夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

篆刻(てんこく)勉強会に行く

2022年11月20日 | 篆刻
今日は篆刻サークルの勉強会でした。
チャリで30分ほどの打瀬公民館へ

みんな集まって10月の課題「天地寿」
(長久なる天地のごとき長寿)の講評を受けました。

印の大きさ八分(約2、5cm)
以下先生の講評です。

  
一点一画しっかりと刻し白文印として堂々の
風趣あり「天」字、今一つ簡素すぎたか。
別字形一考の余地あり。


  
白文三文字なるも印面に過不足なく文字が
収まり安定感ある好印たり。満白印も可なり。
文字に欠けを入れ過ぎたか。


  
いつもの辺縁太く文字金文の作で古典によく
みられる構成の印である。時にはこの辺縁に
文字を小篆や印篆でまとめるのも良いかも
しれぬ。

  
点画が互いに伸展し合い、印面はバランスよく
構成されている。刀線に鋭味は少ないが、氏の
持ち味のおだやかな刀味は心地よい。


  
「寿」の圧倒的な力感からすると、右の二字は
やや軽さを感じるが、いかがか。「天」字の
点画線を伸展屈曲させるのも一手と思う。


  
点画に伸展の工夫が凝らされ印中に力感が漲る。
字形も辺縁も良い。


  
朱文印で「寿」字の刻には一苦労あったと思うが
きれいに刻され運刀の確かさが観て取れる好印である。


  
「天」の字形選択に成功して文字のまとまりがいい。
やや簡素さが強く出たか。古拙感が不足気味に
思われる。


  
印面に周縁界線が入ることで印に締まりが出た。
古拙感も味わえる作なり。「地」の斜線が印面に
動きを出している。

「L字界線が良いね」

  
太い辺縁に金文という古典風味のよく出た作。
文字回りに余白をとり空間の間合が素晴らしい。
辺縁に大きな欠けを入れるのも一手。


  
一見鉄線小篆の風趣が感じられる明快作である。
研究熱心な氏の面目躍如と言えり。


Nさんの参考印と先生の作品(守樸
印の大きさ一寸五分(約5cm)
 
どちらも回線を入れてある作品、守樸の「守」の下は
朱の余白が目立ちますが「余白も芸術の一つ」といわれた。

公民館近くのナンキンハゼは紅葉して

白い実もはぜてきた。
 

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