けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

いつになれば

2009-12-11 20:20:57 | football
ちょっと気になるニュースが出てきたので、ペペのインタビューを仕上げる前にこちらを。グティの負傷についてです。ASから。
---------
グティの負傷は、この数日の間に、深刻な後退の様相を見せている。ASが知るところでは、11月19日にイグアインのタックルを受けて左脚の大腿四頭筋に負った強い血腫だが、ほとんど回復していないとのことだ。さらに1週間前、クラブのメディカルチームは、グティの脚から2cmの血腫を除去しなければならなかった。

「グティは、できるだけ早く回復できるはずの措置として我々が求める、すべてのステップを踏んできている。しかし血腫はほとんど縮小せず、血液の蓄積に、我々は不安を感じている。」 とメディカルチームはクラブに対し、第2カピタンの健康についての不安を報告している。事実、筋肉の回復が遅れていることおよび血腫が原因で生じた炎症を説明する情報を得るために、大腿四頭筋の負傷部位の培養(たぶん単語合ってると思う)が行われた。もし分析の結果、現在の治療がグティの負傷を回復させる可能性がないことがわかれば、グティは小さな手術をすることがあるかもしれない。
---------


マドリー公式より:Parte médico de Guti
---------
ホセ・マリア・グティエレス・“グティ”に対するMRI検査の結果、左脚大腿四頭筋の外側広筋に幅0.3cm×長さ4cmの小さな血腫が観察されたが、他の筋肉・腱の負傷に関する証拠は認められなかった。分析の結果、血腫は小さいものであり、完全に血腫が消失してトレーニングを再開できるようになるまで、医師と理学療法士の治療が続けられる。
---------


バレンシア戦、召集選手
変な流れですが、既に発表されてましたので、そのままバレンシア戦の召集選手。

GK:イケル、デュデク
DF:アルベロア、ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、アルビオル、ガライ
MF:ガゴ、ディアラ、ラス、ドレンテ、シャビ・アロンソ、ファン・デル・ファールト、グラネロ
FW:ラウル、ベンゼマ、イグアイン

選手は、本日18時45分にバルデベバスに再び集合し、19時30分にバレンシアに向け、バラハス空港を発つ予定です。
試合は土曜日22時より、日本では、WOWOWにしてはなんとも恐ろしく珍しいことに、LIVEだそうです。雨か槍でも降ってくるかもね。実況はワイドオープン氏なので、「バルセロナッ! 失礼、バレンシア」とか「アルベルダッ、いや、アルビオルッ」「アルベロアですね」とかやりたい放題でしょうね。


緊急追加召集
バレンシア戦の召集選手は、現地でお昼頃出たものでしたが、夜になって、カスティージャのDFマルコス・アロンソの追加召集が発表されました。ASによると、金曜のトレーニングでマルセロが脚の筋肉に違和感(ピンチャソとあるので、鋭い痛みがある様子)を感じたためだそうです。一応マルセロの代わりというのではなく、既に発表の18人にプラスしてマルコス・アロンソ、という態勢での遠征です。マルコス・アロンソは、以前こんな感じの記事でご紹介した左ラテラルの選手。
左ラテラルはアルベロアがいるし、中盤のマルセロの位置で即マルコス・アロンソが出るということもないだろうけど……中盤左、誰が出るんだろう? ドレンテ?

あなたの知らないペペ

2009-12-11 19:54:51 | football
(完成しました)
El Paisに載っていたペペのインタビューです。試合が終わった後の話とか、興味深いというか、今まで知らなかった一面です。

------------
ケプラー・ラヴェラン・リマ・フェレイラ(マセイオ、ブラジル、1983生)は、何年にも渡ってマドリーのセントラルディフェンスたちに影響を与えてきた特有の害悪が終わったことを誇りに思っている。笑顔と情熱、そしてまるでマルセイユとのチャンピオンの試合で得たダイアモンドであるかのように輝く5針の跡をもつ彼は、ビジャ、マタ、パブロの脅威の前に、ゴールを防御し閉鎖する保証としてメスタージャに向かう。

Q:今シーズンと昨シーズンでのディフェンスの違いは何でしょうか?
P:ペジェグリーニによれば、彼はディフェンスをできるだけ高い位置にあげてプレスをかけることが好きなんだそうだ。彼は、僕たちには中盤がボールを回収するのを助け、バックパスしてきたらそれを回収するための、十分に優れて速いセントラルがいると言っている。

Q:マルセロの新しいポジションについては?
P:ミステルの取る戦術はいつも同じだ。でも今、マルセロは中盤で重要な役割を担っている。彼は俺たちがもうちょっとだけ良くなるように、よりコンパクトにできるようヘルプしてくれる。いずれにしても一番に考えることは戦術的な調整でも選手でもなく、俺たちが試合の流れを見つけていくということだ。今はチームは走るのが減っている。最初は、俺たちは違う段階にいた。攻め込んだり、攻め込まなかったり、ボールがきたり、ボールがこなかったり......バランスがなかった。今は、俺たちはリズムを掴んでいる。どこで攻撃し、どこで攻撃しないかわかっている。いつポゼッションを上げ、いつ穴を探すか。俺たちには、ピッチの中で自分たちを知ることが必要だったんだ。

