けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

それぞれの経過

2009-12-19 17:30:51 | football
アルビオルの状態
ASから。いきなり一文目がよくわからなかった。
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もしアルビオルが、負傷した日と同様にこの24時間で回復しているなら、彼はプレイするだろうが、浸潤されている(infiltrated)。肩の炎症は神経に影響を与えている。昨日(金曜)のトレーニングでは、アルビオルは腕を動かせなかった。痛みは強く、しかし炎症は低減されていた。ペジェグリーニは、メディカルチームに対し、アルビオルが召集できるかどうかの保証を求めた。「ポジションをすっかり替えることになる。」アルビオルがいなければ、セルヒオ・ラモスがセントラルとしてプレイしなければならないだろう。そしてマルセロが3番(左ラテラル)、アルベロアが2番(右ラテラル)だ。奇跡的な回復を遂げたシャビ・アロンソとマルセロの例もあり、メディカルチームは再び挑戦することにした。つまりアルビオルはプレイする。炎症は、肩にとっても間もなくやってくるバカンスにとっても、危険なものではないだろう。
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なんか、本当に大丈夫か? って感じの記事なんですが……。


パボン帰還
これもASから。パボンのミニインタビュー
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Q:サラゴサは降格ゾーンにいて、マルセリーノは解任、ガイ監督が就任しました(サラゴサBの監督。レアル・マドリーにいたことがある)。ロッカールームはどうでしょうか?
A:悩んでいる。求めていた結果が得られていないんだから。この最後の週に起ることすべてが良いものであるように願っている。一番の問題は、流れを変えるためにポイントを取り始めることだ。新しい監督が新しいアイディアを盛ってやってくるときはいつでも、ポジティブなものが可能になる。

Q:今週は、ガイ監督がもたらした考えを吸収するだけの時間はあったでしょうか?
A:僕たち選手は、どの監督も、こうプレイしてほしいという一連のシステムを持っていることを理解している。一度それがどういうものか理解すれば、何も変わったこともなく同化していくはずだ。選手たちは既にお互いを皆知っているんだから。監督が望むものをピッチの中でチームが反映するためには、最低でも1ヶ月は必要だろうというのも確かなことだけれど。

Q:あなたはベルナベウへ帰還することになりますが、ファンの反応を求めるには非常に好ましいとはいえない状況ですね。
A:カレンダーがこうだったんだから。状況がより好ましいものになり得ないのは、モチベーションがより高まっているからだと思う。僕にとっては、他のチームメイトに比べると、これはスペシャルな試合だ。でも、どの選手もベルナベウでプレイすることを望んでいる。僕たちは、ポジティブな結果を得るために、可能な限りベストを尽くそうとするよ。

Q:あなたの名前は、先のフロレンティーノの銀河系「ジダネス・イ・パボネス」に見て取れます。あの頃と同じものはあるでしょうか?
A:レアル・マドリーでは、選手もスタイルも変化する。しかし、常に勝利するチームと偉大な選手たちが存在する。先の時に関連するものは確かにないけれど、いまは再び強化が進んでいる。クリスチアーノ・ロナウドはキーになる選手であって、均衡を破り、ゴールを決めている。
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ペペ:退院と契約延長交渉
さらにASから。
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ペペ:「俺の契約延長? まずは回復することだ。」
ペペは昨日、Orden da Trinidade病院を退院した

ペペの負傷は、このポルトガル人セントラルとの契約を延長するというレアル・マドリーのプランを止めるものではなかった。事実、バルダーノとペペの代理人であるホルヘ・メンデス氏はコンタクトを取り、良い流れで話が進んでいる。ペペ自身は、この問題について昨日次のように語った。「俺の契約延長? まずは回復したいんだ。それ以外は何もない。」 これが、ポルトにあるOrden da Trinidade病院を退院する際に、ペペが断固として示した見解だ。

既にASが報じたとおり、メンデス氏とバルダーノは、2ヶ月に渡ってペペの契約の延長・拡充について交渉を続けている。しかしながら、両者の姿勢は未だはっきりとした距離がある。マドリーはぺぺとの契約延長を望み、船主側もまた、この白のクラブとのつながりを引き伸ばしたいとしている。ここまではまったく問題ない。それにもかかわらず、クラブがペペの代理人に持ちかけた金額は、選手側の経済的要求とは大きく隔たっている。新たな契約期間については、2015年までということで合意に至ったようだが、サラリーに関する矛盾は、未だ考慮中である。
現時点で、ペペは年俸200万ユーロ、チームの中でも最低ランクの給与を受ける1人となっている。ホルヘ・バルダーノは、2015年までの契約延長と280万ユーロの給与をオファーした。この提案は、ペペを満足させるものではなく、今後また交渉が続けられるだろう。両者の経済面の隔たりについて、メンデス氏とバルダーノは、両者が満足する一致点に至るまで、さらに数週間は延長して交渉しなければならないだろう。

現在のぺぺとレアル・マドリーとの契約は2012年6月30日まで。このため、ペペ自身は昨日、その契約延長については何も心配していないと理解している。レアル・マドリーは2007年の夏、3000万ユーロをポルトに支払ってペペを獲得した。この契約は不相応なものだと最初は考えられていたが、時間が経過し、ペペはこのポジションにおいては世界でも最高レベルの選手の1人となり、その支出が正当なものだと保証するに至った。バレンシア戦で負った前十字靭帯の断裂で、彼は6ヶ月離脱することになる。
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移籍とか契約延長とかの交渉ごとは、どこまで正確な話なのかよくわかりません。例えばMARCAでは、バルダーノは現在の3倍の500万ユーロの年俸をオファーし、交渉はまとまりつつあるとしています。仮にこのASの話が本当だとすると、200万ユーロの給料を増額して280万ユーロって……ケチくさ過ぎ。MARCAの方が本当なら、丸く収まりそうです。

年内最後

2009-12-19 03:59:54 | football
MUCHO ANIMO PEPE


サラゴサ戦に向けたマドリーの召集選手
GK:イケル、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、ガライ、マルセロ、アルベロア、アルビオル、メツェルダー
MF:ラス、ガゴ、グラネロ、ディアラ、ファン・デル・ファールト、ドレンテ
FW:ラウル、イグアイン、クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ

負傷等による欠場:グティ、カカ、ファン・ニステルローイ、ペペ
サスペンション:シャビ・アロンソ

木曜のトレーニングでイケルと競ったあとまずい落ち方をして肩の部分(腕神経叢)を痛めていたアルビオルですが、無事にリスト入りしました。試合まで回復の状態を見ていくことになるようですが、18人ちょうどしか召集されていないので、おおむね問題なしと見られているのではないかと思います。
今週中のトレーニングに5人、2人と呼ばれていたカンテラーノスは、誰もこのサラゴサ戦には召集されず。その代わり、なのかどうか、木曜に全体トレーニングに復帰したばかりのメツェルダーがリスト入り。仮にアルビオルが出場を取りやめたとしても、ラモスをセントラルに回すなどして、いきなりメツェの出番はないだろうと思います。でも、まだまだ長いシーズン、この先に重要な戦力となってくれるんじゃないか(あるいはペジェグリーニが信頼してくれるようになるかも)と期待する部分も。
さりげなくタルヘタアマリージャ5枚の有給休暇をここで取ることにしたらしいシャビ・アロンソの代わりは……ガゴかな。グラネロかな。最近よくやるように、シャビ・アロンソが底、ラスが右寄りで前に出て、という組み方でシャビ・アロンソに置き換えるなら、ガゴしかいないんじゃないかと思います。まだ各紙の予想先発も出ていないし、どうなるかわかりませんが、ペペが欠場することやアルビオルがまだ万全かどうかわからないことよりも、この守備的中盤部分がどうなるかの方が重要な気もする。

試合は明日土曜日の22時から。これが終わりますと、選手たちはクリスマス休暇(全員揃っての営業はないらしい)。12月28日16時より、トレーニングが再開されます。

抽選だ

2009-12-18 20:03:18 | football
スカパー180ch もしくは  video.uefa.com

抽選おわり
もー、ブトラゲーニョ、なんでリヨン引いてくんのよー。

インテルとかバイヤンとか、ロシア行きとかじゃなかっただけ、良かったのかなー。とりあえずベンゼマにがんばってもらうか。

スケジュール
抽選特番の中で紹介されていたとおり、今シーズンのベスト16の対戦は、1stレグ、2ndレグともに、2週間に分かれる。つまり、1stレグは2月の16日、17日、23日、24日、2ndレグは3月の9日、10日、16日、17日に、同じ日に2試合ずつ行われるということになります。マドリー公式には、既に自分とこのスケジュールが載ってまして、

1stレグ:2010年2月16日(火)スタッド・ジェルラン
2ndレグ:2010年3月10日(水)サンチアゴ・ベルナベウ

だそうです。

(参考)
全部のスケジュールです。
2月16日/3月10日
 ACミランvsマンチェスター・ユナイテッド
 リヨンvsレアル・マドリー
2月17日/3月9日
 バイエルン・ミュンヘンvsフィオレンティーナ
 FCポルトvsアーセナル
2月23日/3月17日
 オリンピアコスvsボルドー
 シュトゥットガルトvsバルセロナ
2月24日/3月16日
 インテルvsチェルシー
 CSKAモスクワvsセビージャ


