今時、オートロックではない、古びた鍵のついたドア。
低い天井。
ドアを入ってすぐにベッドがある、小さな部屋。
薄暗い室内。
冷房が効きすぎている、冷たい乾いた空気。
赤いカーテン。
すべて8年前と同じだった。
靴を脱ぐのももどかしいくらいの性急さで、唇を求めあった。
噛みつくようなキス。
吸い付くようなキス。
そうしながらも、お互いの洋服を競争するかのように脱がせていく。
勝ったのは私の方だった。
上のシャツを脱がされる前に、素早く彼のベルトを外し、Gパンのファスナーを下げて、勢いよくズボンを引き下げる。
そこに出てきたものを見て、思わず笑ってしまった。
「何笑ってんの?」
不満そうに彼が言う。
「いや・・・あいかわらず・・・曲がってるな、と思って」
「笑うなよ!気にしてるんだから!」
言いつつも、その声は怒っていない。
おかしなもので、この8年の間で、彼の顔の記憶は時々ぼんやりとするのに、
彼のモノに関しての記憶はやけに鮮明だった。
触り心地まで、まざまざと思い出せた。
その、本物の彼のモノを優しく握る。
右方向に曲がりながら大きくなっている彼のモノ。
愛おしい、愛おしい、彼のモノ。
ピクリ、と彼が震える。
その隙に彼の手から抜け出し、彼の前にひざまずく。
そして、そっと、その愛おしい彼のモノを口に含んだ。
低い天井。
ドアを入ってすぐにベッドがある、小さな部屋。
薄暗い室内。
冷房が効きすぎている、冷たい乾いた空気。
赤いカーテン。
すべて8年前と同じだった。
靴を脱ぐのももどかしいくらいの性急さで、唇を求めあった。
噛みつくようなキス。
吸い付くようなキス。
そうしながらも、お互いの洋服を競争するかのように脱がせていく。
勝ったのは私の方だった。
上のシャツを脱がされる前に、素早く彼のベルトを外し、Gパンのファスナーを下げて、勢いよくズボンを引き下げる。
そこに出てきたものを見て、思わず笑ってしまった。
「何笑ってんの?」
不満そうに彼が言う。
「いや・・・あいかわらず・・・曲がってるな、と思って」
「笑うなよ!気にしてるんだから!」
言いつつも、その声は怒っていない。
おかしなもので、この8年の間で、彼の顔の記憶は時々ぼんやりとするのに、
彼のモノに関しての記憶はやけに鮮明だった。
触り心地まで、まざまざと思い出せた。
その、本物の彼のモノを優しく握る。
右方向に曲がりながら大きくなっている彼のモノ。
愛おしい、愛おしい、彼のモノ。
ピクリ、と彼が震える。
その隙に彼の手から抜け出し、彼の前にひざまずく。
そして、そっと、その愛おしい彼のモノを口に含んだ。