貯金もない、人が良いことだけが売りの人物が莫大な遺産を相続することになるというプロットは自分の大好物なのです。

 というわけで、ミステリーとしてはそこそこ楽しめる程度ですが、観終わった後、スカッとする作品ではあるので、そういう作品が好きな方にはお薦め出来ます。



 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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