感想
ゴンサロ・イグアイン
「対戦相手になる可能性のあった中で、これは良いよ。オリンピック・リヨンはタフなチームだけど、勝てる。今シーズン、僕たちはマルセイユと対戦し、フランスのチームがどのくらい強いかを理解した。でも、2ndレグをカーサで戦えることが勝ち抜きにつながるはずだと望んでいる。インテルvsチェルシーとミランvsマンチェスターは、ビッグマッチになるね。僕たちは、ベスト8に進みたいと思っているし、最高のものになりたいと思っている。」(つまり優勝したいってことだろう)。

エステバン・グラネロ
「僕たちにとって難しい相手になったのがわかる。興奮するだろうね。決勝トーナメントは難しいものになるだろう。なぜなら、チャンピオンズのこの段階で、簡単な相手など居ないんだから。僕たちは、タイトル獲得に向けて、あらゆる試合に勝たなければならない。移動が長くならないのは、良いことだろうね。どのチームも、それぞれのプレイスタイルがある。リヨンは、とてもパワフルで、それは僕たちにとって、大変なものになるだろう。マルセイユに対戦した時と同じ結果を繰り返したいと思っているし、ここを勝ち抜きたい。」

マルセロ
「僕たちは、皆で一緒に抽選を見ていたんだ。どこが対戦相手になると良い、とかはなかったよ。僕たちは自分たちのことを考えているだけだから。今までに対戦経験のあるチームになって、一番強いチームを避けることができた。ここからは、この決勝トーナメントを勝ちあがれるように、ハードなトレーニングをしようと考えている。」

シャビ・アロンソ
「どこが相手になっても難しい。リヨンもそうだ。僕たちは、試合の日が来るのを、信じて待ち望んでいる。2ndレグをカーサで戦えるのは重要なことだ。だから、フランスから良い結果を持って帰ってくることが、まず第一となる。」

ガライ
「ロッカールームでは、僕たちは対戦相手を知ってイライラしていた。でも、どこと当たっても難しいものだと言うことはわかっているけれど。ポジティブなのは、2ndレグをカーサで戦えること。それが僕たちに自信を与えてくれる。リヨンには、非常に優れたクオリティを持つ選手たちがいる。大変なライバルだけど、僕たちはここを勝ち抜かなければならないんだ。勝てるように、そしてフランスのチームに対する良い流れが続いていくように願っているよ。」

ドレンテ
「何より難しいことはそうだけど、他のチームに比べたら良い対戦相手だろう。でも、俺たちはリヨンに対して、あらゆる敬意を払う必要があるだろう。ベンゼマは、前に所属していたチームに愛して、選手としての良いところを見せたいと思うだろうね。リヨンでは良いシーズンを送ってきたんだし、彼にとってスペシャルなものになるだろう。チャンピオンズでは、何でも起こり得る。俺たちは準備をしておかなければならない。」

マヌエル・ペジェグリーニ
「他に当たる可能性があったチームもそうだけれど、難しい対戦相手だと見ている。しかし、何よりも重要なのは、そこまでに、チームがたどり着いたことだ。この先の対戦相手に勝ち抜いていけるように、良いレベルとパワーを持てるようにしたいと望んでいる。」
「数字上の問題は重要なことで、それは心に止めておく必要がある(これまでの対戦成績に言及してのことだと思う)。しかし、それは決定的な要素ではない。リヨンは、近年フランスで何度もチャンピオンになった。リーグでもチャンピオンズでも素晴らしいパフォーマンスを見せている。この段階では、どんな対戦相手でも難しいものだ。だから私は結果に従うよ。」


ELの分

CLで3位でELに回った8チームのうち、マルセイユは上位4位に入れたので、第2戦をホームで戦うことができるアドバンテージを得ました。対戦相手はコペンハーゲンで……去年やったよな、モリエンテス。
第1戦は2010年2月18日、第2戦は2月25日。勝ち上がった場合には、ヘルタ・ベルリンvsベンフィカの勝者との対戦が決まっています(1stレグ3月10日、2ndレグ3月18日)。
10の勝者 X 2の勝者
1の勝者 X 11の勝者
5の勝者 X 15の勝者
16の勝者 X 3の勝者
4の勝者 X 12の勝者
14の勝者 X 9の勝者
6の勝者 X 8の勝者
7の勝者 X13の勝者

お大事に

2009-12-18 12:30:33 | football


パジャマかわいいな・・・。
土曜のサラゴサ戦では、マドリーの選手たちは、ペペの回復を願って元気づけるメッセージを書いたTシャツを着て、入場するようです。

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ペペ:「俺はチャンピオンズのファイナルにはいたいんだ」
ペペの手術は、1時間を少し過ぎるほどかかり、まったくの成功に終わった。麻酔から目覚めたペペは楽観的になり、この白のチームと共にこのシーズンを戦うように見受けられた。ペペはクリスマスをポルトで過ごし、その後、リハビリを行うためにマドリーに戻ってくるだろう。

ペペは、昨日ポルトにあるOrden Da Trinidade病院で行われた外科手術を経て、良好な回復を見せている。ジョゼ・カルロス・ノローニャ執刀医は、右膝前十字靭帯の再建手術を行った。このため、ペペ自身の膝の組織を使った移植が行われ、靭帯は人体吸収素材で作られているネジで膝蓋骨に固定された。
この日、ペペは家族や友人たち、さらには代理人のジョルジ・メンデスの訪問を受けていた。今後何時間かの経過観察の後、今日か明日には、退院許可を受けることができるだろう。ペペはクリスマスをポルトで過ごし、その後、リハビリを実施することになるマドリーへ移動する予定だ。ペペは身近な人々にこう言ったという。「俺は、ベルナベウでやるチャンピオンズのファイナルにいたいんだ。」
手術自体は1時間を少し上回る程度かかり、「突発的なことも起こらない、通常の範囲内で終了した」とノローニャ医師は説明した。手術の際には、レアル・マドリーのファン・カルロス・エルナンデス医師とカルロス・ディアス医師、そしてポルトガルサッカー協会の理学療法士であるアントニオ・ガスパールが付き添った。
ファン・カルロス・エルナンデス医師は、手術後楽観的な見方をしていた。「まったくの成功だ。すべてが素晴らしく順調に進んだ。ここからは、ペペは病室に移り、足を固定して休養することになる。ペペが手術を受けるのは初めてのことで、手術とはどうなるものかを知らなかったから、手術室に入る前は少しナーバスになっていたようだ。」
ポルトガルでは、ペペがW杯に欠場する可能性について、非常に大きな関心が払われている。ノローニャ医師は、「希望は死ぬまで続くのだ(慣用句?)」ということを想い出させ、またペペがこの大会に間に合う可能性もあるだろうということを信じてもいる。「我々は、期限を設けるつもりはない。なぜなら、医療というものは正確なサイエンスではないからだ。」 回復にかかると推測される期間は、5ヶ月から6ヶ月。そして昨日ノローニャ医師が不可能と規定したのは、ペペが今シーズンレアル・マドリーでプレイできる可能性についてだ。「それは不可能だと思っている。重要なことは、このアスリートが安全にスポーツトレーニングを再開できる、ということだ。」

ケイロスはペペに、彼を南アフリカの戦力とみなしていると伝えた
ポルトガル代表でケイロス監督のセカンドアシスタントを務めるアゴスティーニョ・オリヴェイラは、手術の跡にペペに電話をした。彼は、回復に向けてペペを大いに励ました後、電話をケイロスに渡した。ケイロスは、心強いメッセージを彼に送った。ケイロスはペペに、南アフリカでの試合に向けて彼を計算に入れている、もし回復したら召集するだろうから心配する必要はない、ということを伝えた。

バルダーノは、朝ポルトに到着した
ホルヘ・バルダーノは、昨日朝の早い時間に、ポルトに到着した。レアル・マドリーのゼネラル・ディレクターは、終日ペペに付き添っているメディカルチームに加えて、クラブを代表して姿を現した。バルダーノは、術後のペペの気持ちを直接聞こうとし、ポルトガルから指示を出して落ち着かせた。

チームからのサプライズはTシャツになるだろう
(報道したらサプライズでもなんでもないじゃん)
マドリーのチームは、明日のサラゴサ戦で、ペペへのサプライズを計画している。試合前に、ペペの想起回復を願って元気付けるメッセージを書いたTシャツを着用して、ベルナベウのピッチに入るつもりでいる。ペペは、仲間たちの1人1人を忘れることはないだろう。
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受難の日々

2009-12-17 22:24:20 | football
セントラル出入り
木曜日のトレーニング、この日のビッグニュースは、マルセロとメツェルダーが全体トレーニングに合流したこと。メツェ、いつ以来なのかもう定かではありませんが、遂に保健室脱出です。今日全体練習に合流できたといっても、さすがに今週末のサラゴサ戦にというのは無理かもしれませんが、ペペの長期離脱が決まり、冬のマーケットで動くかどうかもまだはっきりしていない今、心強いニュースのひとつと言えるかもしれません。かもしれませんなのは、メツェ、またいつ保健室戻りするかわからないから。
ところが、この日のトレーニングではバッドニュースも。程度がわからないのですが、トレーニング中に右の腕神経叢(el plexo braquial derecho)を強打したというニュースが。腕神経叢って、さすがにほとんど聞いたことがないような箇所ですが、ASによると
「腕神経叢は、首の基底部、腋窩、上腕(胸鎖乳突筋の隣から始まる)の間に位置する神経構造。アルビオルは回復具合の経過観察中で、治療も受けている。」
という…首や肩の辺りを強くぶつけたとか、誰かに勢いよく圧し掛かられたとか、そんな感じでしょうか。どのくらい重そうなのか何ともないようなものなのかも、見当がつかなくてわからない。間に合わなかったら、ディフェンスラインどうするんだろう……。

