けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

光と影と

2009-12-15 22:35:09 | football

寒そうな人が増えてきた(でもカピタンは基本短パン)


欠席者増える
2日間のお休みをはさんで、マドリーはトレーニングを再開しました。今年最後のサラゴサ戦(土曜22時)まで、トレーニングはあと4回。試合が終われば冬休みです。

元気な人:17人
室内調整:4人(グティ、マルセロ、カカ、メツェルダー)
インフルエンザっぽいらしい:ガゴ(でも室内でのトレーニングはしたように読める)
扁桃腺炎の手術:ファン・ニステルローイ。火曜朝に無事手術終了
長期離脱:ペペ。ポルトガルで手術を受けることに決めたようです。

トレーニング終了後はベルナベウに移動して、バスケットボールチームと共に、恒例のクリスマス昼食会に臨む予定。


余計なお世話
ペペの代替を求めて補強話が一気に盛り上がったことで、ASでは、近年のマドリーの冬の補強についての評価を(勝手に)やっています。今となっては懐かしい名前もちらほらと。
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グラベセン:問題が多い
フロレンティーノが初めて冬に契約した選手。04/05シーズンのことだった。マドリーはエバートンに350万ユーロを支払った。06/07シーズン、49試合に出場しチームメイトたちといくつかの問題を起こし、280万ユーロでセルティックに去った。

ポルティージョ:証明となる
2005年1月に戻ってきたが、その前の7月にフィオレンティーナにレンタルされたばかりだった。わずか4試合のみに出場(138分)。05/06シーズン、クルブ・ブルージュにレンタルされ、06/07シーズンにナスティックに移籍した。07/08シーズン、オサスナが150万ユーロで獲得。

シシーニョ:カペッロと衝突
2005年12月に加入、サン・パウロには800万ユーロが支払われた。そのシーズンでは24試合に出場し、3ゴール。06/07シーズン、負傷とカペッロの信頼を得られず(7試合出場)。07/08シーズン、900万ユーロでローマに移籍した。

カッサーノ:反逆者
2006年1月に550万ユーロで加入、負傷し体重が数キロオーバーしていた。そのシーズンの残りと翌シーズンで、29試合に出場し4ゴール。2008年5月、この反逆的な選手は、フリーでサンプドリアに移籍した。

パレホ:プレイすれば完璧
クイーンズ・パーク・レンジャースに2008年夏にレンタル。しかし12月に復帰した。出場した5試合(84分間)では満足のでき。この夏にはヘタフェに300万ユーロで移籍したが、500万ユーロで戻ってくるだろう。

フォベール:痛みも輝きもなく
最近の冬のマーケットでは最大の失態。マドリーはウェストハムに、シーズン終了までの契約で150万ユーロを支払った。わずか2試合、127分間に出場したのみ。

マルセロ:固定される
2006年冬、マドリーは600万ユーロをフルミネンセに支払ってマルセロを獲得。カペッロにはほとんど使われなかったが(6試合)、シュスターとファンデの下では場所を確保、ファンデはインテリオールの位置に彼を置いた。ここでその価値が急上昇、ペジェグリーニの下、このポジションで先発の座を確保。既に92試合に出場している。

ガゴ:降格
2006年12月、マドリーはボカに1800万ユーロを支払ってガゴを獲得した。当初は疑いの目もあったが、ドブレ・ピボーテの基礎となった(07/08シーズンでは40試合に出場)。シャビ・アロンソの加入でベンチへ降格。エル・ブランコで98試合に出場している。

フンテラール:光と影
マドリーは、負傷したファン・ニステルローイに代わることを望み、2000万ユーロをアヤックスに支払った。素晴らしい活躍(ドブレーテが3試合)と、灰色の日々。15試合出場、8ゴール。1800万ユーロでミランに移籍。

ラス:チームの柱
ディアラの負傷を受けて、昨シーズンの冬に加入。マドリーはポーツマスに2000万ユーロを支払った。よく知られていない選手として加入したが、現在は、その献身と多才さをもって、チームの柱の1人となっている。昨シーズンは21試合に出場し、そのうち19試合では先発フル出場。今シーズンは既に17試合に出場し1ゴールを挙げている。

イグアイン:決定的に重要な存在に
2006年12月に、1200万ユーロでリーベルより加入。それ以来、彼のゴールは決定的で重要なものとなってきた。逆転で30回目のリーガ制覇を手にした際の重要なキーマンとなり、07/08シーズンもパンプローナで決めたゴールが31回目のリーガ制覇につながった。08/09シーズンには、マラガで1試合4ゴールを決めた。エル・ブランコでは既に44ゴールを挙げている。
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サンチアゴ・エルナン・ソラーリ

メキシコのクラブ、アトランテに所属するサンチアゴ・ソラーリは、クラブW杯を戦うため、現在UAEに滞在中です。バルサ戦を控えてのインタビューをASから。
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Q:アトランテは、明日の試合にどう臨むのでしょうか?
S:謙虚な男としてだ、間違いなく。このチームにとってめったにない機会だと理解している。でも近年の歴史における最高のチームに立ち向かうことを待ち望んでもいるんだ。人々は、アトランテの95年間の歴史上、チャンピオンになったことがあるのは、わずか3回だということを知っておかなければならない。

Q:そして、バルサを抑える方法は簡単なものではない。
S:間違いなくね。このチャンスに到達するために、僕たちはコンカカフの代表になるために、2年前にメキシコのリーグで優勝しなければならなかったわけだ(当時はまだソラリはチームにいなかった)。

