けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

もや

2009-12-09 11:28:30 | football
試合についてはまた後で書く(かもしれない)として、ちょっと見ながらもやもやと考えたことについて。もやもやしているので、文字の色合いも薄めで。

モリエンテスの交代の時のブーイング。あれはマルセイユのファン(の一部)からではないかと思います。チャンスをつぶしたブランドンに対して…ではなく、あれはモリエンテスに対してのものだろう、と。
タダでマルセイユに加入したとはいえ、マルセイユファンはある程度は期待してくれていたのではないか、と思う。でも、ここまでは残念な状態に。出場機会も少ないけど、出場してもピリッとしない。ゴールが決まる決まらない以前に、一歩二歩遅れるというか、逆に言うとあと一歩二歩が出ていかない感じ。今朝の試合で言うなら、たとえばセルヒオラモスとコーナー付近でボールを争い、最後まで争いきらなかったところとか、パスがなかなか出てこない場面でも、無駄走りかもしれないけど縦に走ってやれば…というところとか。
試合中のモリエンテスの真剣さについては疑いません。手を抜けるような性格じゃないだろうと思うから。でもやっぱり昨今の発言にあるような「キャリアの終わりだから」的な発言から垣間見える、ガツガツした気持ちの足りなさが、プレイから鋭さとかキレを奪っているんじゃないかと思う。そこはもうモリエンテスの性格なんだろうけど、でもそれがプレイの質の低下につながってるとしたら、やはり残念。
で、問題なのは、モリエンテスのファンなら残念だで済むし、まだやってくれるかもと期待を持ち続けることもできるけど、マルセイユファンは腹立ちであろうと。ピッチにいる以上、11個しかない席の1つを占めているのに、それがゴールの気配からも遠いなんて。
しかも、モリエンテスははっきりと、今もマドリーに対する思いを口にしてしまう。今回もマドリーと対戦するから(そしておそらく、今度こそモリエンテスがマドリーと公式戦で対戦するのが最後になる可能性が高いから)、いくつかインタビューやコメントがあった。AS紙では、もちろんマルセイユで勝ちたい、ファンが後押しをしてくれるとは言っている一方で、マドリーに勝つのは難しいことだと冷静に分析する。それが現実であっても、マルセイユのファンは嬉しくないだろう。UEFAの記事ではラウルへの思慕を語っていた。載せなかったけど、前日に出たMARCAの記事では、「ファイナルにマドリーが出るなら、ベルナベウに行って応援するよ。」というコメントが載っていた。いろいろ話している中での一節を切り取られたものかもしれない。でも、これも対戦前日にマルセイユファンが見たいコメントではないだろうと思う(逆にマドリー旧来のファンたちは、モリエンテスありがとうと喜んでいた)。
いつまでもマドリディスタなのだろうし、それは嬉しいことです。でも、今忠誠を誓うべきはマルセイユ。いくらデシャンが、ピッチ内外での態度が素晴らしい、見本だと褒めてくれても、ファンにしてみれば選手のプレイ(+αでマスコミに載る発言)からしか、選手の評価を推し量れない。それでいうなら、モリエンテスはマルセイユファンにとって、大切な存在になれていない。それは非常に残念だし、危惧を感じる。
リーグ戦では、次節ブランドンが出場停止(ELに回った初戦も停止になるはず)。イケルのタックルで負傷したニアンは、少なくとも年内絶望。他にも、コネ、ヴァルビュエナ、ベナルファと攻撃の選手はいますが、出場機会はありそうだし、であるならその中でモリエンテスには必死になってほしい。無理かなあ……。


ここで何を書いたところでどうなるわけでもないのですが、ファンのため息つきながらの戯れ言ということで。