○今日のトレーニングに呼ばれたカンテラーノスは、サライ(FW)とファナン(DF)。昨日の5人も継続して呼んでみても良いのに……(カスティージャの都合もあるんでしょうけど)
○グティ、カカ、ルートは室内調整継続です


手術終了
ペペは、本日、ポルトガルにて無事に右膝靭帯の手術を終了したとのこと。今後48時間、病院にて安静にし経過観察をした後に退院、長いリハビリが始まります。


ラス

ASからラスの記事。記事内にもありますが、元になっているのがフランスの「SO FOOT」という雑誌。一応それらしい記事も見つけたのですが、実際に雑誌に載った記事と同じかどうかわかりません。そもそもこれだけの分量のフランス語は……なので、ASの記事を日本語に。
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ラス:人々が僕をマケレレと比べたことが、僕を助けてくれた

ラスがレアル・マドリーの中盤に貢献するバランスは、もはや誰に対して秘密にすることでもない。このクラブに加入しておよそ1年、フランスの雑誌「SO FOOT」において、ラスは自身のキャリアにおけるさまざまなステージと、マドリーにおいて欠くことのできないピースの1つになるまでの道の中での、重要なものについて語った。

「僕のフットボール選手としての成功には、5つの基礎となる柱があると考えている。根本が謙虚なこと、カオスなキャリア、自分自身への絶対の信頼、モウリーニョ(チェルシー時代の監督)、そしてマドリーにやってきたことだ。」
ラスにとって、白のクラブへの加入は報酬だった。初めはその仕事への、そして後にはマスコミの行った比較に対しての。彼はこのことについて、次のように説明する。
「僕が“新しいマケレレ”の影の下でマドリーにやってきたことは、チャンスを得ること、そして僕がベルナベウでできることを示すのに良いことだったんだと思う。人々は、僕が本当に彼のようにプレイできるのかどうかを見たがっていたし、全体として満足させられたと僕は信じている。」

ラスは最大限まで到達したのだとは考えていない。むしろその逆だ。
「僕は、毎朝のチームのトレーニングで、バロンドーラーたちが隣に居るのを、そして彼らが誰よりもトレーニングするのを見ている。それが僕のモチベーションを大きく向上させる原因になっている。いつかマドリーで10番としてプレイすること? いいじゃないか、トレーニングすることですべてを手に入れられるんだ。」
(この場合の10番は、単に背番号の意味ではなく、試合を創る、チームのまさに中心という意味)

ラスは、パリのベルヴィユ地区(移民の多い下町、居住区)にルーツのある、自身の過去を振り返った。その始まりは荒れがちなものであったが、彼は既にフットボールの贈り物を示していた。彼を見出したGuy Hillionは、「SO FOOT」の中でこの12歳の少年について述べている。
「小さくてきゃしゃ、まるで赤ちゃんのようだった。でも、ボールと共に望むことを行っていた。」

しかしながらHillionは、その難しい性格を思い出していた。
「彼は問題を起こしていたね。勉強に興味が持てないでいたから。でも学校の女の子たちに対しては別だ。」 Hillionにとって、理由は必要ない。2年間で、ラスは2つのフットボール・アカデミーから放逐された(ナント、ルマン)。2003年、18歳になってより成熟したラスは、ル・アーヴルと最初のプロフェッショナル契約を交わす。Hillionによれば、これは彼の人間としての変化のためには決定的なステップだったのだと考えている。
「最終的に、彼は自身の抱負に従って、挑戦することを見つけた。そしてそれ以来、私たちが知る今のレアル・マドリーにいるラスのような人物として、彼を見始めるようになった。」

05/06シーズン、彼はチェルシーに移籍した。ここで、彼の成功の鍵の1つであるモウリーニョが登場する。ラスは言う。
「彼は重要な存在だった。彼は一貫して僕を見てくれて、最高のアドバイスをくれていた。まったく逆なのが、アーセナル(次に移ったチーム)のベンゲルだ。僕は何も学ぶことはなかった。僕が行った時に、ただ言葉をかけるだけだったから。彼とは、決して安定した境界(ポジション?)を持つことはなかった。アーセナルを出て、僕はそれを見つけるためにポーツマスへ行った。」
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チャンスを。

2009-12-17 06:10:14 | football

1日で回復
水曜日のマドリーは、小雪舞い散る寒そうな中でのトレーニング。
ポジティブなニュースとしては、インフルエンザの気配で火曜日は休養だったガゴが、通常どおりのトレーニングに復帰していること。1日休んで大丈夫ってことは、ただの風邪か。でも伝染すなよ。
ポルトガルへ戻ったペペ、術後のルートは欠席で、グティ、メツェ、カカ、マルセロが室内調整。マルセロは、バレンシア戦前にも筋肉の違和感が伝えられていましたが、これがまだ後を引いている様子。バレンシア戦、出場してしまったから……。


着膨れてガゴ復帰


チャンスを
この日は、カンテラーノスが5人、トップチームとのトレーニングに合流しました。ペジェグリーニ体制下では、カスティージャからトップチームのトレーニングに呼ばれる選手はそれほど多くなく(と思う)、機会があってもその都度1人2人、一度に5人も呼んでいるのは珍しいように思います。ペペの負傷を受けて、ディフェンスラインのバックアッパーを検討するのが目的でしょうか。5人とは、右ラテラルのベラージョス、左ラテラルのマルコス・アロンソ、セントラルのガリ、セントラル(+中盤も)のマテオス、モスケラはメディアプンタ。5人中4人がディフェンスの選手。(MARCAは、5人ともディフェンスと記述)

MARCAに載っているブトラゲーニョのコメントから、補強についての部分を。

「クラブはマーケットを検討しているが、補強のための補強はしないだろう。ペペの離脱は我々にとって大きいものとなるだろうが、補強は難しいだろう。冬のマーケットでは、優れた選手には既にチームがあるのだから。現在、このクリスマス時期に選手の補強をするかどうかを検討中だ。ペペは優れたセントラルであり、彼に置き換えるということは難しい。また、我々はレアル・マドリーであり、彼に代わる選手たちをチームに抱えているということも事実だ。先日のバレンシア戦では、ガライが非常に素晴らしい試合を見せてくれた。」

要するに、何が何でも補強が必要だとマーケットに向かっていくつもりではないという発言、に聞こえます。足元を見られないための牽制の目的もあるだろうし、ペペがいないから即セントラルを補強というつもりではないのかもしれないし(例えばラテラルの方を補強したいとか)、あるいは現有戦力・カンテラの評価を考慮したいのかもしれない。できたら、やはりカンテラの選手が1人ずつでもトップチームに招集されて少しずつチャンスを手にできたら…と思うのですが、ディフェンスではこれはやり辛いだろうなあ。でも、ちょっと期待してみたい。


カカ
恥骨炎での欠場が続いているカカ(アルメリア戦、マルセイユ戦、バレンシア戦)は、マドリードで行われた2010年W杯の公式球「ジャブラニ」のプレゼンテーションイベントにて、自身の負傷についてコメント
「僕は良くなっている。既に治療の、非常に進んだ段階に来ている。でも、いつまたプレイできるのかわからない。すぐだろうけど、クリスマスが終わってブラジルから戻ってきたら、もっと良くなっているようにと望んでいる。」
確か、「全治○○」と明確な期限が出ていなかったように思います。フットボールでは職業病のようなところもあり、完治というよりは痛みがなく続けられるところまでもっていく、というくらいなのかなあ。昨シーズンはセルヒオ・ラモスもこれで苦しんでましたよね。辛いなあ。


同イベントには、他に、イグアインとシャビ・アロンソも、それぞれのナショナルチームのジャージを着て出席


コンフェデレーションズ杯のときに問題になったブブゼラを持たされるカカ、シャビ・アロンソ(ブブゼラの音がうるさいと、選手間の指示やコミュニケーションが取りづらいとシャビ・アロンソが発言、南アのファンの反感を買った)。アロンソ、そんな持ち方をしても、音程が変わるようなものじゃないと思うよ。


こなれすぎ
昨日行われた、恒例のクリスマス昼食会の日本語記事が出ていたのですが、


「レアル・マドリードのサッカーとバスケットボールのチームはクリスマスを祝い忘年会を行った。」

忘年会……だったのか。


イバン・カンポ
サンチアゴ・ソラーリに続いて、また懐かしい名前が登場。
あのカンポちゃんが、現在キプロス2部のAEK Larnacaというクラブでテストを受けている、というニュースです。このクラブは、現在キプロス2部の2位で、1部への昇格を狙っているとのこと。カンポちゃんは現在35歳、ログロニェスB→アラベス→バジャドリ→バレンシア→マジョルカ→レアル・マドリー(リーガ1回、CL2回、インターコンチネンタル杯1回、スペインスーペルコパ1回)→ボルトン→イプスウィッチタウンと流れ、イプスウィッチとの契約が切れて6ヶ月フリーの後、現在キャリアの締めくくりをキプロスに求めています。

