きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

思ったよりバリアはフリーではない

2018-01-22 14:43:00 | 脊髄内血管腫との邂逅
リハ庭周回、初の雨天中止か?という感じでこれを打っている。

さて、昨日は外出した。交通機関については事前にネットや直接電話で調べバリアフリーになっているところを確認した。結果、私鉄とバスの利用についてはほとんど問題がなかった。
それよりもなかなかだなあと思ったのは道路と店。

でこぼこしているわ坂道はあるわ傾斜に偏りがあるわ歩道と車道の段差が結構あるわ。自転車道がある道は、自転車が通る緑のところは車道から歩道への段差がないが、これ車椅子通っていいんかなみたいな。後、でこぼこしていない広い道は走りやすくても傾斜が結構あって登るにはなかなかだった。

道路については、先日の年末の神戸M君が病院に立ち寄ってくれることになった日も同じことを思った、この日は外出許可を貰っていたので、M君が来るまで病院の周辺を散歩した。生まれて初めての外漕ぎである。

あてもなくうろうろと30分ぐらい。路肩はでこぼこしているし、車もチャリもよく通るので気が抜けんし(チャリの高校生はスマホ見ていて完全に気付くのが遅れていた)、カーブのところは傾斜があって漕ぐのに難儀した。もう全然進まん。

いつものリハ庭の漕走なら30分ぐらいで2~2.5キロは確実に行けるが、この日は2キロも行っていない。一般道を漕ぐというのは自分が想像している以上に大変なことだと思った。本当に考えてもみなかったところで難しさを感じたしドキドキしたし。

で、昨日についてはその道路だけでなく店もなかなか大変だと感じた。店といってもコンビニである。上の棚のモノは取れないのは仕方がないとして、棚卸しのためのプラのボックスワゴンが通路においてあったりして、通れないことしばしば。

加えてトイレ。車椅子は入れるが手摺がないから便器に移るのに四苦八苦する。水を流すレバーも後ろにあるため使いにくい(儂は上半身自由が利くから良いが)。

街の商店街自体は通りやすいが店に入ろうとはなかなか思わんかった。

ファーストフードも入ったが、結局店の中で食べるのは何となく止めてテイクオフにしたし。何か気後れして編なの注文してしまったし。

デビュー戦は苦い経験も少なからずした、ということ。思ったよりハードルは高いなあと。
こういうことはこれまで恥ずかしながら気付かなかったな。

帰ったら職場のNさんから。

御礼のメールを出すと、道路の歩きにくさとかNさんも同じようなことを考えていたようで。
街に出ること自体、案外大丈夫で何とかなる面はあるけど充分ではない、という点は押さえておかねばならないと感じた。
Nさんの本を読む。雨はまだ止まない。