家の近くのコンビニの横でタクシーから降り、
コンビニでプリンを買った。
万が一、外出していたことがバレた場合に、
「プリンがどうしても食べたくなって買いにいってた」と
答えようと思ったのだ。
でも、携帯に電話もないし、みんなまだ寝ているのだろう。
すっかり明るくなった空の下を歩きながら、
プリンの袋をブンブン振り回す。
プリンがぐちゃぐちゃになろうが、この際どうでもよかった。
「付き合って欲しい」
ストンっと胸の中に収まった言葉。
別れたころを思い出して、激しく痛んでいた心が、
まあるく、まあるく、綺麗に修復された感じ。
このまま、こんなところに、グタグタといてはいけない。
マンションの玄関を通りながら、強く思った。
こっそりと、ドアを開ける。
中は出てきた時と同様に、静かなままだった。
子供達も良く寝ていた。
愛おしい愛おしい私の子供達。
かけがえのない私の子供達。
この子達を守れるのは、私しかいない。
こんなところで、不満をつのらせるだけつのらせて、
何の解決方法もないまま、この場にいてはいけない。
もう、迷わなかった。
子供達を起こさないように、こっそりとタンスを開けた。
働いていた時にためていたお金。
子供達の着替え。
長女の肌の薬。
歯ブラシ。
長男のお気に入りの人形。
私の着替えとお化粧道具。
すべてカバンの中に詰める。
どうせ夫は昼過ぎまで寝ている。
子供達が起きたら、すぐに実家に帰ろう。
朝食の用意まで終わらせてから、
ようやく落ち着いてソファーに座る。
先ほどの彼からのメールを何度も読み返し、
そして返事を書いた。
コンビニでプリンを買った。
万が一、外出していたことがバレた場合に、
「プリンがどうしても食べたくなって買いにいってた」と
答えようと思ったのだ。
でも、携帯に電話もないし、みんなまだ寝ているのだろう。
すっかり明るくなった空の下を歩きながら、
プリンの袋をブンブン振り回す。
プリンがぐちゃぐちゃになろうが、この際どうでもよかった。
「付き合って欲しい」
ストンっと胸の中に収まった言葉。
別れたころを思い出して、激しく痛んでいた心が、
まあるく、まあるく、綺麗に修復された感じ。
このまま、こんなところに、グタグタといてはいけない。
マンションの玄関を通りながら、強く思った。
こっそりと、ドアを開ける。
中は出てきた時と同様に、静かなままだった。
子供達も良く寝ていた。
愛おしい愛おしい私の子供達。
かけがえのない私の子供達。
この子達を守れるのは、私しかいない。
こんなところで、不満をつのらせるだけつのらせて、
何の解決方法もないまま、この場にいてはいけない。
もう、迷わなかった。
子供達を起こさないように、こっそりとタンスを開けた。
働いていた時にためていたお金。
子供達の着替え。
長女の肌の薬。
歯ブラシ。
長男のお気に入りの人形。
私の着替えとお化粧道具。
すべてカバンの中に詰める。
どうせ夫は昼過ぎまで寝ている。
子供達が起きたら、すぐに実家に帰ろう。
朝食の用意まで終わらせてから、
ようやく落ち着いてソファーに座る。
先ほどの彼からのメールを何度も読み返し、
そして返事を書いた。