いなくなる最初の日

2009-12-16 02:19:29 | football

ペペのこと
インタビュー、ファンへのメッセージ、手術について、とペペのニュースは、マドリー公式がてきぱきと日本語にしてくれてあるのですが、一応記録として。

まず負傷箇所の手術について。クガット医師の名前が出ていたりもしましたが、結局ペペはポルトガルに戻って手術を受けることを決めました。公式からそっくりそのまま。
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ペペの愛称で知られるケプレル・ラベラン・リマの希望により、彼の右ひざの前十字靭帯はポルトガルで有名なノロフナ医師が執刀する。12月17日の午前8時にポルトのオルデン・ダ・トリニダー病院で、レアル・マドリード・サニタス・メディカル・サービスのカルロス・ディエスもコーディネートで参加しながら手術が行われる。リハビリはチームのドクターであるファン・カルロス・エルナンデスがサポートする。選手と一緒にカルロス・ディエス医師とファン・カルロス・エルナンデス医師がポルトガルに移動する。
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術後すぐに移動とはいかないでしょうから、どれくらいかかるかわかりませんけど、手術箇所が安定したらマドリーに戻ってきてリハビリ開始ということになるんだと思います。

インタビューの日本語リンクはこちら。デラレからのコメントについて言及した箇所は、ちょっと呆然としてしまう。ペペの辛さもさることながら、「6ヶ月ならいいのに」というデラレの思いは、想像の範囲を超える。

火曜日朝には、激励のメッセージを送ってくれたチームメイトたちに会うため、ペペは松葉杖を突きつつバルデベバスを訪れたとのこと。ただし、この後のクリスマスの食事会には、残念ながら不参加。手術は木曜日の朝ですが、帰国、手術の準備などに取り掛からなければならなかったようです。


その食事会
公式の記事がやたら長いのは、そのうち日本語になるだろうということで置いておいて、ASの短い記事を読んでみた。
○会場はサンチアゴ・ベルナベウのパルコ、だそうです
○食事会の開始は14時30分
○一番最初に到着したのは、シャビ・アロンソ。1時間前。優秀すぎるというか、早すぎない?
○一番遅かったのはデラレらしい

ペペ以外は全員いたように記事からは読めるのですが、今朝扁桃腺の除去手術をしたばかりのルートとか、インフルエンザの疑い濃厚のガゴとか、出席できたのかは疑問です。無理じゃないかな。

ちなみに公式には、誰と誰が会話していたとか、誰と誰がどのテーブルについたかとか、フロレンティーノ・ペレスのご挨拶とか、そんな感じのことが書いてあります。公式ではGK3人も早く着いた組なんだそうです。また、ディ・ステファノ爺ちゃんとラウルの間の会話は、先日生まれたばかりのマリアちゃんのことだったとか…ディステファノにしてみれば、曾孫みたいなものかもしれない。


画像

なぜCロナウドの着こなしが気になるんだろう(なんかしっくりこない)



早かった人と遅かった人



サッカー、バスケ両カピタンは幹部テーブル、会長の隣に着席



その頃残りのカピタネスは…ゆるいな。



早めのレジェス・マゴス
昼食会の後、これも恒例になっています、病院への子供たち訪問。サッカー、バスケの選手たちはマドリー市内の複数の病院に分かれて、入院中の子供たちの元を訪れ、プレゼントを配ったとのこと。さすがにこの記事では、手術を控えているペペの他に、ルートとガゴもこのイベントを欠席したと書かれていました。


サニタス・ラ・サルスエラ病院を訪れたカピタン2名とCロナウド。ラウルって、こんなにちい…


Cロナウド、背伸びしてない?

光と影と

2009-12-15 22:35:09 | football

寒そうな人が増えてきた(でもカピタンは基本短パン)


欠席者増える
2日間のお休みをはさんで、マドリーはトレーニングを再開しました。今年最後のサラゴサ戦(土曜22時)まで、トレーニングはあと4回。試合が終われば冬休みです。

元気な人:17人
室内調整:4人(グティ、マルセロ、カカ、メツェルダー)
インフルエンザっぽいらしい:ガゴ(でも室内でのトレーニングはしたように読める)
扁桃腺炎の手術:ファン・ニステルローイ。火曜朝に無事手術終了
長期離脱:ペペ。ポルトガルで手術を受けることに決めたようです。

トレーニング終了後はベルナベウに移動して、バスケットボールチームと共に、恒例のクリスマス昼食会に臨む予定。


余計なお世話
ペペの代替を求めて補強話が一気に盛り上がったことで、ASでは、近年のマドリーの冬の補強についての評価を(勝手に)やっています。今となっては懐かしい名前もちらほらと。
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グラベセン:問題が多い
フロレンティーノが初めて冬に契約した選手。04/05シーズンのことだった。マドリーはエバートンに350万ユーロを支払った。06/07シーズン、49試合に出場しチームメイトたちといくつかの問題を起こし、280万ユーロでセルティックに去った。

ポルティージョ:証明となる
2005年1月に戻ってきたが、その前の7月にフィオレンティーナにレンタルされたばかりだった。わずか4試合のみに出場(138分)。05/06シーズン、クルブ・ブルージュにレンタルされ、06/07シーズンにナスティックに移籍した。07/08シーズン、オサスナが150万ユーロで獲得。

シシーニョ:カペッロと衝突
2005年12月に加入、サン・パウロには800万ユーロが支払われた。そのシーズンでは24試合に出場し、3ゴール。06/07シーズン、負傷とカペッロの信頼を得られず(7試合出場)。07/08シーズン、900万ユーロでローマに移籍した。

カッサーノ:反逆者
2006年1月に550万ユーロで加入、負傷し体重が数キロオーバーしていた。そのシーズンの残りと翌シーズンで、29試合に出場し4ゴール。2008年5月、この反逆的な選手は、フリーでサンプドリアに移籍した。

パレホ:プレイすれば完璧
クイーンズ・パーク・レンジャースに2008年夏にレンタル。しかし12月に復帰した。出場した5試合(84分間)では満足のでき。この夏にはヘタフェに300万ユーロで移籍したが、500万ユーロで戻ってくるだろう。

フォベール:痛みも輝きもなく
最近の冬のマーケットでは最大の失態。マドリーはウェストハムに、シーズン終了までの契約で150万ユーロを支払った。わずか2試合、127分間に出場したのみ。

マルセロ:固定される
2006年冬、マドリーは600万ユーロをフルミネンセに支払ってマルセロを獲得。カペッロにはほとんど使われなかったが(6試合)、シュスターとファンデの下では場所を確保、ファンデはインテリオールの位置に彼を置いた。ここでその価値が急上昇、ペジェグリーニの下、このポジションで先発の座を確保。既に92試合に出場している。

ガゴ:降格
2006年12月、マドリーはボカに1800万ユーロを支払ってガゴを獲得した。当初は疑いの目もあったが、ドブレ・ピボーテの基礎となった(07/08シーズンでは40試合に出場)。シャビ・アロンソの加入でベンチへ降格。エル・ブランコで98試合に出場している。

フンテラール:光と影
マドリーは、負傷したファン・ニステルローイに代わることを望み、2000万ユーロをアヤックスに支払った。素晴らしい活躍(ドブレーテが3試合)と、灰色の日々。15試合出場、8ゴール。1800万ユーロでミランに移籍。

ラス:チームの柱
ディアラの負傷を受けて、昨シーズンの冬に加入。マドリーはポーツマスに2000万ユーロを支払った。よく知られていない選手として加入したが、現在は、その献身と多才さをもって、チームの柱の1人となっている。昨シーズンは21試合に出場し、そのうち19試合では先発フル出場。今シーズンは既に17試合に出場し1ゴールを挙げている。

イグアイン:決定的に重要な存在に
2006年12月に、1200万ユーロでリーベルより加入。それ以来、彼のゴールは決定的で重要なものとなってきた。逆転で30回目のリーガ制覇を手にした際の重要なキーマンとなり、07/08シーズンもパンプローナで決めたゴールが31回目のリーガ制覇につながった。08/09シーズンには、マラガで1試合4ゴールを決めた。エル・ブランコでは既に44ゴールを挙げている。
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サンチアゴ・エルナン・ソラーリ

メキシコのクラブ、アトランテに所属するサンチアゴ・ソラーリは、クラブW杯を戦うため、現在UAEに滞在中です。バルサ戦を控えてのインタビューをASから。
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Q:アトランテは、明日の試合にどう臨むのでしょうか?
S:謙虚な男としてだ、間違いなく。このチームにとってめったにない機会だと理解している。でも近年の歴史における最高のチームに立ち向かうことを待ち望んでもいるんだ。人々は、アトランテの95年間の歴史上、チャンピオンになったことがあるのは、わずか3回だということを知っておかなければならない。

Q:そして、バルサを抑える方法は簡単なものではない。
S:間違いなくね。このチャンスに到達するために、僕たちはコンカカフの代表になるために、2年前にメキシコのリーグで優勝しなければならなかったわけだ(当時はまだソラリはチームにいなかった)。

Q:アトランテはどのように戦うのでしょうか?
S:いつでも足元から、ゴールに向かっていき、ボールをおろそかにしない。それがこのチームの本質だ。
(と一応日本語にしましたが、ここはまったくわからなかった……。)

Q:あなたにとって、この大会は目新しいものではないですね。
S:幸運なことに、リーベル・プレートで1回、レアル・マドリーで2回出場できたからね。

Q:今でもロス・ブランコス(レアル・マドリー)のことをフォローしていますか?
S:いつでもそうしているよ。

Q:クラブW杯の話に戻ります。どんなことが記憶に残っていますか?
S:すべてが大きく変わった。でも、この感覚はいつも同じだ。世界中のクラブが関わる最も望まれる大会で試合ができる喜び。13年前、リーベル・プレートのコーチ陣が、僕を飛行機に乗せるように呼び寄せてくれた。彼は下部組織の中でも若くて飢えていたけど、何も示すようなものを持たなかった。でも、そこにいることが重要だったし、すごく楽しんでいた。それから、最高のチームに所属した時を過ごした。レアル・マドリーはその中の1つだし、そこで1度トロフィーを掲げることができた。

Q:バルセロナと戦うことは、あなたにとってどんな意味がありますか?
S:今の僕たちを測るのに、世界で最高のチームだ。豪華で、スタイリッシュで、現実的な戦いをする......彼らがピッチ上で見せるものを目にするのは喜びだよ。

Q:(対抗する)手段はありますか?
S:メキシコリーグでも最も低い予算を持つチームの謙虚さを持って、明らかにね。もし僕たちが死なねばならないのなら、矢をこの胸に受けて死ぬだろう。背中ではなく。

Q:事態が悪くなることを隠さないつもりのように聞こえますが?
S:そんなつもりはないよ。

Q:メッシをどう見ていますか?
S:彼は世界で最高のフットボール選手だ。アルゼンチンでは皆が、彼のことをとても誇らしく思っている。そうはいっても、アルゼンチンの僕たちは、彼がバルサに対して恩義を負っていることは理解しなければいけない。そこで育ったのだからね。
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死ぬならば矢を胸に受け、の辺りはつい笑ってしまいました。いえ、本人真面目だとは思うけど、なんかちょっと気取った物の言い方がソラリっぽいなあと。がんばれ!


おまけ:我慢ならなかった
今日のマドリー公式には、「グラネロによる心理学」という記事があります。
ところで、当ブログのタイトルの一部「けんきゅう」は、当初、自分の専門分野である心理学の研究ネタを書こうという、どう考えても無茶な野望を持っていたところから来ています。けんきゅうネタを諦めてから久しいですが、公式の日本語ページの方を読んでいてムラムラきてしまいました。だって、テクニカルタームの日本語訳が変なんだもの。嘱託契約の勉強って、何よ。

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さらにグラネロが興味をそそられているのは「脳生物学、感情その他に関わる生理学に関連するあらゆること。行動主義の学習理論や動機付けにもとても興味があるよ。」
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臨床系なのかと思いきや(勝手にそう思い込んでた)、かなりの基礎寄り。面白いよね。領域がかなりかぶってるのが嬉しいです。そのまま上へ進んでくれないかなー。いや、その前に卒論がんばれ(書くのかな?)。

マドリー2報

2009-12-15 06:28:46 | football
ルート、手術
いつも公式を開く時はスペイン語ページからなのですが(タイトルくらいなら何となく何のニュースかわかるようになってきたから)、Van Nistelrooyという名前とoperadoという単語があったので「え?」となってしまいました。operadoは手術するという動詞の変化形だ、くらいの理解なんですが。で、即日本語ページを見たわけですが、

「ルート・ファン・ニステルローイは扁桃腺の再発頻度が多いため、前々から予定を組んでいた通り、明日サニータス・ラ・モラレハ病院で扁桃腺切除手術を受けることになる。」

だそうです。膝だのフィジカル部分でなくて良かった、とちょっと安心した。でも、扁桃腺どうのこうのとは別に、ルートはいつ戻ってこられるんだろう…。
(そして、移籍の可能性が本当にあるんだろうか)


短いけど
A Bola紙(ポルトガル)にペペのコメントが載ったそうで(Bolaのサイトでは見つけられなかった)、ASに載っていた分を、またざっくりと。
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先日のバレンシア戦で負った右膝の怪我について、ペペは現在のところ、南アフリカで行われるW杯までに回復するよう「プレッシャーをかけられて過ごす」ことは好まないとしている。ペペはポルトガルのスポーツ紙「A Bola」に対して、自分のチームを助けることができない悲しみを認め、また6月11日にスタートするW杯南アフリカ大会への参加に間に合うよう回復できない可能性も認めた。
しかしながら、ペペは「プレッシャーをかけられて過ごす」ことは好まないことを明確にした。なぜなら、今はただ、「手術のあと完璧になるようにトレーニングすること」を考えているだけだからだ。「俺は神とドクターたちの手の中にある」とペペは述べている。
一方で、クラブのゼネラル・ディレクターであるホルヘ・バルダーノは、同紙に対し、「ペペはフラストレーションを感じているものの、彼の仲間たち(チームメイトたち)からの完全なサポートを受けている」と述べている。バルダーノはさらに、現在手術の場所や日付もまだ決まっていないとしている。なぜなら、異なる選択肢があり、「最善の選択を補償できるようまだ検討中である」ためである。
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先は長い…

2009-12-14 20:23:49 | football
ペペ:“Destrozado no, estoy destrozadísimo”
「打ちのめされてるどころじゃない、本当にめちゃめちゃだ」
思いっきり意訳したらこんなだろうか。上手く日本語にしづらいのですが、Destrozadoは打ちのめされているとか粉砕されたとか、とにかく打撃を受けた様子で、destrozadísimoはその絶対最上級で、さらに強意の……はぁ。


皆、ペペと共に
マドリー公式には、トップチームの選手全員からの励ましのコメント。どうしても同じような言葉の繰り返しになっちゃいそうで上手く訳せる自信もなく……ただ皆からのコメントを眺めているだけなんですが、しみじみしてくるというか…うーん、やっぱりため息しかでてこない。
(全員分はありませんが、公式日本語に訳が少し。)


もうちょっとだけ詳しく
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マドリーは、シーズンの残りを、ペペなしで生き抜いていくことになる。ドクターは、昨日、ペペの負傷は膝の靭帯の断裂であり、6ヶ月の離脱となるだろうという診断を確定した。ペペは精神的に沈み込んでおり、クラブは48時間のうちに、どのようにしてスペシャリストに膝の手術をしてもらうかを決定するつもりでいる。
1時間後に、エルナンデス医師が、医療レポートを発表した。「前十字靭帯の断裂であると診断を確定しました。膝の他の部位は完全な状態です。」
「彼はシーズン終了ということですか?」
「そうです。6ヶ月の離脱となります。」
「ではW杯は?」
「難しいでしょう。重要なことは、彼が良い状態で回復すること、彼の膝がしっかりと安定することです。何年もフットボールをする年月があるのです。」
バルダーノは悲嘆に暮れていた。「ペペはかけがえのない存在だ。彼のような選手は他にないのに……。」
失意の後、ペペが次に向かうステップは、手術室となるだろう。48時間のうちにマドリーは、誰を執刀医とするか、膝の靭帯の治療に関する専門医から選択することになる。
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前十字靭帯以外の箇所は大丈夫だった、というのがこんな不幸の中でも幸いだ、と言えることかもしれません。でも悲しいなあ、やっぱり……。


大きく3択?
ペペの長期離脱、足りなくなるであろうディフェンスをどう補正していくか。必然的に、例えばこんな記事が増えています。
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ガライ先発か、ラモスがセントラルか、補強か
クラブのスポーツ部門は、今日集まり、ペペの長期離脱に対する最善の解決方法を決定する

マドリーのスポーツ部門は、今日ミーティングを開き、ペペの離脱に対する解決方法を模索する。バルダーノは既に昨日、こう述べている。「適切になるようチームを補正する必要を認識している。マーケットを良く見定める必要がある。我々は、ハイレベルの選手を怪我で欠いたのだ。」
マドリーは3つの解決法を検討することになる。1つ目は、ガライとアルビオルがディフェンスの先発となること、2つ目はラモスをセントラルに、アルベロアを右ラテラルに、マルセロを左ラテラルに置くこと。ラテラルを補強するかカンテラから引き上げる(マルコス・アロンソ)可能性もある。3つ目は、セントラルを補強すること。
マドリーは既に、ベレスのオタメンディの6ヶ月間のレンタルで、金を使わない可能性を検討している。移籍が必要となれば、カスティージャで2シーズンを過ごし現在ケルンに在籍するSchorchの名前が浮上する。この場合は200万ユーロかかる。同様に、シャルケ04に所属するペルーのザンブラーノ、アストン・ヴィラのクエジャルも良い情報だろう。ベンフィカのダビド・ルイス、エスパニョールのパレハ、あるいはビルバオのアモレビエタも良いが、この場合は来シーズンになる。
冬のマーケットでは、レアル・マドリーは、ラスやイグアイン、マルセロ(一応ガゴも入れてやって)などの成功例がある。その一方で、フォベールやグラヴェセンなど、うまく行かない例もあった。
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イケルの理由
20minutosのブログなので、ニュースというよりはコラムみたいなもんですが
「マルセイユ戦では不用意な飛び出しでペナルティを与えるし、バレンシア戦でも、2失点の場面でのミス。バレンシア戦が終わったときには、意気消沈したカシージャスを、マルセロやセルヒオ・ラモス、シャビ・アロンソなどがハグして励ます場面も。イケル・カシージャスの神通力(とスペイン語では言いませんが)はどうなった?」
というのがありました。

全部の答えにはなっていないのですが、ASによると、メスタージャでは相当なヤジだのブーイングだのを受けて、イケルはキレ気味だった模様。ざっくりと。
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レアル・マドリーのGKイケル・カシージャスは、マドリーがバレンシアと戦ったメスタージャでの試合において、10歳のクソガキお坊ちゃんと対決しなければならなかった。最初に出ていた横断幕は「イケル、メリークリスマス。トレーニングウェアちょうだい?」だったが、バレンシアのスタンドからは、ビジターのGKに対して一切の賞賛など向けられなかった。
試合前のウォーミングアップの間中、トレーニング中のカシージャスの後ろに陣取ったバレンシアのファンからの野次や侮辱に、カシージャスは耐えていた。カシージャスが受けた野次の例は、payaso(元の意味はピエロ)、hijo de puta(皆様おなじみ)、gitano(ヒターノ)あるいはsubnormal(頭おかしんじゃね、みたいな)などなどであった。GKコーチが、野次は無視するようにアドバイスしたものの、レアル・マドリーのGKは、結局1人のファンのところに向かい、「君がしなければならないことは、もっと教育を受けることです。10歳なりのね。」と言った。
結局カシージャスは、事態が大きくなるのを避けるため、前半は反対サイドのゴールを選らんだ。とはいえ、後半には場所が入れ替わり、カシージャスはあらゆる侮辱に耐え続けながら試合を終わる羽目になった。
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メモ:cancerbero(カンセルベーロ、GKのこと)

ASの記事内には、一部始終と、試合終了後にアルベロアやラモス、ラウル、シャビ・アロンソに慰められるイケルの様子が映っています。
さすがにこれは同情するなあ。GK、その場所から動けないもんね……けど、耐えて。

そんなイケルは、日曜日はヘタフェvsテネリフェの試合を現地観戦したらしい。


いよいよ冬
日曜~月曜にかけて、スペインでは気温が下がり、あちこちで降雪があったようです。マドリー市内でも。
選手の皆さん、明日のトレーニングに遅れないように。

翌日

2009-12-13 22:02:49 | football
ペペ、6ヶ月の離脱
マドリー公式より
本日、サニタス・ラ・モラレハ病院において、核磁気共鳴検査を行った結果、右膝の前十字靭帯の断裂と診断された。近日中に手術を行う予定で、離脱の期間は6ヶ月と考えられている。
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結局、最悪の結果でした。W杯、楽しみにしてただろうに……せめてそこだけでも、何とか間に合わないのかな……。


2日間休み
マドリーの選手たちは、今日明日と2日間休養。火曜日の10時30分より、サラゴサ戦に向けてトレーニングが再開されます。サラゴサ戦が終われば、クリスマス休暇。ですが、確か今年もどこかへ営業にいかなければいけなかったような。


サラゴサ
マドリーが次節で対戦するサラゴサは、昨日ラ・ロマレダでビルバオに敗れ、マルセリーノ監督の解任が発表されました。今節ここまで公式戦16試合で勝利は3試合のみ、国王杯も敗退。フロントと監督との関係もあまりしっくりいっていなかったこともあるようです。後任は未定(サラゴサBの監督が当面兼任の模様)。


後から追加:休日
シャビ・アロンソは、アンフィールドへ。
(結果は残念なことに……リバプール、どうしちゃったの?)


ペジェグリーニは、近場のビセンテ・カルデロンへ。
(結果は喜ばしいことに。ペジェグリーニ的に。アトレチコ……)

第14節

2009-12-13 08:02:17 | football

ペペの負傷について、初見では右膝の靭帯(複数形)に問題が起きている、ということのみ。

ASから、推測や不確定情報も含めて。
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ペペは右膝を損傷、3ヶ月~6ヶ月の離脱となる可能性
前半43分、ジャンプした後にまずい落ち方をして、ピッチを離れることになった。十字靭帯(前後は不明)に影響を受けていることがわかり、悲観論が広がっているが、今日(現地は0時を過ぎた)検査が行われる。

ペペは今夜のメスタージャでの試合で右膝を損傷、メディコの初見によると、3ヶ月~6ヶ月の離脱になる可能性がある。ペペは空中でのボールをビジャと競るためにジャンプし、着地する際に足のつき方が悪く、すぐに右膝を手で押さえた。
ピッチ上で動けない様子とともに、メディコがすぐに交代を進言したところからみても、不穏な状況であった。メディコは十字靭帯に損傷があることを認め、また半月板の損傷の可能性も示した。最悪の場合、彼の今シーズンは終了となる場合もある。ペペは既に、ポルトに所属していた際に、膝に深刻な負傷を負ったことがある。
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運がよければCLが再開される頃に……と期待を持ってはいますが、やはりかなり深刻な様子。最悪の場合、シーズン終了、W杯も危うい。最初の診断が間違いであってくれれば、と願っています。



公式のメディカルリポート
バレンシアとレアル・マドリーの試合の前半44分は、ロス・ブランコスにとって最悪の瞬間となってしまった。ラモスのヘディングがセーブされたプレイからすぐのこと、ペペはビジャとジャンプで競り合った後、負傷して倒れた。ペペはストレッチャーで運ばれなければならず、ロッカールームに入るときは目に涙を浮かべていた。最初の医学的診断は、同選手は右膝の靭帯に問題がある可能性を決定付けたが、日曜日に行われる検査の結果を待つ必要がある。


公式:チームメイトたちからのメッセージ
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バレンシア戦を終了した時、幸福感は完全なものとはならなかった。シーズンの中でもベストの試合をしたにも関わらず、レアル・マドリーの選手たちはペペの負傷への気がかりを見せていた。皆が、この辛い時に、彼をサポートしたがった。ハーフタイムまで1分というところで、ペペはビジャと競り合った後、顔に手を当てて倒れ、ピッチの上で痛みに苦しんでいた。最初の医学的診断では、右膝の靭帯に害が及んだ可能性が指摘された。「早く治ってくれるように僕たちは願っている。なぜなら、ペペはこのチームにとって基本になる選手だから。僕たち皆で彼をサポートする」といったメッセージが、マルセロやシャビ・アロンソ、ガライ、イグアイン、アルビオルなどから聞かれた。

ドレッシングルームから出てきたレアル・マドリーの選手たちからは、次々にコメントが聞かれた。マルセロは、最初にペペを元気付けるメッセージを示した1人だ。
「負傷がどの程度まで達するのか、まだ僕たちには正確なところはわからない。でも、ペペはいつも元気付け、どんな時でも僕たちを助けてくれる選手だ。だから今は、僕たちが彼を助けないといけない。できるだけ早く回復してくれるよう願っている。」
マルセロと同様に、シャビ・アロンソやガライ、ラモス、アルビオルもペペへのサポートを伝えたいと望んでいた。
アルビオル「ペペの負傷は痛手だ。できるだけ早く回復できるように皆で願おう。彼は僕たちにとって本当に重要な選手なんだ。怪我が深刻なものではありませんように。」
セルヒオ・ラモス「ペペの怪我は辛いものになった。彼はチームにとって重要な選手だ。できるだけ早く回復できるように願いたい。」
シャビ・アロンソ「間違いなく、この試合で起きた最悪な出来事だ。確実な診断が出るのを待たないといけないが、良い状態には見えない。ペペと共にある必要がある。」
ガライ「ペペの負傷は不幸なことだ。深刻なものでないよう願っている。僕たちは、いつでも彼をサポートするつもりだ。」

ゼネラル・ディレクターおよび会長補佐のホルヘ・バルダーノもまた、クラブからのサポートのメッセージを送り、ペペを元気付けたいとしている。
「我々はペペにこの勝利を捧げる。可能な限り怪我が短くて済むように願おう。彼が早く復帰できるように、一貫したサポートを提供していきたい。」
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確か、契約見直し・延長の話も出てましたよね。これで話が延期になったり…しないよね。なんかもう、やりきれないな……。


09/10 Liga Espanola 1a division Jornada 14
Valencia C.F. 2-3 Real Madrid C.F.