Q:アトランテはどのように戦うのでしょうか?
S:いつでも足元から、ゴールに向かっていき、ボールをおろそかにしない。それがこのチームの本質だ。
(と一応日本語にしましたが、ここはまったくわからなかった……。)

Q:あなたにとって、この大会は目新しいものではないですね。
S:幸運なことに、リーベル・プレートで1回、レアル・マドリーで2回出場できたからね。

Q:今でもロス・ブランコス(レアル・マドリー)のことをフォローしていますか?
S:いつでもそうしているよ。

Q:クラブW杯の話に戻ります。どんなことが記憶に残っていますか?
S:すべてが大きく変わった。でも、この感覚はいつも同じだ。世界中のクラブが関わる最も望まれる大会で試合ができる喜び。13年前、リーベル・プレートのコーチ陣が、僕を飛行機に乗せるように呼び寄せてくれた。彼は下部組織の中でも若くて飢えていたけど、何も示すようなものを持たなかった。でも、そこにいることが重要だったし、すごく楽しんでいた。それから、最高のチームに所属した時を過ごした。レアル・マドリーはその中の1つだし、そこで1度トロフィーを掲げることができた。

Q:バルセロナと戦うことは、あなたにとってどんな意味がありますか?
S:今の僕たちを測るのに、世界で最高のチームだ。豪華で、スタイリッシュで、現実的な戦いをする......彼らがピッチ上で見せるものを目にするのは喜びだよ。

Q:(対抗する)手段はありますか?
S:メキシコリーグでも最も低い予算を持つチームの謙虚さを持って、明らかにね。もし僕たちが死なねばならないのなら、矢をこの胸に受けて死ぬだろう。背中ではなく。

Q:事態が悪くなることを隠さないつもりのように聞こえますが?
S:そんなつもりはないよ。

Q:メッシをどう見ていますか?
S:彼は世界で最高のフットボール選手だ。アルゼンチンでは皆が、彼のことをとても誇らしく思っている。そうはいっても、アルゼンチンの僕たちは、彼がバルサに対して恩義を負っていることは理解しなければいけない。そこで育ったのだからね。
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死ぬならば矢を胸に受け、の辺りはつい笑ってしまいました。いえ、本人真面目だとは思うけど、なんかちょっと気取った物の言い方がソラリっぽいなあと。がんばれ!


おまけ:我慢ならなかった
今日のマドリー公式には、「グラネロによる心理学」という記事があります。
ところで、当ブログのタイトルの一部「けんきゅう」は、当初、自分の専門分野である心理学の研究ネタを書こうという、どう考えても無茶な野望を持っていたところから来ています。けんきゅうネタを諦めてから久しいですが、公式の日本語ページの方を読んでいてムラムラきてしまいました。だって、テクニカルタームの日本語訳が変なんだもの。嘱託契約の勉強って、何よ。

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さらにグラネロが興味をそそられているのは「脳生物学、感情その他に関わる生理学に関連するあらゆること。行動主義の学習理論や動機付けにもとても興味があるよ。」
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臨床系なのかと思いきや(勝手にそう思い込んでた)、かなりの基礎寄り。面白いよね。領域がかなりかぶってるのが嬉しいです。そのまま上へ進んでくれないかなー。いや、その前に卒論がんばれ(書くのかな?)。

マドリー2報

2009-12-15 06:28:46 | football
ルート、手術
いつも公式を開く時はスペイン語ページからなのですが(タイトルくらいなら何となく何のニュースかわかるようになってきたから)、Van Nistelrooyという名前とoperadoという単語があったので「え?」となってしまいました。operadoは手術するという動詞の変化形だ、くらいの理解なんですが。で、即日本語ページを見たわけですが、

「ルート・ファン・ニステルローイは扁桃腺の再発頻度が多いため、前々から予定を組んでいた通り、明日サニータス・ラ・モラレハ病院で扁桃腺切除手術を受けることになる。」

だそうです。膝だのフィジカル部分でなくて良かった、とちょっと安心した。でも、扁桃腺どうのこうのとは別に、ルートはいつ戻ってこられるんだろう…。
(そして、移籍の可能性が本当にあるんだろうか)


短いけど
A Bola紙(ポルトガル)にペペのコメントが載ったそうで(Bolaのサイトでは見つけられなかった)、ASに載っていた分を、またざっくりと。
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先日のバレンシア戦で負った右膝の怪我について、ペペは現在のところ、南アフリカで行われるW杯までに回復するよう「プレッシャーをかけられて過ごす」ことは好まないとしている。ペペはポルトガルのスポーツ紙「A Bola」に対して、自分のチームを助けることができない悲しみを認め、また6月11日にスタートするW杯南アフリカ大会への参加に間に合うよう回復できない可能性も認めた。
しかしながら、ペペは「プレッシャーをかけられて過ごす」ことは好まないことを明確にした。なぜなら、今はただ、「手術のあと完璧になるようにトレーニングすること」を考えているだけだからだ。「俺は神とドクターたちの手の中にある」とペペは述べている。
一方で、クラブのゼネラル・ディレクターであるホルヘ・バルダーノは、同紙に対し、「ペペはフラストレーションを感じているものの、彼の仲間たち(チームメイトたち)からの完全なサポートを受けている」と述べている。バルダーノはさらに、現在手術の場所や日付もまだ決まっていないとしている。なぜなら、異なる選択肢があり、「最善の選択を補償できるようまだ検討中である」ためである。
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