夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

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5月の篆刻勉強会に行く

2024年05月26日 | 篆刻
昨日は5月の篆刻サークルの勉強会でした。
打瀬の公民館まで大ちゃんのお母さんに送ってもらう。
4月の課題(春を思わせる言葉)の講評を受けました。
以下、先生の講評です。 


東風洪染萬家春
小篆七文字の力作である。中央にサンズイを配置し
印面に動きを演出して好印たり。刀線の欠損もなく
技術の高さを見たり。



光風霽月
印篆の白文印「月」字を横にして文字のバランスを
考慮している。筆画の多い字もあり運刀の着実さが
すばらしい。



蒲公英
この漢字を「タンポポ」と読むと聞く。文字の長短を
うまく配分して印面安定、辺縁の工夫に一考されたし



小春日和
文字の伸展に柔和さがあり、文字の意を伝えている。
「春」字がやや刻に難あり。辺縁は適度に変化ありてよし



春宵一刻
一見して辺縁の太さに漢印の趣を感じ入る作である。
文字も古風さを演出して見事なり。「一」字は単調にて
一考要す。



春宵一刻
朱文印と違って「一」字を繁字にして印面に重厚さを
与えている。印面に古風さを漂わせて好印たり。



雨香雲談(雨はよい香りを含んで降り、雲がうっすらと
たなびく)
対角に文字の画数を考慮した配字をして工夫の作。
サンズイは簡素なるも形状としてはいかがか。
一考の余地あり。



雨香雲談
辺縁と文字の太さの差が大きく個性を出す。
文字の金文表現は、氏の持ち味が出て好感。



賞花釣魚 (花を賞し魚を釣る。 悠々自適の境遇と
心境のたとえ)
一点一画の刀線に氏の力量が垣間見え、堂々の
印刻作と見る。一字目下部は横に広げすぎか。
左右の朱部を残す効果が消えた。



四月馬鹿
回文にして下部に重さを移し安定感を出す意図を
見る。全体として荒さのある刻は修正の余地あり。
撰文も一考


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