Q:チーム内でのクリスチアーノのコンディションはどうでしょうか?
P:じゅうぶんだね、もう! ロナウドとやっていて、俺たちはさらに良くなっている。彼は、戦術文化として本当に良いものを持っている。自分がボールを持っていないときにヘルプに行かなければならないことを彼は知っているし、チームがボールを持っているときには......。俺たちは、彼のためにプレイしようとした。なぜなら、それで自分がアクションを起こして試合の均衡を崩していかなければならない役割だと彼はわかるわけだから。対戦相手は彼に対して中途半端になってしまう。彼が、俺たちのFWや中盤のためにスペースを作り出すわけだからね。それが、俺たちのポゼッションを高める助けになる。

Q:ペジェグリーニをよく理解していますか?
P:ミスエテルはビジャレアル、より小さなクラブから来た。そしてだからこそ、負担は小さい。今、彼は落ち着いていると思う。マドリーは多くの良いものも、多くの悪いものも与えることができる。

Q:あなたがオーバーラップするのを見るのが難しくなっています。スピードの問題でしょうか、それとも用心深くなっているからでしょうか?
P:ある日、監督が俺にこう言った。「君はリスクを犯しすぎて走っている。君はチームメイトをカバーするつもりだろうが、もし君がボールに追いつかなければ、彼らは君にゴールを取らせようとするだろうな」って。何度も、行く必要はないと言われている。でもピッチの中では、彼の言うとおりにしないこともある。俺の仲間が口論を始めていたら、そうでなければバックチャージを受けたりしたら、俺は行くよ。俺は他の人間の領分に踏み込んでるんだろうけど。時には、命令よりも、仲間たちのために動くことも必要なんだ。

Q:試合では疲れますか?
P:俺はだいたい、肉体的によりも精神的に疲れて試合を終える。どの試合でも、何千ものシチュエーションをイメージして、そういったどんな可能性にも備えようとしている。そして時に、考えていた何千ものオプションにないことが起きて、秒単位のごくわずかな間に、ボールをカットするかあるいはどう解決するかを決めなければならない。よく、頭痛を抱えたまま家にたどり着いて、早くベッドに入って寝てしまいたい、ということがある。

Q:リラックスのために薬を服んだりしますか?
P:時には。でもそうしないように努力している。薬はそんなに好きじゃないからね。試合の後は、寝るのが難しい。そういう時はプレイステーションをやるんだ。

Q:何人か敵を殺してから眠りにつくというわけですか?
P:俺は「Call of Duty(ロシアの地での第三次世界大戦をモチーフにしたアクションゲーム)」が一番だ。貧民窟のシーンが一番好きだ。完璧だよ。俺たちは、マルセロ、カカ、ロナウド・ナザリオ(つまり本家ロナウド)や他のブラジルからの友だち、ポルトガル代表の友だち、マラガのエジーニョやドゥダも...皆、いっしょにやるんだ。

Q:人はあなたを見ると、通常はあなたのフィジカル、スピード、弾力性に目を奪われますが......
P:俺のクオリティは、フィジカルよりもメンタルにある。人生においてもあらゆる点でそうだ。もし何かの試験に備えるとしたら、普通は、自分を良い状態であるように保つだろう。俺はそうやってどの試合にも準備している。俺の身に決して起こらないはずの唯一のことは、注意を欠くことだ。俺はぼやけた存在になったりはしない。俺には根性がある。俺には力がある。

Q:もうビジャについては研究しましたか?
P:もうチョリ(アルビオル)と話し合いを始めている。俺にとって、ビジャはスペインで最高のFWだ。クリスチアーノとメッシは別としても、彼は一番変わった存在だ。バレンシアのFWがピチーチを争っているなんて普通じゃない(心からフォローすると、バレンシアなんか、とかいうんじゃなくて、昨シーズン、一昨シーズンみたいにボロボロ状態にもなったバレンシアで、コンスタントに点を取り続けているビジャは普通じゃないというほめ言葉なんだと思います、たぶん)。代表での活躍も良く知られている。俺は、彼の謙虚さと真剣さが好きだ。彼は、自分の仕事をうまくやろうと望んでやっている。いつも、俺を集中力とスピードの限界まで追い込むようなFWだ。5mのスプリントなんて俺はできない。身長があるけど、俺のストライドはもっと長くてトロいスピードでということになるから。ビジャは短い距離をすごい速さでスタートし、俺がマークするのを難しくするだ。さらに、何度もマークをはずし、何度もラインの間を外れていく。

Q:バレンシアのアタッカーたちは、セントラルの選手たちの自制心を失わせるような機動性を持ってますね。
P:わかっている。はっきりとね。もしFWが自分のゾーンを離れたら、彼は危険ではない。危険なのは、彼らがゾーンに入ってくることだ。FWが離れたら、それはセントラルの選手を引き連れて、代わりにチームメイトが入っていけるようにしたいということだ。俺は、相手のFWがゴールまでたどり着きたいなら、俺のエリアを抜けなければならないのだということを頭に入れている。そして俺は、そうならないようにする。彼らにボールを持たせて、マルセロやラス、シャビのヘルプを待つ方がもっと良い。

