夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

布花を作る

2015年01月12日 | 手作り
年が明けて暇な時間が結構あるので、昔よく作っていた
「布花」(アートフラワー)を作ってみました。

アートフラワーというと飯田深雪アートフラワーが
有名ですが、「布花」は関西出身の布花作家、山上るいさんが
「アートフラワー」(布で作る花)を「布花」と命名して
世に広めたものです。
その昔(30年位前)月に1度、山上るいさんが東京に
やってきて新宿のカルチャーセンターで教えていた。私は
1年程カルチャーセンターに通って、るいさんに布花を
教わりました。るいさんが作る花は深雪フラワーのように
リアルな花ではなく、なんとなくアンティークがかって
なかなか素敵な花で夢中になりました。
その後、仕事をし始めたので「布花」作りからだんだん
遠くなり、又、先生(山上るいさん)が急逝という事も
あって、布花を作ることがなくなりました。材料もたくさん
ありましたが、使える材料は布花作りを続けている友達に
差し上げたりしましたが、作りかけは手元に残っている。
久々に処分するものは処分。ということでいろいろ
引っ張り出してみたら、コテをあてたままの花材や染色
した布がかなり残っている。
「捨てるのももったいない、一つ昔を思い出して作ってみるか」
となりました。
花材はピンクに染めたツイル。残っていたペップ↓を通し
 
5本ずつ纏めて。桜の花のようです。

茶色に染めた薄絹で茎を巻く

約60本程出来上がり、

昔作った小花(青い花)と合わせ

グラスに生けてみました。ちょっとしたブーケの出来上がりです。

年取って目も効かなくなり、おまけに人差し指がきかない
作るのに手がかかりましたがこうして作ってみると
「なかなかいけるじゃない」となりました。

「布花」作家山上るいさんの本を久々に開いてみました。

作品集より

るいさんの作る花は小花が多く

作る花の数も半端ではありません。100本なんて当たり前。

展示会に出品する花のパーツ作りなどお手伝いしました。



山上るいさんカルチャーセンターでは椅子ではなく
テーブルにドンと座り、タバコを燻らせ作り方を教える。
「でけた~」と関西弁で生徒の作品を見て回る。
私から見たらカルチャーセンターで教える先生としては
「ちょっと変わっている?」と思いました。
そんな豪快な先生も60歳にならないうちに亡くなって
しまいました。何で亡くなったかは分かりませんが
「タバコとお酒かな」と思ってしまった私です。

久々に作った「布花」まだ少し染めた材料が残っている。
暇をみては作ってみたいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする