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ある平凡な主婦の、少しの追憶(41/50)

2007年07月20日 11時56分49秒 | ある平凡な主婦の、少しの追憶(一部R18)
私もあなたがあの子と別れたと聞いたとき、色々色々思った。
でも今、愛する子供達と出会うために、あの別れはあったのかな・・・と思っています。

条件が全部揃ったら・・・それもそれで神の手、だよね。
そんな風に言ってもらえるなんて、夢にも思わなくて・・・涙出ました。
このメール、一生大切にしたいので頭の中に永久保存します。

今ね、人生の最大目標できちゃった。
また、あなたと出会えるその日がきたときに、
素敵な女性でありたいので、
もう下向かないで生きていこうと思う。
私、がんばるね。

あなたのこの後の人生が幸せでありますように祈っています。



送信したのと同時に長女が起きてきた。

「おはよう。今日はおばあちゃんちに行くわよ」

言うと、長女はぱあっと顔を明るくして、

「じゃあ萌、こないだバアバが買ってくれたワンピース着ていく~!」

と、張り切ってトイレに向かっていった。

長男もノソノソと起きてきた。

「おはよう。今日、バアバのおうちに行こうね」

意味が分からないらしく、小首をかしげた長男。
まだ眠たそうだ。

「バスに乗って行こうね」

するとバスと言う言葉に反応して、

「ば、ば、ば、ば、ば~♪」

と嬉しそうに歌いだした。

かわいい私の子供達。
この子達は私が守る。

もう、下を向かないで生きていく。
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