バレンシアの得点:ビジャ(58)、ホアキン(79)
マドリーの得点:イグアイン(53、64)、ガライ(82)

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ(44、ガライ)、アルビオル、アルベロア
MF:シャビ・アロンソ、ラス、ファン・デル・ファールト(74、ラウル)、マルセロ
FW:ベンゼマ(84、グラネロ)、イグアイン

よくがんばりました。というのが真っ先の感想。戦前言われていた「カカ抜き、Cロナウド抜き」のせいかどうか、前半開始からしばらくは押されていたし、ペペは負傷交代になってしまうし、得点しても追いつかれるし、リードしても追いつかれるし……はー、見てて疲れた。でも、やったこと、試合内容が報われる結果になってよかった。それに、試合中にがくっと集中力、ペースが落ちることも減っているように思うし(まったくないとは言わないけど)、良い内容・及第点の内容の試合が続けられる安定性も出てきたかなと思います。選手が少しずつ入れ替わっている中でできているんだから、チームとしてステップアップしていると言っても良いかも。
試合開始から押されてディフェンス陣がだいぶ下がってました。縦に通す長めのパスでマタとかビジャがラインの裏へ走り抜けるのを、必死になって捕まえたり抑えたり。シャビ・アロンソやラスはディフェンスのサポートの負荷が高く、マルセロやラフィも中盤の守備にまわり、FW2人が孤立したような感じに。ただ、時間が経過するにつれてタイミングが取れてきたのか、ディフェンスにも落ち着きが出てきた。とにかくマドリー中盤のがんばりが偉かったです。マルチェナとかバネガあたりの、パスが出る中盤を抑え、これでパブロやマタ、ビジャに良い形でボールが入らないようにして、ディフェンスラインもだいぶ押し上げられてペースが良くなったんではないかと思います。中盤、よく走ってたなあ……。
ベンゼマが相変わらず左サイドに行きたがって、もっと中に寄ればいいのにとも思うわけですが、これだけ続けるところを見ると、ああやって左に開いてから入ってくるのがやっぱり好きなんだろうな。イグアインの先制点のアシストになったのも、大きく開いてではないけど、エリア内の左深くまで突破してからだから、これでいいのかもしれない。でも、左にはクリスチアーノ・ロナウドもカカも寄っていくわけで……。前半の後半(ワイドオープン氏風に)は、右サイドを使う様子もありましたが、それが効果的かといわれるとやっぱりちょっと違うような。なんかほんと、不思議な選手。でも、今日は左が使いやすかったようだし、ちゃんと高い位置からプレッシャーもかけにいってたし、良かったんじゃないでしょうか。あとはオフサイドのルールを覚えてくれれば嬉しいかな。
イグアインは日々上手く強くなってますね。結果が出ればさらに自信がつくし、本当に充実してるんだろうなと思います。後半途中で、脚を引きずったところは焦りました。その後問題なくプレイできていたから、大丈夫だとは思いますが。でも、寒くなって、冬休み前の疲労のたまったこの時期は、やっぱり負傷が心配です。シャビ・アロンソとか、マルセロとか、ちょっとずつ軽い問題を訴えるケースが出てきているのも気になる。
決勝点のガライ。急な出場でしたが、最後に重要なゴールおめでとう! 試合が終わった後、ドレンテが飛びついていっていた(たぶん祝福のつもりであろう)のがほほえましかった。まだペペの負傷がどうなるかわかりませんが、ここまで出番のなかったガライの重みが増していくことだろうと思います。ガライの最終ラインからの配球に、ちょっと期待してます。

あと、イケルのパフォーマンスは……マルセイユ戦でもちょっとマズいプレイありましたよね。ラウルが先発から外されるようになって、途中出場の場合はキャプテンマーク移動させたりしないですから、ここのところずっとイケルがカピタンなわけですが、何か変な気負いとか意識とかになってないといいんだけど。って、スペイン代表でだって、ここのところずっとカピタンなんだし、メンタル云々は余計な気遣いか。
でも、ラウルに比べると、イケルのメンタルの波が目立つのはちょっと気になるところ。イケルがアルメリア戦後にロッカールームでチームメイトを非難したのを、シャビ・アロンソがやり返したなんてニュース(ソースも定かではないのでいたって怪しい話ではありますが)も見かけましたし。ディフェンダーたちがイケルに迷惑をかける機会の方が圧倒的に多いとは思うけど、お互い様な部分もあり、カピタンである以上、今までよりもさらに忍耐が必要になるんじゃないかと思います。

脱線。本日の放送で、一気に高感度をアップしたに違いないグラネロ。世間一般の22歳大学生としては、格段の収入を得ているはずですが、それでもアジア旅行の際にはバックパッカー姿であろうと思います。それ以外想像がつかないよ。

いつになれば

2009-12-11 20:20:57 | football
ちょっと気になるニュースが出てきたので、ペペのインタビューを仕上げる前にこちらを。グティの負傷についてです。ASから。
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グティの負傷は、この数日の間に、深刻な後退の様相を見せている。ASが知るところでは、11月19日にイグアインのタックルを受けて左脚の大腿四頭筋に負った強い血腫だが、ほとんど回復していないとのことだ。さらに1週間前、クラブのメディカルチームは、グティの脚から2cmの血腫を除去しなければならなかった。

「グティは、できるだけ早く回復できるはずの措置として我々が求める、すべてのステップを踏んできている。しかし血腫はほとんど縮小せず、血液の蓄積に、我々は不安を感じている。」 とメディカルチームはクラブに対し、第2カピタンの健康についての不安を報告している。事実、筋肉の回復が遅れていることおよび血腫が原因で生じた炎症を説明する情報を得るために、大腿四頭筋の負傷部位の培養(たぶん単語合ってると思う)が行われた。もし分析の結果、現在の治療がグティの負傷を回復させる可能性がないことがわかれば、グティは小さな手術をすることがあるかもしれない。
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マドリー公式より:Parte médico de Guti
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ホセ・マリア・グティエレス・“グティ”に対するMRI検査の結果、左脚大腿四頭筋の外側広筋に幅0.3cm×長さ4cmの小さな血腫が観察されたが、他の筋肉・腱の負傷に関する証拠は認められなかった。分析の結果、血腫は小さいものであり、完全に血腫が消失してトレーニングを再開できるようになるまで、医師と理学療法士の治療が続けられる。
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バレンシア戦、召集選手
変な流れですが、既に発表されてましたので、そのままバレンシア戦の召集選手。

GK:イケル、デュデク
DF:アルベロア、ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、アルビオル、ガライ
MF:ガゴ、ディアラ、ラス、ドレンテ、シャビ・アロンソ、ファン・デル・ファールト、グラネロ
FW:ラウル、ベンゼマ、イグアイン

選手は、本日18時45分にバルデベバスに再び集合し、19時30分にバレンシアに向け、バラハス空港を発つ予定です。
試合は土曜日22時より、日本では、WOWOWにしてはなんとも恐ろしく珍しいことに、LIVEだそうです。雨か槍でも降ってくるかもね。実況はワイドオープン氏なので、「バルセロナッ! 失礼、バレンシア」とか「アルベルダッ、いや、アルビオルッ」「アルベロアですね」とかやりたい放題でしょうね。


緊急追加召集
バレンシア戦の召集選手は、現地でお昼頃出たものでしたが、夜になって、カスティージャのDFマルコス・アロンソの追加召集が発表されました。ASによると、金曜のトレーニングでマルセロが脚の筋肉に違和感(ピンチャソとあるので、鋭い痛みがある様子)を感じたためだそうです。一応マルセロの代わりというのではなく、既に発表の18人にプラスしてマルコス・アロンソ、という態勢での遠征です。マルコス・アロンソは、以前こんな感じの記事でご紹介した左ラテラルの選手。
左ラテラルはアルベロアがいるし、中盤のマルセロの位置で即マルコス・アロンソが出るということもないだろうけど……中盤左、誰が出るんだろう? ドレンテ?

あなたの知らないペペ

2009-12-11 19:54:51 | football
(完成しました)
El Paisに載っていたペペのインタビューです。試合が終わった後の話とか、興味深いというか、今まで知らなかった一面です。

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ケプラー・ラヴェラン・リマ・フェレイラ(マセイオ、ブラジル、1983生)は、何年にも渡ってマドリーのセントラルディフェンスたちに影響を与えてきた特有の害悪が終わったことを誇りに思っている。笑顔と情熱、そしてまるでマルセイユとのチャンピオンの試合で得たダイアモンドであるかのように輝く5針の跡をもつ彼は、ビジャ、マタ、パブロの脅威の前に、ゴールを防御し閉鎖する保証としてメスタージャに向かう。

Q:今シーズンと昨シーズンでのディフェンスの違いは何でしょうか?
P:ペジェグリーニによれば、彼はディフェンスをできるだけ高い位置にあげてプレスをかけることが好きなんだそうだ。彼は、僕たちには中盤がボールを回収するのを助け、バックパスしてきたらそれを回収するための、十分に優れて速いセントラルがいると言っている。

Q:マルセロの新しいポジションについては?
P:ミステルの取る戦術はいつも同じだ。でも今、マルセロは中盤で重要な役割を担っている。彼は俺たちがもうちょっとだけ良くなるように、よりコンパクトにできるようヘルプしてくれる。いずれにしても一番に考えることは戦術的な調整でも選手でもなく、俺たちが試合の流れを見つけていくということだ。今はチームは走るのが減っている。最初は、俺たちは違う段階にいた。攻め込んだり、攻め込まなかったり、ボールがきたり、ボールがこなかったり......バランスがなかった。今は、俺たちはリズムを掴んでいる。どこで攻撃し、どこで攻撃しないかわかっている。いつポゼッションを上げ、いつ穴を探すか。俺たちには、ピッチの中で自分たちを知ることが必要だったんだ。

Q:チーム内でのクリスチアーノのコンディションはどうでしょうか?
P:じゅうぶんだね、もう! ロナウドとやっていて、俺たちはさらに良くなっている。彼は、戦術文化として本当に良いものを持っている。自分がボールを持っていないときにヘルプに行かなければならないことを彼は知っているし、チームがボールを持っているときには......。俺たちは、彼のためにプレイしようとした。なぜなら、それで自分がアクションを起こして試合の均衡を崩していかなければならない役割だと彼はわかるわけだから。対戦相手は彼に対して中途半端になってしまう。彼が、俺たちのFWや中盤のためにスペースを作り出すわけだからね。それが、俺たちのポゼッションを高める助けになる。

