けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

CL始末

2009-12-10 21:32:38 | football
終わりました。


クラブ名の綴りが何か変なのは、AS(=スペイン語綴)の総合結果を切り張りして作った絵だからです。どこがいいのどこが嫌だのは、まだ言いません。まだ。
いわずもがなではありますが、決勝トーナメント緒戦の組み合わせ抽選の際には、

 ○同国のクラブ同士の対戦はない
 ○グループリーグで同組であったクラブ同士の対戦はない
 ○因縁の対決とかUEFA的に好都合な対決とかがわざとらしく組まれる

の原則が適用されます。プラティニはマドリーが好きではなさそうなので、どんな組み合わせになるか楽しみです。バイヤンかなー(ロッベン対決)、インテルさんとこかなー(スナイデル対決・・・て、エトオがおる)。

インテルか?


ジャーナリストたちは見ていた
スペイン各紙の観察記。まずはMARCAのテキスト実況から。
「53分 ラウルとモリエンテスはサイドラインで話をしている。2人は良き友人同士である。」

次にASから
「ラウルとモリエンテスは、ウォーミングアップ中には感情を隠さずジョークを言い合い、そして後には、他の感情を示すことができるようには見えなかった試合を楽しんだ」 (意味が取りづらい)

La Nueva Espanaというところから。マルセイユvsマドリー戦でのゴールの祝福について書いた短い記事で、これは記事全体を。
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その行動を拡大鏡で見ると、クリスチアーノ・ロナウドがあらゆる部分に油断していなかったことがわかるだろう。彼はゴールをチームメイトと共に祝った。とくに1点目がそうだったし、一方で1-3としたゴールでは、より満足げだった。さらに試合後の最初のコメントでは、何よりも重要なのは「チームがグループ首位になるようチームを助けた」、ということだとはっきり述べた。
決勝トーナメントで対戦する相手を推測する話題は避け、Cロナウドはこの日の試合と勝利は、チームに自信を与えるものだと考えている。個人的な点では、彼は自分が決めたゴラッソについては「ハッピー」であり、3点目についても同様で、それはチームを助けたからだ、とした。
祝福についてさらに話すなら、ラウル・アルビオルが1-2となるゴールを決めた後のことも避けるわけにはいかない。アルビオルは、いつもとはまったく異なるやり方、サイドラインに向かって走り、ピッチ脇でウォーミングアップをしていたラウル・ゴンサレスをハグした。マドリディスタのカピタンは、チームにおける彼の新しい役割を引き受けたとみなされており、昨日(CLの時)は、土曜日のサンチアゴ・ベルナベウの時よりもリラックスしていた。それが証明されるのは、試合の緊張感が増している時、ラウルは友人のフェルナンド・モリエンテスと楽しげに会話をしていたところだ。
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カタルーニャのSport紙から抜粋
「この試合の風景の1つに、ラウルとモリエンテス、古い知り合い同士の友情のこもったおしゃべりがあった。温かな笑顔があり、深刻さはほとんどなかった(単語の意味的な点から言えば、真剣さがなかった、とも取れますが)。 」

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どうも不真面目だった…ように読めますが、これくらいは……。


はるかに遅れて付け足し
12月9日付けのTVEのニュース、Telediarioの後ろの方(40分過ぎ)から始まるスポーツニュースで、不真面目にウォーミングアップをしているモリエンテスとラウルの様子がちょっとだけ映ります。


足りなかった

2009-12-10 06:55:13 | football

ペペの頭が痛寒い


9日のトレーニングは16時から
グティさんが遅刻してきたそうです(監督訓話中に到着、拍手で迎えられる)。

いつもの3人(グティ、メツェ、ルート)+カカの室内調整組に、この日はシャビ・アロンソとセルヒオ・ラモスが加わりました。シャビ・アロンソは2試合続けて途中交代してますね(といっても先発長時間出場しているけど)。ASによると、足首に違和感があるそうで、メスタージャでの試合に向けて「綿でくるまれている」状態である(つまり大切に様子を見ている感じ)らしい。MARCAでは、シャビ・アロンソも、クリスチアーノ&カカ同様バレンシア戦を欠場する可能性も、と指摘していますが……。


09/10 UEFA Champions League Group C Jornada 6
Olympique de Marseille 1-3 Real Madrid C.F.

マルセイユの得点:ルーチョ
マドリーの得点:クリスチアーノ・ロナウド、アルビオル

マルセイユ側から言うなら、試合中に実況・解説陣にも言われていた通り、いくつかのプランがことごとくハマらなかったことが、試合結果とCL勝ち残りの運命を決してしまった。こう言ってしまっては身もふたもないけれど、ヴェロドロームとはいえマドリーに勝つのは簡単なことではない。まずは失点しないこと、重要な選手が欠けないこと、多くないチャンスは必ず生かすこと。が、ことごとく外れた。開始5分の失点、ニアンの負傷、ルチョのPK失敗、ブランドンの精度が悪いこと、交代が生きない……自分たちのせいもあり運の問題もありますが。前半は猛プレスで、シュート数は少ないながらもマドリーと対等にやり合っていた感じもあり、1試合の中で流れの悪い時間がはっきり出てくるマドリーだけに、マルセイユにもまだチャンスはあるかと思いましたが、後半はマルセイユ側に前半の疲れが出てしまった感じがしました。
ニアンへのイケルのタックルは、あれは赤でもおかしくなかっただろうと思います。もっとも、ニアンが痛めてしまったのは脚ではなく着地した時の肩、全治6週間。冬休み明けにも間に合わない…ネイションズカップも休みか。
容赦なく言うなら、個々の技術にも歴然と差があったし、個々の差を補って売りになるような「これ」といった特徴も十分ではなかった。中盤のシャビ・アロンソとラスのおかげで、マルセイユの攻撃はうまく流れることができず、それを修正し上回るような手段は備えていなかった。さらにもっと言ってしまうなら、この試合だけの話ではなく、ジダンが「ミラン-OM戦(第5戦)が惜しまれる」と言ったとおり、勝てた試合を落としていたのも事実。ELに回ることになりますけど、リバプールとユーヴェもいるし…バレンシアはまだ決めていなかったっけ。抽選楽しみですね…。

そしてマドリー。クリスチアーノ・ロナウド、千両役者ですね。さすがだ。打っても打っても入らないシーンもあったりはしましたが、試合を決した3点目の、運よく転がってきたボールをゴールにまでつなげた、そういうチャンスをものにするところもさすが。普段なら、チャージ受けて倒されたら「ファウル~」って感じで座り込んで審判を見つめていただろうに、あれはマンダンダが飛び出したから何かのチャンスになると一瞬判断が働いたんだろうか、ものすごい速さですたっと立ち上がり、すかさずのシュート。見事です。
他のFW陣は苦労してたなあという感じ。イグアインは交代にやや不満そうでしたが、中央でマルセイユDFに張り付かれほとんど目立ててなかったので、代わるなら一番最初はイグアインだなあと思ってましたので、仕方なかろう。ベンゼマは…まだ待つしかなさそうですね。出場時間はもらってるんだから。カピタンよりも。
それからアルビオルも勝ち越しのゴールおめでとう。こういったらなんですが、意外にうまくやるもんだなあと思いました。次はメスタージャだねえ。

おまけ的に。タイウォいいね~、と1人喜んでおりました。あの迫力ある攻め上がり、セルヒオ・ラモスをぶち抜いて。いいね。


カピタン