この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

なかなか上質のサスペンス映画だった『ハード・ヒット 発信制限』。

2022-03-06 17:06:55 | 新作映画
 チョ・ウジン主演、キム・チャンジュ監督、『ハード・ヒット 発信制限』、3/5、KBCシネマにて鑑賞(スタンダード会員鑑賞料金1300円)。2022年8本目。

 土曜日は病院に行った後、映画を観に行きました。
 ただ、観ようと思っていた『ポゼッサー』という映画の上映開始時刻が19:15で、7時間ぐらい空き時間があったんですですよね。
 その空き時間に何をするか?
 考えたんですけど、結局映画を観に行くことにしました。
 映画が始まるまでの空き時間に映画を観る、我ながら何だかなぁと思わないでもないこともないです(どっちやねん)。

 キアヌ・リーヴス主演で『スピード』という映画があります。
 かなりヒットした映画なのですが、「路線バスが時速80キロ以下になると仕掛けられた爆弾が爆発する」という設定はよくよく考えるとかなり無理がありますよね。
 たまたまキアヌ扮するSWAT隊員がいたから時速80キロ以上を維持することが出来たけど、そうでなければ時速80キロなんて維持出来るわけないですもん。

 そういった、『スピード』の無理やろ!と思う設定を出来る限りリアリティを持たせる形で変更したのがこの『ハード・ヒット 発信制限』です。
 「時速80キロ以下になったら」という爆発の条件が「車から降りたら」に変更されていて、なるほど、と思いました。
 ただ、それでもツッコミどころがない映画ではないんですよ。
 だって、運転中にお尻の座りが悪くて腰を浮かせることって普通にあることじゃないですか。
 その場合爆発するの?しないの?って疑問に思っちゃいました。

 そんなわけでツッコミどころがないわけではないですが、主人公の同僚の車が爆発するシーンは目を瞠るものがありましたし、最後まで緊張感が途切れることのない、なかなか上質のサスペンス映画だったと思います。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (2)
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