Q:ペジェグリーニをよく理解していますか?
P:ミスエテルはビジャレアル、より小さなクラブから来た。そしてだからこそ、負担は小さい。今、彼は落ち着いていると思う。マドリーは多くの良いものも、多くの悪いものも与えることができる。

Q:あなたがオーバーラップするのを見るのが難しくなっています。スピードの問題でしょうか、それとも用心深くなっているからでしょうか?
P:ある日、監督が俺にこう言った。「君はリスクを犯しすぎて走っている。君はチームメイトをカバーするつもりだろうが、もし君がボールに追いつかなければ、彼らは君にゴールを取らせようとするだろうな」って。何度も、行く必要はないと言われている。でもピッチの中では、彼の言うとおりにしないこともある。俺の仲間が口論を始めていたら、そうでなければバックチャージを受けたりしたら、俺は行くよ。俺は他の人間の領分に踏み込んでるんだろうけど。時には、命令よりも、仲間たちのために動くことも必要なんだ。

Q:試合では疲れますか?
P:俺はだいたい、肉体的によりも精神的に疲れて試合を終える。どの試合でも、何千ものシチュエーションをイメージして、そういったどんな可能性にも備えようとしている。そして時に、考えていた何千ものオプションにないことが起きて、秒単位のごくわずかな間に、ボールをカットするかあるいはどう解決するかを決めなければならない。よく、頭痛を抱えたまま家にたどり着いて、早くベッドに入って寝てしまいたい、ということがある。

Q:リラックスのために薬を服んだりしますか?
P:時には。でもそうしないように努力している。薬はそんなに好きじゃないからね。試合の後は、寝るのが難しい。そういう時はプレイステーションをやるんだ。

Q:何人か敵を殺してから眠りにつくというわけですか?
P:俺は「Call of Duty(ロシアの地での第三次世界大戦をモチーフにしたアクションゲーム)」が一番だ。貧民窟のシーンが一番好きだ。完璧だよ。俺たちは、マルセロ、カカ、ロナウド・ナザリオ(つまり本家ロナウド)や他のブラジルからの友だち、ポルトガル代表の友だち、マラガのエジーニョやドゥダも...皆、いっしょにやるんだ。

Q:人はあなたを見ると、通常はあなたのフィジカル、スピード、弾力性に目を奪われますが......
P:俺のクオリティは、フィジカルよりもメンタルにある。人生においてもあらゆる点でそうだ。もし何かの試験に備えるとしたら、普通は、自分を良い状態であるように保つだろう。俺はそうやってどの試合にも準備している。俺の身に決して起こらないはずの唯一のことは、注意を欠くことだ。俺はぼやけた存在になったりはしない。俺には根性がある。俺には力がある。

Q:もうビジャについては研究しましたか?
P:もうチョリ(アルビオル)と話し合いを始めている。俺にとって、ビジャはスペインで最高のFWだ。クリスチアーノとメッシは別としても、彼は一番変わった存在だ。バレンシアのFWがピチーチを争っているなんて普通じゃない(心からフォローすると、バレンシアなんか、とかいうんじゃなくて、昨シーズン、一昨シーズンみたいにボロボロ状態にもなったバレンシアで、コンスタントに点を取り続けているビジャは普通じゃないというほめ言葉なんだと思います、たぶん)。代表での活躍も良く知られている。俺は、彼の謙虚さと真剣さが好きだ。彼は、自分の仕事をうまくやろうと望んでやっている。いつも、俺を集中力とスピードの限界まで追い込むようなFWだ。5mのスプリントなんて俺はできない。身長があるけど、俺のストライドはもっと長くてトロいスピードでということになるから。ビジャは短い距離をすごい速さでスタートし、俺がマークするのを難しくするだ。さらに、何度もマークをはずし、何度もラインの間を外れていく。

Q:バレンシアのアタッカーたちは、セントラルの選手たちの自制心を失わせるような機動性を持ってますね。
P:わかっている。はっきりとね。もしFWが自分のゾーンを離れたら、彼は危険ではない。危険なのは、彼らがゾーンに入ってくることだ。FWが離れたら、それはセントラルの選手を引き連れて、代わりにチームメイトが入っていけるようにしたいということだ。俺は、相手のFWがゴールまでたどり着きたいなら、俺のエリアを抜けなければならないのだということを頭に入れている。そして俺は、そうならないようにする。彼らにボールを持たせて、マルセロやラス、シャビのヘルプを待つ方がもっと良い。

Q:オルティスに対するクリスチアーノの攻撃を見て(アルメリア戦でCロナウドがオルティスを蹴り飛ばし、2枚目の警告になった)、カスケーロへの攻撃を思い出しませんでしたか?
P:クリスチアーノの件は些細なことだ。俺の場合は違ってた。プレッシャーがまったく違っていた。俺たちは、リーガを戦っていた。ピッチの中で熱くなっていた。そして、俺は冷静さを失ってしまった。

Q:なぜフットボールが好きなのでしょうか?
P:毎日好きになっていっているさ! 俺の気持ちでは、ピッチに入る時はいつでも、これが人生で最後の試合だと思って入る感じだ。それが、俺をここまで、マドリーまでたどり着かせた。それに、ヘタフェとのリーガの試合でシーズンの残り出場できなくなった時、自分の世界が落ちてきたように感じた。説明できないような幹事だ。俺たちは人間だ。機械でも時に動かなくなる。もし俺たちが完璧なら、飢えも、犯罪も、女が男に殴られることも、男が女に殴られることも、子供たちが両親に虐待されることもないだろうに。

Q:あなたの給与が、チームの平均にも達していないというのは本当ですか?
P:俺の仲間たちがいくらもらっているかは知らない。でも、俺はここでプレイしたかった。俺はラモン・カルデロンによって獲得されて、それで給料は上がった。でも残念なことに、あの会長は任期を全うできずに去った。彼は、俺を同等に扱ってくれた。俺がここにやって来たとき、誰も俺を知らなかったし、俺の獲得にクラブは大金を費やした。ここで、俺は自分の価値を証明している。そして契約にサインした時、マドリーのセントラルたちにある呪いを打ち破る良いチャンスなのだと知ったんだ。俺は、チームメイトたちの助けを得て、それに成功してきた。俺には自分の場所がある。そして俺は落ち着いている。なぜなら、ガライやアルビオルを見ると、彼らには、俺が加入した時のようなプレッシャーがかかっていないように見えるからだ。誰も「マドリーにはセントラルが必要だ」とは繰り返さない。それは嬉しいよ。それにファンの人たちの愛情はプライスレスだ。

Q:ディフェンスは、フォワードよりも価値のある仕事だと思いますか?
P:イエス。俺たちは常に限界点にいるから。俺が失敗したら、即ゴールだ。FWが相手のセントラルを交わすのを失敗しても、何も起こらない。マルセイユ戦でのクリスチアーノを見てくれよ! 彼はGKとディフェンスにぶつかり、ボールが彼にとっておあつらえ向きの場所に転がってきたんだ! それでゴールだ。FWに幸運があれば、ゴールになる。最高だ。もし俺たちに幸運が合って戦いに勝っても、何も怒らない。これはちょっと見合わないな。でも、試合を見て、いろいろ分析するのが好きな人は……俺はセントラルになるようお勧めするよ。それに、マドリーは、ただクリアするだけでは十分じゃない。FWにボールを供給し、プレイを続けられるようにしないといけない。そういうのは……シャビ(アロンソ)と俺は、そういう起点のパスを出すのを本当に楽しんでいるよ。そういうことを知るためにその場にいないといけないな。俺たちはトレーニングでそういうことを話し合う。俺たちの起点が悪ければ、結果的に悪いものになる。俺たちが上手く始めれば、結果も上手くいくってことだ。

(了)
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得手不得手

2009-12-11 07:20:55 | football

室内から出てこられない(出してもらえない)3人+1


見込み
木曜のトレーニングでは、とりあえずシャビ・アロンソとセルヒオ・ラモスは全体のトレーニングに合流。バレンシア戦には出場可能であろう、というのが現在の見込みのようです。欠場が決定的なのは、いつもの3人+1、ルート、メツェ、グティ、カカ。


手に汗握りながら聞く
マドリー公式に、選手たちがコーラスに参加したマドリーの…何ていうんだろうこれは。応援歌みたいな。のビデオがあります。カピタン4=ラウル、グティ、イケル、セルヒオ・ラモスがオープニングのビデオに、コーラスにはさらにアルビオルが参加。
このニュース、確か1週間前くらいにASに出てたんですが、その記事を見て非常に危惧するものがありました。グティはいい、イケルもどうかと思うけどまあいい。心配していたのはラウルです。02/03シーズンの優勝時、市庁舎から歌った「カンペオ~ネカンペオ~ネ♪」のはずしっぷりももさることながら、マニアックな人はもしかしたら見たことがあるかもしれない、若かりし頃のイベントかテレビか何かで、グティ等と一緒に歌っている映像は衝撃でしたから。
ひどいんだもん、ラウルの歌(カピタンの名誉のために、映像は探して貼ったりしません)。

幸い、今回はコーラスだし皆一緒だし、酷いことはないようです。どうやら。