昨日の記事の続きです。
いや、本当は昨日の記事だけで終わらせるつもりだったんだけど、『ガタカ』って語り出すと止まらなくなっちゃうんだよね。
なので当然昨日の記事に納得していない方は読む必要はありません。
アントンは心臓に障害のあるヴィンセントとの遠泳勝負を望んでなどいなかった、と述べました(この解釈は自然だと思うんだけどなぁ)。
勝負を受けることにしたアントンが次に考えることは何でしょう?
それは遠泳勝負を一分一秒でも早く終わらせることです。
勝負が長引けば長引くほどヴィンセントの心臓への負担が大きくなるのは明らかですから。
ではどうすれば勝負を早く終わらせることが出来るのか。
負けを認めることで勝負が決着し、ヴィンセントが岸に引返すのであればそれがアントンにとって一番都合がよかったのですが、問題は彼が負けを認めても兄はさらに泳ぎ続ける可能性があったということです。
それでは何のために負けを認めたか、わからないですからね。
ヴィンセントが岸に引き返さなければ意味がない。
ではどうすればヴィンセントを岸に引き返させることが出来るのか。
難問ですが、アントンは答えを知っていました。
それは「彼が溺れる(振りをする)こと」でした。
溺れた弟を放っておいて先に行く兄ではないということをアントンはよく知っていました。
これが遠泳勝負でのヴィンセントの一度目の勝利の真相です。
アントンは故意に負けたのです。
それはあなたの勝手な想像だろう、と仰る方も多いでしょうね。
重ねて言いますが、自分の仮説の出発点は「アントンはヴィンセントとの遠泳勝負を望んでなどいなかった」ということなので、出来ればそこから否定してもらいたいのですが、それ以外にも根拠はあります。
アントンは泳ぎが得意だったんですよ。
作中、アントンがプールで泳いでいるシーンがあります(正確にはプールから上がるシーン)。
これが10年ぶりのプールだった可能性もゼロではないですが、殺人事件の捜査中にもかかわらず泳ぎに来ていたのであれば、時間があれば泳ぎに来ていたと考える方が自然です。
時間があれば泳ぎに来ていた人間が遠泳の最中に足がつって溺れる、というのはひどく不自然なように自分の目には映ります。
アントンのことをヴィンセントの前に立ち塞がる最大の障害と捉える方も多いようですが、自分の考えは違います。
実際彼は捜査の手がヴィンセントに及ばないように部下に指示していましたしね。
アントンはヴィンセントの宇宙飛行士になるという夢を誰よりも応援していたのです。
う~ん、やっぱり『ガタカ』について語り出すと止まらないな!
切りがないのでこれぐらいで止めておきます。
反論は受け付けます。
むしろ大歓迎です。
ただ、何度も言いますが、自分の仮説の出発点は「アントンはヴィンセントとの遠泳勝負を望んでなどいなかった」ということなので、そこから反証してもらえたら、と思います。
いや、本当は昨日の記事だけで終わらせるつもりだったんだけど、『ガタカ』って語り出すと止まらなくなっちゃうんだよね。
なので当然昨日の記事に納得していない方は読む必要はありません。
アントンは心臓に障害のあるヴィンセントとの遠泳勝負を望んでなどいなかった、と述べました(この解釈は自然だと思うんだけどなぁ)。
勝負を受けることにしたアントンが次に考えることは何でしょう?
それは遠泳勝負を一分一秒でも早く終わらせることです。
勝負が長引けば長引くほどヴィンセントの心臓への負担が大きくなるのは明らかですから。
ではどうすれば勝負を早く終わらせることが出来るのか。
負けを認めることで勝負が決着し、ヴィンセントが岸に引返すのであればそれがアントンにとって一番都合がよかったのですが、問題は彼が負けを認めても兄はさらに泳ぎ続ける可能性があったということです。
それでは何のために負けを認めたか、わからないですからね。
ヴィンセントが岸に引き返さなければ意味がない。
ではどうすればヴィンセントを岸に引き返させることが出来るのか。
難問ですが、アントンは答えを知っていました。
それは「彼が溺れる(振りをする)こと」でした。
溺れた弟を放っておいて先に行く兄ではないということをアントンはよく知っていました。
これが遠泳勝負でのヴィンセントの一度目の勝利の真相です。
アントンは故意に負けたのです。
それはあなたの勝手な想像だろう、と仰る方も多いでしょうね。
重ねて言いますが、自分の仮説の出発点は「アントンはヴィンセントとの遠泳勝負を望んでなどいなかった」ということなので、出来ればそこから否定してもらいたいのですが、それ以外にも根拠はあります。
アントンは泳ぎが得意だったんですよ。
作中、アントンがプールで泳いでいるシーンがあります(正確にはプールから上がるシーン)。
これが10年ぶりのプールだった可能性もゼロではないですが、殺人事件の捜査中にもかかわらず泳ぎに来ていたのであれば、時間があれば泳ぎに来ていたと考える方が自然です。
時間があれば泳ぎに来ていた人間が遠泳の最中に足がつって溺れる、というのはひどく不自然なように自分の目には映ります。
アントンのことをヴィンセントの前に立ち塞がる最大の障害と捉える方も多いようですが、自分の考えは違います。
実際彼は捜査の手がヴィンセントに及ばないように部下に指示していましたしね。
アントンはヴィンセントの宇宙飛行士になるという夢を誰よりも応援していたのです。
う~ん、やっぱり『ガタカ』について語り出すと止まらないな!
切りがないのでこれぐらいで止めておきます。
反論は受け付けます。
むしろ大歓迎です。
ただ、何度も言いますが、自分の仮説の出発点は「アントンはヴィンセントとの遠泳勝負を望んでなどいなかった」ということなので、そこから反証してもらえたら、と思います。