Q:オルティスに対するクリスチアーノの攻撃を見て(アルメリア戦でCロナウドがオルティスを蹴り飛ばし、2枚目の警告になった)、カスケーロへの攻撃を思い出しませんでしたか?
P:クリスチアーノの件は些細なことだ。俺の場合は違ってた。プレッシャーがまったく違っていた。俺たちは、リーガを戦っていた。ピッチの中で熱くなっていた。そして、俺は冷静さを失ってしまった。

Q:なぜフットボールが好きなのでしょうか?
P:毎日好きになっていっているさ! 俺の気持ちでは、ピッチに入る時はいつでも、これが人生で最後の試合だと思って入る感じだ。それが、俺をここまで、マドリーまでたどり着かせた。それに、ヘタフェとのリーガの試合でシーズンの残り出場できなくなった時、自分の世界が落ちてきたように感じた。説明できないような幹事だ。俺たちは人間だ。機械でも時に動かなくなる。もし俺たちが完璧なら、飢えも、犯罪も、女が男に殴られることも、男が女に殴られることも、子供たちが両親に虐待されることもないだろうに。

Q:あなたの給与が、チームの平均にも達していないというのは本当ですか?
P:俺の仲間たちがいくらもらっているかは知らない。でも、俺はここでプレイしたかった。俺はラモン・カルデロンによって獲得されて、それで給料は上がった。でも残念なことに、あの会長は任期を全うできずに去った。彼は、俺を同等に扱ってくれた。俺がここにやって来たとき、誰も俺を知らなかったし、俺の獲得にクラブは大金を費やした。ここで、俺は自分の価値を証明している。そして契約にサインした時、マドリーのセントラルたちにある呪いを打ち破る良いチャンスなのだと知ったんだ。俺は、チームメイトたちの助けを得て、それに成功してきた。俺には自分の場所がある。そして俺は落ち着いている。なぜなら、ガライやアルビオルを見ると、彼らには、俺が加入した時のようなプレッシャーがかかっていないように見えるからだ。誰も「マドリーにはセントラルが必要だ」とは繰り返さない。それは嬉しいよ。それにファンの人たちの愛情はプライスレスだ。

Q:ディフェンスは、フォワードよりも価値のある仕事だと思いますか?
P:イエス。俺たちは常に限界点にいるから。俺が失敗したら、即ゴールだ。FWが相手のセントラルを交わすのを失敗しても、何も起こらない。マルセイユ戦でのクリスチアーノを見てくれよ! 彼はGKとディフェンスにぶつかり、ボールが彼にとっておあつらえ向きの場所に転がってきたんだ! それでゴールだ。FWに幸運があれば、ゴールになる。最高だ。もし俺たちに幸運が合って戦いに勝っても、何も怒らない。これはちょっと見合わないな。でも、試合を見て、いろいろ分析するのが好きな人は……俺はセントラルになるようお勧めするよ。それに、マドリーは、ただクリアするだけでは十分じゃない。FWにボールを供給し、プレイを続けられるようにしないといけない。そういうのは……シャビ(アロンソ)と俺は、そういう起点のパスを出すのを本当に楽しんでいるよ。そういうことを知るためにその場にいないといけないな。俺たちはトレーニングでそういうことを話し合う。俺たちの起点が悪ければ、結果的に悪いものになる。俺たちが上手く始めれば、結果も上手くいくってことだ。

(了)
------------

得手不得手

2009-12-11 07:20:55 | football

室内から出てこられない(出してもらえない)3人+1


見込み
木曜のトレーニングでは、とりあえずシャビ・アロンソとセルヒオ・ラモスは全体のトレーニングに合流。バレンシア戦には出場可能であろう、というのが現在の見込みのようです。欠場が決定的なのは、いつもの3人+1、ルート、メツェ、グティ、カカ。


手に汗握りながら聞く
マドリー公式に、選手たちがコーラスに参加したマドリーの…何ていうんだろうこれは。応援歌みたいな。のビデオがあります。カピタン4=ラウル、グティ、イケル、セルヒオ・ラモスがオープニングのビデオに、コーラスにはさらにアルビオルが参加。
このニュース、確か1週間前くらいにASに出てたんですが、その記事を見て非常に危惧するものがありました。グティはいい、イケルもどうかと思うけどまあいい。心配していたのはラウルです。02/03シーズンの優勝時、市庁舎から歌った「カンペオ~ネカンペオ~ネ♪」のはずしっぷりももさることながら、マニアックな人はもしかしたら見たことがあるかもしれない、若かりし頃のイベントかテレビか何かで、グティ等と一緒に歌っている映像は衝撃でしたから。
ひどいんだもん、ラウルの歌(カピタンの名誉のために、映像は探して貼ったりしません)。

幸い、今回はコーラスだし皆一緒だし、酷いことはないようです。どうやら。