きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

何となく筋を一本外す

2012-10-06 21:03:01 | 近場の異邦人
休日出勤を昼過ぎに終え、市の北部にある職場から、市の南部にある大型ショッピングセンターまで走る。ルートが決まってしまっているので何となくつまらないと思い、初っ端の信号で、筋を外しにかかる。
すぐに踏切でつかまる。

JRの踏切は長い。ろくに下調べもせずに大丈夫かという感じで止められたように感じる。やがて、鈍行が結構な速さで通り過ぎる。
道が限られるので、何となく山の方へ行く。山へ行きすぎると、傾斜がきついのでほどほどの道を選びながら行く。

残念ながら行き止まりになりそうなので引き返す。

こちらは何となく行けそうなのでぐんぐん行く。

そこそこ高いところに来ているらしい。市内のお城の方が見えた。

峠を越えてやれやれと思っていると、突然道が狭くなる。

何とか、家があるところまで降りることができた。

この廃屋、味がある看板を残している。でこの直後、おおここに出たのかという感じのところに出る。JRの線路を越えていたので、もろにトンネルの上を通ったらしい(と思っていたら勘違いだった)。ネットでは確認するのが難しい道だった。
ここまででまだ4キロぐらいか。充分満喫したがまだ残り10キロぐらいはあるはず。
しばらくは、よく知っている道を行く。で、何となく外す。

京都に同じ名前の神社があった。懐かし。で、大きな道路に出て、再びこの道の一本脇を走る。

川沿いを行く。これは橋の上から。転落防止の網と思われるが。

やがて空港へ行く大きな道を横切り、再び狭い路地を行く。ただまあここは何回か通っている。そして、この次は何となくではなく、そういえばと思いついて方向を変える。この日唯一の思いついて、である。

古い家がたくさんあるから、以前はメインルートだったのだろう。ちなみにこの道を空港の方へ向かう。これぐらいかなというところで曲がり、南下する。きょろきょろと辺りを探しながら走る。
あった。

はじめは分かりにくかったが、少し前の新聞で紹介されていて注意してみていたので分かった。何度か通ったことがあるのにそれまでは全然分からなかった。

戦争時に戦闘機を敵の攻撃から守るために格納したという「掩体壕(えんたいごう)」である。松山空港近辺には3基残っているらしい。予定はしていなかったが、よく思いついて、この目で確認することができた。満足。
掩体壕を見てからはそのまま大きな道を行ってもよかったが、また何となく道を外れ、さらに南下する。

再び橋の上。遠くに空港近くの工場が見える。
やがて、行き止まりになる。

大きな川なので幾つも橋が架かっているわけではない。橋の方まで川沿いを進む。

川を渡り、ここも何度か走ったことがある道を行く。

私鉄の古い駅舎を過ぎると、国道に入るのがいつものパターンだが、まだ出たくない感じで何となく国道から遠い方へと足を向ける。
田圃の中、高架の道路をくぐる。でかい道路だ。
くぐると行き止まりになっていたので右に折れ、左に折れして、ぼちぼち到着かなというところでまた踏切に捕まる。私鉄の踏切は短いはずだが、案外長い。

渡ると駅がすぐ近くにあった。だからか。
で、無事終了。

別に写真撮りまくるほどでもないのですが、道を一本外すだけで、全く違う光景になるのは事実。
行き止まりにビクビクしながらも、時々は思い切って外すのもよし、ですか。