1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

暗譜 苦手克服の第一歩

2015年06月17日 | Weblog
画像はプリントした楽譜。
4月にプレソの演奏会が終わり、今月から新年度のための練習が始まります。

8月23日(日)に石巻・女川公演(石巻マンドリーノとのジョイントコンサート)を予定しているので、そのための練習も平行して開始。
というわけで、曲数がとても多いんです。
19曲、しかもプレソの定期演奏会用は4楽章もの、3楽章ものがありますので、ボリュームがすごい。
なおかつ、プロコフィエフが難しい。

発表会が終わるまで手つかずだったので、これを2日でさらわなければ。ううう。

さて、暗譜の話です。

長年書き続けていますが、私は暗譜が苦手です。
片岡マンドリン研究所の発表会は暗譜で弾かなければならないので、私にとってはとても気が重いのです。
譜面台を立てないと、ノーメイクで東京へ出かけるくらい弱気になってしまうのです。
苦手意識からつい後回しにして、いつもギリギリなんとかなるか、ならないか(・・・)という状態で本番の日を迎えます。

苦手
でも
やらなければならない

ということは決まっているので、これはもう根本的に取り組み方を替えようと今頃になってやっと思ったのです。

今までは、何度も弾いて譜面の景色(念写方式)や指の場所でなんとなく覚える、というやり方でした。
ソルフェージュを習っている先生に相談したところ、まず階名読みでとにかく歌って覚えるのがいいだろう、ということでした。
滑走アルペジオや14連符など、細かいところもとにかく階名で歌う。
和音は上の音を。

少しずつ区切りながら、不器用にその作業を積み重ねていきました。
私の普段の弾き方は、

譜面→階名読み→指
ではなく
譜面→指

なので「わざわざやる」という工程でした。

階名ですっかり歌えるようになり、それと指の動きや場所、全体の流れ、色や風(自分のイメージするもの)のミックスで、暗譜ができました。
今まで譜面を見ないときは、「途中で真っ白になったら」とか「この先はどうだっけ」という風に先々の心配ばかりしながら弾いていましたが、この覚え方をしたら、不安感がかなり無くなったんです。
それを通常やっている人には、「なんだそんなことか」でしょうねえ。

やればできるよ
できるよやれば

というクレイジーケンバンドの歌を口ずさみつつ、これからもこの方法でやっていこうと思います。


コメント
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