1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

ヴァイオリンとプレソの共演

2013年06月24日 | Weblog
ペーター・ヴェヒター ヴァイオリンリサイタル
昨日終了しました。

縁あって、ペーター・ヴェヒターさんのリサイタルに、プレクトラムソサエティが共演させていただくことになりました。
来日中のペーターさんとANAインターコンチネンタルホテルで初顔合わせをしたのが、確か4月頃。
その時点では、一体どのような共演になるのか、不安なことばかりでした。
とにかく滅多にできない貴重な経験になることは確実なので、なんとか実現させたい、という気持ちは強かったです。

折衝担当メンバーの奮闘のおかげで、いろいろな難関をくぐり抜けることができました。
演奏会当日は会場リハーサルが無しとのことで、前日の午前中がリハーサル。
その中でもプレソの持ち時間は1時間。
しかもメンバーは全員揃わず。

でも音を出してみたら、心配ごとよりも、ペーターさんの出す音色や全身から伝わる音楽に、すっかり夢中になりました。
短時間でどんどん変わっていく私たちの演奏。
このリハーサルの様子を全部録音しておけばよかった・・・。ああ無念。
客席で聴いてくださっていたペーターさんの奥様から、大きな拍手をいただきました。
充実したリハーサルが終わり、一旦解散。

夕方、場所を移動して二度目のリハーサルです。
このときは全員参加できました。

午前中よりさらに良くなり、本番が楽しみになりました。
練習後は、すこし雑談にも付き合ってくださいました。
気さくで朗らかな方なんです。
チャルダッシュとマンドリンは合うね、というような話をしてくれました。

武蔵小山の商店街で打ち上げ。
この商店街、とても長くてにぎわっていて驚きました。
そして、ペーターさんとの演奏で興奮したせいか、気付けば終電の時間になっていました。


そして、いよいよ演奏会当日。

19時開演、リハーサルは無し。
会場に入れるのは18時。
入館してから30分間で受付の設営をしなければなりません。
しかも、ふたつの団体でやっているので、どうもいろいろ認識が違って悩ましい。
でも悩んでいる時間もなく、すぐに開場。
お客様をお迎えし、あっという間に開演5分前になりました。


【プログラム】
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ5番 イ長調KV 305
ベートーヴェン:スプリングソナタ ヘ長調 Op.24

パッヘルベル:カノン(ケイ・ムジークフロイデ合奏団)
ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ(プレクトラム・ソサエティ)
モンティ:チャルダッシュ(プレクトラム・ソサエティ)

シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574
クライスラー:ウィーン風小行進曲

アンコール
クライスラー:愛の悲しみ
クライスラー:美しきロスマリン


2階席で演奏を聴きました。
ペーターさんとピアノの門田さんの素晴らしい演奏にすっかり魅了されました。
特にスプリングソナタは、これまで何度も聴いたものと違う、新しい魅力を感じました。

20分の休憩で、急いで控室に戻って着替えと準備。
2部の最初のケイムジークフロイデ合奏団は、小学生から大人まで、楽器もヴァイオリン・フルート・オーボエ・ホルン・クラリネット・トロンボーン・サックス・トランペット・ピアノ・グロッケン・アルトリコーダーというグループでした。
この画像は前日リハーサルのものです。

カノンの演奏後、プレソメンバーで配置転換をして、いよいよプレソとペーターさんのステージです。
舞台袖で「笑顔で弾こう」と言い合った通り、メンバーは本当に楽しそうに弾いていました。
トリッチ・トラッチ・ポルカが終わった時、客席が大いに沸いていて、お客様との一体感を味わいました。

2曲目はチャルダッシュ。
これは前日のリハーサルで、ペーターさんが急遽指揮者無しでやろうと決めました。
曲の冒頭は、ペーターさんが熱く強く合図を出してくれて、それに応える厚みのある音で始まりました。
美しいドラのソロ、そしてペーターさんのヴァイオリン。
ペーターさんの全身から発せられる音楽に、メンバー全員が心をひとつにして集中する。
さらに大きな拍手をいただき、満足してステージを降りました。
舞台袖ではペーターさんが私たちひとりひとりを握手で迎えてくれました。うれしかった!

シューベルトとクライスラーを聴くために、また急いで客席へ。
ウィーン風小行進曲が特に印象に残りました。
ロスマリンの終わり方も良かったなぁ。
あれだけの曲をずっと立って演奏して、しかも前日は会場を移動してのリハーサルもこなしているペーターさん。
71歳とは思えない体力です。

終演後も、延々と続く撮影とサインの依頼に笑顔で応じてくれました。

私はチャルダッシュの譜面にサインをいただきました。

名前入りです。
一緒に弾けて楽しかった、いい経験をさせてもらった、と言っていただきました。

終演が遅かったので、横浜近辺のメンバーで打ち上げをし、充実した一日が終わりました。

最後にプレソの楽器の写真を。


素敵なオールドがたくさん。
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